距離感
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オレは興奮していた。
いけない事をしている自覚が頭の隅に微かに過ぎるが、目の前の光景にその考えはすぐ消えてしまう。
「んっふぅ…ん、ふ…」
なんて…妖艶なんだ。
こいつにこんな色香があるとは。
あてられてしまう…。
それ以上に何も知らないこいつを汚してしまっいる様な背徳感が、さらなる興奮材料にさえなってしまっていた。
なぜ、この様な事になってしまったのか。
振り返るがほぼ無意識に近かった。
さくらの唇が、潤んだ瞳が、その色香に目が離せないでいた。
トントンと触れ、そのまま唇をなぞるとくすぐったいのか眼を一瞬閉じたが、身体を引く事なくそのままされるがままでいた。
口吸いはダメだ。
こいつに触れてはダメだ。
この身体が虫魔ばれている以上、それだけはずっと我慢してきていたのに。
歯止めが効かなくなりそうだ。
泣いても止めてやれそうにない。
晋作、それだけはダメだぞ。
自分に言い聞かせながら、それでも行為を辞めれずにいた。
オレは指でさくらの唇をなぞった。
その先へ進みたくて、許しが欲しくて少しだけ口を開けた。
もう少し…もう少しだけ。
オレが口をあけたのを見ると、少し戸惑いながらもその小さな口をさくらはゆっくり開いたのだ。
頬が赤い。
オレはその口に人差し指を一本入れた。
「んっ!?」
驚き身体を引くこいつを逃さない様に、後頭部を開いた方の手で固定しさくらを逃さないようにした。
きっと噛んでしまうと思ったのか、眉を下げ、申し訳なさそうな顔をこちらに向けたのさえ興奮する。
何をされているのかわかってないのか。
無垢なこいつを犯している様で、オレの中でも葛藤は続いていた。
悪い気もするが、もっと他の顔を見たいと言う男の感情にオレは指を更に奥へと動かし、指を舌へ絡ませた。
オレは指を増やし、口腔を犯し続けた。
さくらはただ、されるがままにその行為を受けていた。
「んっふっ、ふっうぅ。はっ」
ちゅぷじゅぷ、と言う水音。
端からは唾液が垂れ、目には涙を浮かべ、噛まない様にしてるのか必死に耐えている姿に、さらに他の顔を見たくて耳朶、頸、首筋と、後頭部に当てていた手で身体を触ると、こいつは全てに対していい反応を見せるのだ。
「ん!…ふっ、やっぁ、ふ、んん。」
くすぐったいのか、身体を強張らせ始まるが、オレの指は止まらない。
「んっん、はぁ、ふ!ちゅ、ちゅ」
さくらの声と、水音と唾液の音を聞きながら、一旦指をゆったりと引き抜いた。
さくらとオレの指にはその行為の後を物語る愛糸がテラテラと光り繋がっていた。
「はぁ、はぁ、はぁ…。」
さくらの吐息さえも甘く感じる。
今のオレには全てが興奮材料だった。
オレはその指をまるで口吸いの様に口付けた。
病気を思うと出来ない。
まるでさくらとの口吸いを想像し、瞳を閉じた。
眼を開けるとさくらは真っ赤な顔で、熱のこもった瞳を潤ませオレを見つめていた。
さくら「高杉さん…」
オレはさくらを抱きしめた。
さくら「ん…。」
高杉「苦しいか?」
さくら「ううん。大丈夫。……もう、終わり?」
高杉「!!!っ」
こいつは何を言ってるのかわかっているのか!?
顔に一気に熱が集まり、口元が緩んでしまう。
見られたくなくて、片手で顔を隠した。
その時だ、袖をクンクンっと軽く引っ張られ、視線をそこへ向けた。
やはり袖口を引っ張っていたのはさくらで、見上げる形でオレをみていた。
可愛い!!
素直にそう思った。
少しだけ甘えているのか、身体を少しくねらせた後、目を閉じて唇をオレに向けていた。
こ、これは。
口吸いをしてくれと言うのか!?
意味わかっているのか!?こいつは!!?
今のオレには強すぎる煽りに、オレは腰に来るゾワリとした感覚に耐えた。
このオレ様が小娘一人に、戸惑うなんて今までに一度もない事だった。
この現実に少しだけ驚いたが、その姿は滑稽だろうか。
でも相手がさくらだと話は違う。
まともに冷静なんていられるものか。
戸惑っているオレに、さくらは目をゆっくりと開けた。
さくら「?…き、キス…しない、の?」
真っ赤な顔で辿々しくきくものだから、それがあまりにも可愛くて笑ってしまった。
「な!!!!!わ、笑うなんて!酷いっ……私言うのとても……恥ずかしかったのに。」
最後の方は小声で聞き取れにくかったが、男としてこいつに申し訳ない事をしたのだけはわかった。
「!!!すまん!!お前があまりにも可愛かったからな。…あと、せっかく可愛く言ってもらって嬉しいんだが、その、きす?とはなんだ??」
「…………え?…え!?」
先ほどより真っ赤な顔で、眉をさげていた。
それなのに益々赤くなっていく。
そして、さくらは反転し、両手で顔を隠した。
しかし、見える耳が真っ赤だ。
なんとも愛おしく可愛いやつだ。
絶対他の奴に渡すものか。
「やだ、もー…恥ずかしい。死んじゃう」
なんと可愛い事を言うのか。
愛しさが募るばかりだった。
オレは恥ずかしがって背中を向けるさくらを後ろから優しく抱きしめた。
すっぽり入る大きさもまた可愛い。
「教えてくれ。」
「…え?」
「それはどう言うものなんだ?」
「も、もしかして…この時代には、ない…の?」
なんとなくさっきの行動でわかったが、恥ずかしがるこいつをまだ見てみたい。
「や、やだ!!!絶対教えない!」
「今後の参考に出来ないだろ?お前が望むなら叶えてやりたいしな!」
「むーーー~~、ずるい〜。」
真っ赤で口を紡ぐさくらが可愛くて、今すぎ抱きしめたいが、この初めて見せる顔をよく見たい。
「な?」
「うー、恥ずかしい…」
「教えてくれたら何でも一つお前の言うことを聞いてやる!」
「…でも、これ、きっと女の子からするのもじゃ…?ないかもしれないし?」
「そうなのか?」
「私も初めてだから、わからないよ!」
「っ!そーなのか!?」
「え?…あ!!!!」
さくらは自分で言ったのがわかったのか、これ以上ないほど赤くなった。
この顔も、「きす」と言う行為もオレだけなのか?
オレだけが知っている顔なのか?
そう思うとなんとも、男として嬉しいものか。満ち足りた気持ちと高揚感に愛しさが募っていく。
オレがそうこう考えている間に、さくらはガバリと起き上がった。
少しだけ離れたことさえも、寂しく思えて仕方がない。
もう少し抱きしめていたかった。
さくらが振り向き、オレを見据える。
心地よい風が下ろした髪を撫でる様に吹き抜け揺れる。
その髪を耳にかける仕草に、ドキリとした。
いつも下から見下ろしていたが、寝転ぶオレと腰掛けているさくらを見上げる感覚は初めてだった。
「綺麗だな…」
「!!!」
その言葉を皮切りに、ゆっくりさくらがオレの方へ近づいてきた。
そして瞬間。
ちゅ
オレは驚いた。
何が起きたのかわからなかった。
右頬に感じたのは柔らかい感触。
さくらを見たら、口を手で抑えて立ち上がった。
オレはあまりの衝撃に惚けてしまっていた。
「やっぱり最初はしてもらいたいから、口にはしません。初めては女の子の夢なんだから…だから、今度は高杉さんからしてください。それがお願いごとです。」
背中を向けたまま話すさくらは、そう言って最後に振り向きこう言ったのだ。
「……キスわかりましたか?高杉さん?」
「っ!!!!!!」
そして、さくらは駆け出して言ってしまったのだ。
驚きで動けなかったオレは触れられた頬に手を当て上半身を起こした。
そしてそのまま俯いた。
風が熱い。
まるで熱があるようだ。
顔も身体も全身が熱い炎のようだ。
なんとも可愛い行動を取るんだ。
オレの…悩みも知らないで。
あいつの前では、悩みなんてちっぽけに感じてしまう。
次は…口に…。
想像したら、緩む口元をどうにも出来なくて顔を伏せた。
口吸いを出来ない事はわかっている。
病が移ってしまう。
絶対に出来ない行為だ。
それでも、さくらとのキスを想像してしまうと、とても嬉しいものだ。
だからこそ、悩むより前へ。
この病さえも打ち勝ってみせる。
単純なものだな。
オレも。
あいつに見られなくて良かった。
こんなかっこ悪いところ…。
本当にさくらには敵わないな。
オレは熱が収まるまで、その場から動けずにいたのだった。
完
.
いけない事をしている自覚が頭の隅に微かに過ぎるが、目の前の光景にその考えはすぐ消えてしまう。
「んっふぅ…ん、ふ…」
なんて…妖艶なんだ。
こいつにこんな色香があるとは。
あてられてしまう…。
それ以上に何も知らないこいつを汚してしまっいる様な背徳感が、さらなる興奮材料にさえなってしまっていた。
なぜ、この様な事になってしまったのか。
振り返るがほぼ無意識に近かった。
さくらの唇が、潤んだ瞳が、その色香に目が離せないでいた。
トントンと触れ、そのまま唇をなぞるとくすぐったいのか眼を一瞬閉じたが、身体を引く事なくそのままされるがままでいた。
口吸いはダメだ。
こいつに触れてはダメだ。
この身体が虫魔ばれている以上、それだけはずっと我慢してきていたのに。
歯止めが効かなくなりそうだ。
泣いても止めてやれそうにない。
晋作、それだけはダメだぞ。
自分に言い聞かせながら、それでも行為を辞めれずにいた。
オレは指でさくらの唇をなぞった。
その先へ進みたくて、許しが欲しくて少しだけ口を開けた。
もう少し…もう少しだけ。
オレが口をあけたのを見ると、少し戸惑いながらもその小さな口をさくらはゆっくり開いたのだ。
頬が赤い。
オレはその口に人差し指を一本入れた。
「んっ!?」
驚き身体を引くこいつを逃さない様に、後頭部を開いた方の手で固定しさくらを逃さないようにした。
きっと噛んでしまうと思ったのか、眉を下げ、申し訳なさそうな顔をこちらに向けたのさえ興奮する。
何をされているのかわかってないのか。
無垢なこいつを犯している様で、オレの中でも葛藤は続いていた。
悪い気もするが、もっと他の顔を見たいと言う男の感情にオレは指を更に奥へと動かし、指を舌へ絡ませた。
オレは指を増やし、口腔を犯し続けた。
さくらはただ、されるがままにその行為を受けていた。
「んっふっ、ふっうぅ。はっ」
ちゅぷじゅぷ、と言う水音。
端からは唾液が垂れ、目には涙を浮かべ、噛まない様にしてるのか必死に耐えている姿に、さらに他の顔を見たくて耳朶、頸、首筋と、後頭部に当てていた手で身体を触ると、こいつは全てに対していい反応を見せるのだ。
「ん!…ふっ、やっぁ、ふ、んん。」
くすぐったいのか、身体を強張らせ始まるが、オレの指は止まらない。
「んっん、はぁ、ふ!ちゅ、ちゅ」
さくらの声と、水音と唾液の音を聞きながら、一旦指をゆったりと引き抜いた。
さくらとオレの指にはその行為の後を物語る愛糸がテラテラと光り繋がっていた。
「はぁ、はぁ、はぁ…。」
さくらの吐息さえも甘く感じる。
今のオレには全てが興奮材料だった。
オレはその指をまるで口吸いの様に口付けた。
病気を思うと出来ない。
まるでさくらとの口吸いを想像し、瞳を閉じた。
眼を開けるとさくらは真っ赤な顔で、熱のこもった瞳を潤ませオレを見つめていた。
さくら「高杉さん…」
オレはさくらを抱きしめた。
さくら「ん…。」
高杉「苦しいか?」
さくら「ううん。大丈夫。……もう、終わり?」
高杉「!!!っ」
こいつは何を言ってるのかわかっているのか!?
顔に一気に熱が集まり、口元が緩んでしまう。
見られたくなくて、片手で顔を隠した。
その時だ、袖をクンクンっと軽く引っ張られ、視線をそこへ向けた。
やはり袖口を引っ張っていたのはさくらで、見上げる形でオレをみていた。
可愛い!!
素直にそう思った。
少しだけ甘えているのか、身体を少しくねらせた後、目を閉じて唇をオレに向けていた。
こ、これは。
口吸いをしてくれと言うのか!?
意味わかっているのか!?こいつは!!?
今のオレには強すぎる煽りに、オレは腰に来るゾワリとした感覚に耐えた。
このオレ様が小娘一人に、戸惑うなんて今までに一度もない事だった。
この現実に少しだけ驚いたが、その姿は滑稽だろうか。
でも相手がさくらだと話は違う。
まともに冷静なんていられるものか。
戸惑っているオレに、さくらは目をゆっくりと開けた。
さくら「?…き、キス…しない、の?」
真っ赤な顔で辿々しくきくものだから、それがあまりにも可愛くて笑ってしまった。
「な!!!!!わ、笑うなんて!酷いっ……私言うのとても……恥ずかしかったのに。」
最後の方は小声で聞き取れにくかったが、男としてこいつに申し訳ない事をしたのだけはわかった。
「!!!すまん!!お前があまりにも可愛かったからな。…あと、せっかく可愛く言ってもらって嬉しいんだが、その、きす?とはなんだ??」
「…………え?…え!?」
先ほどより真っ赤な顔で、眉をさげていた。
それなのに益々赤くなっていく。
そして、さくらは反転し、両手で顔を隠した。
しかし、見える耳が真っ赤だ。
なんとも愛おしく可愛いやつだ。
絶対他の奴に渡すものか。
「やだ、もー…恥ずかしい。死んじゃう」
なんと可愛い事を言うのか。
愛しさが募るばかりだった。
オレは恥ずかしがって背中を向けるさくらを後ろから優しく抱きしめた。
すっぽり入る大きさもまた可愛い。
「教えてくれ。」
「…え?」
「それはどう言うものなんだ?」
「も、もしかして…この時代には、ない…の?」
なんとなくさっきの行動でわかったが、恥ずかしがるこいつをまだ見てみたい。
「や、やだ!!!絶対教えない!」
「今後の参考に出来ないだろ?お前が望むなら叶えてやりたいしな!」
「むーーー~~、ずるい〜。」
真っ赤で口を紡ぐさくらが可愛くて、今すぎ抱きしめたいが、この初めて見せる顔をよく見たい。
「な?」
「うー、恥ずかしい…」
「教えてくれたら何でも一つお前の言うことを聞いてやる!」
「…でも、これ、きっと女の子からするのもじゃ…?ないかもしれないし?」
「そうなのか?」
「私も初めてだから、わからないよ!」
「っ!そーなのか!?」
「え?…あ!!!!」
さくらは自分で言ったのがわかったのか、これ以上ないほど赤くなった。
この顔も、「きす」と言う行為もオレだけなのか?
オレだけが知っている顔なのか?
そう思うとなんとも、男として嬉しいものか。満ち足りた気持ちと高揚感に愛しさが募っていく。
オレがそうこう考えている間に、さくらはガバリと起き上がった。
少しだけ離れたことさえも、寂しく思えて仕方がない。
もう少し抱きしめていたかった。
さくらが振り向き、オレを見据える。
心地よい風が下ろした髪を撫でる様に吹き抜け揺れる。
その髪を耳にかける仕草に、ドキリとした。
いつも下から見下ろしていたが、寝転ぶオレと腰掛けているさくらを見上げる感覚は初めてだった。
「綺麗だな…」
「!!!」
その言葉を皮切りに、ゆっくりさくらがオレの方へ近づいてきた。
そして瞬間。
ちゅ
オレは驚いた。
何が起きたのかわからなかった。
右頬に感じたのは柔らかい感触。
さくらを見たら、口を手で抑えて立ち上がった。
オレはあまりの衝撃に惚けてしまっていた。
「やっぱり最初はしてもらいたいから、口にはしません。初めては女の子の夢なんだから…だから、今度は高杉さんからしてください。それがお願いごとです。」
背中を向けたまま話すさくらは、そう言って最後に振り向きこう言ったのだ。
「……キスわかりましたか?高杉さん?」
「っ!!!!!!」
そして、さくらは駆け出して言ってしまったのだ。
驚きで動けなかったオレは触れられた頬に手を当て上半身を起こした。
そしてそのまま俯いた。
風が熱い。
まるで熱があるようだ。
顔も身体も全身が熱い炎のようだ。
なんとも可愛い行動を取るんだ。
オレの…悩みも知らないで。
あいつの前では、悩みなんてちっぽけに感じてしまう。
次は…口に…。
想像したら、緩む口元をどうにも出来なくて顔を伏せた。
口吸いを出来ない事はわかっている。
病が移ってしまう。
絶対に出来ない行為だ。
それでも、さくらとのキスを想像してしまうと、とても嬉しいものだ。
だからこそ、悩むより前へ。
この病さえも打ち勝ってみせる。
単純なものだな。
オレも。
あいつに見られなくて良かった。
こんなかっこ悪いところ…。
本当にさくらには敵わないな。
オレは熱が収まるまで、その場から動けずにいたのだった。
完
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