距離感
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私と高杉さんはキスをした事はない。
と、言うか私の気持ちを伝えていない。
いつからかだろう。
高杉さんへこの気持ちを抱く様になったのは。
一人で不安な時期もあった。
寂しくて、不安で泣いた夜もあった。
目が覚めて、変わらない風景に落ち込んだ時もあった。
でも、そんな事を感じなくなったのは、龍馬さん達や大久保さん、そして高杉さんや桂さんの長州藩邸のみんなと過ごす様になってからだ。
高杉さんが笑うたびに、桂さんが微笑んでくれるたびに、ここにいていいんだって感じる様になった。
そして、高杉さんが私を見つけてくれるたびに一人じゃないんだって、嬉しくなった。
守ってくれるたびに頬が熱くなった。
高杉さんも「嫁、嫁」と言ってくるがそれは冗談に聞こえてしまう。
高杉さんは私の事どう思ってるのかな?
普通の子と変わらないのか、それ以下かもしれない。
もう一緒に住んでいるから、家族みたいな愛情なのかもしれない。
そう思うと怖くて聞けなかったし、言えなかった。
そのまま、お互いの気持ちを伝える事なく過ごして来た。
だからこそ驚いたのだ。
こんな真剣な瞳を向けてくる高杉さんが初めてだったから。
さっきから心臓の早音が全身に警戒音を鳴らしている。
キューンっとしか言い表せない、胸の苦しさが高杉さんへの好きを表している様だった。
まるで……キス…してるみたい、だったな。
私は自分の考え方を忘れ去る様に、ギュっと目を閉じた。
それでも、止まらないキューン、キューンというサイレンの早音を聞きながら目を逸らさないでいた。
そして、ゆっくりと目を開けると、高杉さんと眼が会う。
そこには…さらに熱が篭っていた瞳を見ることになった。
高杉さんはさっきと同じ指をゆっくりとまた私の方へ近づけノックをする様にトントンと、優しく唇に人差し指が触れたのだ。
驚いた。
言葉を発せずトントンと、触れる指先から、高杉さんへ視線を向けると、高杉さん口元が動いた。
熱っぽい瞳のまま、少しだけ口を開けたのだ。
その妖艶さに私はつられてゆっくりと口を開いた。
すると、スルリと高杉さんの人差し指が私の口の中へ入って来たのだ。
「んむっ!!?」
驚いてしまい一瞬噛みそうになってしまう。
高杉さんを見ると構わないとばかりに更に奥へ入って来たのだった。
どうしたらいいかもわらかず困惑してしまう私に、高杉さんは更にそのまま指を動かし始めたのだ。
「んっふ!やっ、ふぅ、む、ちゅ、ちゅぷ」
ザワリとした。
舌を撫でる高杉さんの指を噛まないよう意識を集中させた。
少しこそばゆい感覚にも似た甘い刺激に眼を瞑った。
それでも高杉さんは舌を捕まえようと口内で指を動かす。
指を抜き差ししたり、歯裏をなぞったり、舌に絡ませたり、私は初めての体験に困惑しながらそのまま高杉さんの指を噛まないように気を貼るのが精一杯だった。
息もくるしくなり、溢れた唾液が唇から垂れているのも感じられたが、高杉さんは辞めようとしなかった。
「んっふっ、ふっうぅ。はっぁ」
私はもう何が何だかわからなくなっていた。
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と、言うか私の気持ちを伝えていない。
いつからかだろう。
高杉さんへこの気持ちを抱く様になったのは。
一人で不安な時期もあった。
寂しくて、不安で泣いた夜もあった。
目が覚めて、変わらない風景に落ち込んだ時もあった。
でも、そんな事を感じなくなったのは、龍馬さん達や大久保さん、そして高杉さんや桂さんの長州藩邸のみんなと過ごす様になってからだ。
高杉さんが笑うたびに、桂さんが微笑んでくれるたびに、ここにいていいんだって感じる様になった。
そして、高杉さんが私を見つけてくれるたびに一人じゃないんだって、嬉しくなった。
守ってくれるたびに頬が熱くなった。
高杉さんも「嫁、嫁」と言ってくるがそれは冗談に聞こえてしまう。
高杉さんは私の事どう思ってるのかな?
普通の子と変わらないのか、それ以下かもしれない。
もう一緒に住んでいるから、家族みたいな愛情なのかもしれない。
そう思うと怖くて聞けなかったし、言えなかった。
そのまま、お互いの気持ちを伝える事なく過ごして来た。
だからこそ驚いたのだ。
こんな真剣な瞳を向けてくる高杉さんが初めてだったから。
さっきから心臓の早音が全身に警戒音を鳴らしている。
キューンっとしか言い表せない、胸の苦しさが高杉さんへの好きを表している様だった。
まるで……キス…してるみたい、だったな。
私は自分の考え方を忘れ去る様に、ギュっと目を閉じた。
それでも、止まらないキューン、キューンというサイレンの早音を聞きながら目を逸らさないでいた。
そして、ゆっくりと目を開けると、高杉さんと眼が会う。
そこには…さらに熱が篭っていた瞳を見ることになった。
高杉さんはさっきと同じ指をゆっくりとまた私の方へ近づけノックをする様にトントンと、優しく唇に人差し指が触れたのだ。
驚いた。
言葉を発せずトントンと、触れる指先から、高杉さんへ視線を向けると、高杉さん口元が動いた。
熱っぽい瞳のまま、少しだけ口を開けたのだ。
その妖艶さに私はつられてゆっくりと口を開いた。
すると、スルリと高杉さんの人差し指が私の口の中へ入って来たのだ。
「んむっ!!?」
驚いてしまい一瞬噛みそうになってしまう。
高杉さんを見ると構わないとばかりに更に奥へ入って来たのだった。
どうしたらいいかもわらかず困惑してしまう私に、高杉さんは更にそのまま指を動かし始めたのだ。
「んっふ!やっ、ふぅ、む、ちゅ、ちゅぷ」
ザワリとした。
舌を撫でる高杉さんの指を噛まないよう意識を集中させた。
少しこそばゆい感覚にも似た甘い刺激に眼を瞑った。
それでも高杉さんは舌を捕まえようと口内で指を動かす。
指を抜き差ししたり、歯裏をなぞったり、舌に絡ませたり、私は初めての体験に困惑しながらそのまま高杉さんの指を噛まないように気を貼るのが精一杯だった。
息もくるしくなり、溢れた唾液が唇から垂れているのも感じられたが、高杉さんは辞めようとしなかった。
「んっふっ、ふっうぅ。はっぁ」
私はもう何が何だかわからなくなっていた。
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