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最近変わったことが三つほどある。
一つめは、私たちSeeDが倒そうとしていた"魔女イデア"が、"ママ先生"に戻ったこと。
二つめは、私たちの仲間のリノアが急に気を失い、倒れたこと。
三つめはー
「スコール…」
「…」
三つめは、幼馴染みであり私たちの班長でもあるスコールのこと。彼は思ったことをあまり口には出さないため、初対面の人にはよく冷たいやつだと誤解されがちだが、本当は誰よりも仲間思いで優しくて暖かいやつだってことを私は知っている。
だけど、
「ねぇ、スコール。いい加減休みなよ。」
「…名前……」
「スコールまで倒れちゃったら元の子もないでしょ?それにリノアだって悲しむよ。」
「、あぁ…」
リノアの名前を出したらわかりやすく瞳が揺れた。…仲間思いだってことは知ってたけど、ここまでだとは知らなかった。スコールのことは仲間の中でも一番よく知っている気でいたんだけど…私もまだ勉強不足なのかな。
彼ースコールはもうずっとリノアの眠る保健室にいる。みんなリノアは勿論、スコールのことも心配してるんだよ?だからいい加減休んでほしい。スコールまでリノアみたいになっちゃうのは嫌だよ…
「…名前。」
「!…なに?」
彼に名前を呼ばれてどきっとした。色々な意味が含まれているどきどきだ。
…まさか呼ばれるとは思っていなかった。
「……………」
「…ん?」
「いや、なんでもない…」
そう言って結局口を閉ざしてしまったスコール。ねぇ、そんなに私って頼りない?それともリノアじゃないから?
少しだけ、むかつく。
「なに?そんなにリノアが好きなの?」
「…は?」
ー段々苛々してきた私は、頭に浮かんだ言葉をそのまま口に出してしまった。
ハッと口を手で抑えるが、もう出てしまった言葉、戻すことはできない。
少し気まずさを覚えながらスコールの方を見た。
スコールは、悲しそうな瞳でリノアを見つめていた。
「……どうだろうな」
悲しそうな深い青空の奥には、愛しさが覗いているのを私は見てしまった。なによ、好きなんじゃない。誤魔化したつもりかもしれないけど、お見通しだっつーの。
「……ふぅ〜ん…」
とりあえず気づかないフリをした。
確かにリノアはいい子だ。元気で明るくて、優しくて可愛くて、守ってあげたくなる。まるで"可愛い女の子"そのもの。私も何度もリノアの明るさに救われているから分かる。
それに比べて私は、暗くて素直じゃなくて嫌味ばっかり出てきて、可愛くもない女だ。ー分かってたじゃないか。リノアは可愛くて、自分は可愛くなくて、勝ち目がないことくらい。それなのに期待して本当に馬鹿みたい。
それに友達に嫉妬しまくりで、本当に最低なやつ。
ーこんな私なんて、魔女になってスコールの手で殺されてしまえばいいのに。
ふとそんなことを考えてしまい、私は本当に最低なやつだと心の中で自分を睨みながら自室へ戻り、枕へ顔を埋めた。
ごめんね、リノア。ごめんね、スコール…
「可哀想な子……」
そして私はーー
ーーーーー
時期はDisc3開始時点。
夢主はおそらくこの後魔女になると…!!
2019/4/1
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