3-3の教育実習
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それからというもの、怜は少しずつ話しかけることに成功していた
「深澤先生、岩本先生と仲良いってほんとですか!?」
「え!?そうなの?」
「よく知ってるね〜。照とは昨日もご飯行ったよ。まぁ、この実習生メンバーは皆んな仲良いけどね」
「深澤先生、さっきのココわかんなくて…」
「ここはね〜、あ、青海も聞く?」
「あ、私は大丈夫です」
「ふっか先生!」
「お?なんだぁ〜?」
「呼んでみただけです!」
「何だよっ!てか青海爆笑しすぎだろ!」
「ふっか先生〜、さっきの授業、仁那が寝てました〜」
「だって、眠かったんだもん」
「え、マジ?俺視力悪いから見えなかったわ」
「ふっか先生!聞いてください、さっき仁那が深澤先生って顔デカいよねって…」
「ちょっと!わざわざ本人に言う必要ないじゃん!」
「うん、そこは嘘でも否定しようか青海」
「ふっか先生ー!」
「え?何する気…」
「どうした?」
「仁那が岩本先生に「待った待った待った!」
「照?なんかあったの?」
「何でもないです!」
気づけば怜は深澤先生からふっか先生と呼び名を変えていた
割とみんなも“ふっか先生”と呼んでいて、もしかして深澤先生呼び名の私だけないんじゃ…と思わなくもない
ちなみに最後の話は私が岩本先生にクッキーを差し入れした話だ
趣味でよくお菓子作りをするから、余ったから、という程で渡したのだ
運動音痴な私は初回の授業で岩本先生の目にすぐ止まり、話すことが増えていった
岩本先生には、ここまで運動できない子初めて見たって笑われて、少しショックだったけど…
授業の時に、丁寧に教えてくれる岩本先生には感謝しかない
それも踏まえて、「安いとは思いますが、いつもの迷惑料です!」なんて言って渡したら笑いながらも「ありがとう」と貰ってもらい、私が気持ち悪いくらいにニヤニヤしていたという話だ
「照といえば、青海なんか仲良いよね?」
「え!?そんなことないですよ!」
私はただ、岩本先生を崇めているだけなんです
他の女の子達同じく、キャーキャー言ってる中の1人です
「あ、わかっちゃいますー?」
「怜!?」
怜がそういう話好きなのは知ってるけど、深澤先生は岩本先生と仲良いんだからあんまりそういうこと言わないでよ〜
「まぁ、照はモテるもんな」
「何言ってるんですか!自分もモッテモテじゃないですか〜?」
「お、梅田わかる?モテるってのも大変なのよ…」
なんかコケされた感があるんだけど…
最初多いんだよね、私を下げるような話が
深澤先生と話そうと必死なのが伝わってくる
そこまでする?とは思うけど、まぁ、岩本先生を推している私がいえたことじゃないな…と思っている
「じゃ、午後の授業も頑張れよ〜。青海は放課後またな」
ひらひらと手を振って去っていく深澤先生を寂しそうな目で見る怜
最近、思うんだよね
怜って、もしかして深澤先生に恋愛感情持ってるんじゃないかって…
「いいなぁ、仁那」
「ん?」
「放課後にまた会えるんでしょ?いいなぁ…」
部活に入ってない怜は授業が終わると速攻でかえるか、ダラダラ学校でお喋りしてるかの2択
私も部活入っているとはいえ、ゆる〜いから、普段は一緒に放課後過ごしたりしているけど…
「大会までもう1ヶ月だからね。地区大会に進めるなんて思ってもいなかったから」
今は、大会前だ
休んでいられない
少しでも良いモノにできるように
少しでも良い結果を残せるように…
「まぁだカラオケ行けないの?」
「そりゃあ今は声、大事にしなきゃだし」
「ちょっとだけでも?」
「ん〜…、ちょっとだけだと余計にもっと!ってなっちゃうからね〜」
「あ〜、そっか」
そうは言うが、怜のその表情は不満そうで
「終わったら1日カラオケ尽くししようね?」
「1日じゃたんないよ」
怜の機嫌が良くなることもなく、5限目の予鈴が鳴る
黙って席に戻る怜を見ながら思う
前はあんな感じじゃなかったんだけどな…
午後イチの授業は、お昼のポカポカ陽気も相まってあまり集中することができなかった…
「深澤先生、岩本先生と仲良いってほんとですか!?」
「え!?そうなの?」
「よく知ってるね〜。照とは昨日もご飯行ったよ。まぁ、この実習生メンバーは皆んな仲良いけどね」
「深澤先生、さっきのココわかんなくて…」
「ここはね〜、あ、青海も聞く?」
「あ、私は大丈夫です」
「ふっか先生!」
「お?なんだぁ〜?」
「呼んでみただけです!」
「何だよっ!てか青海爆笑しすぎだろ!」
「ふっか先生〜、さっきの授業、仁那が寝てました〜」
「だって、眠かったんだもん」
「え、マジ?俺視力悪いから見えなかったわ」
「ふっか先生!聞いてください、さっき仁那が深澤先生って顔デカいよねって…」
「ちょっと!わざわざ本人に言う必要ないじゃん!」
「うん、そこは嘘でも否定しようか青海」
「ふっか先生ー!」
「え?何する気…」
「どうした?」
「仁那が岩本先生に「待った待った待った!」
「照?なんかあったの?」
「何でもないです!」
気づけば怜は深澤先生からふっか先生と呼び名を変えていた
割とみんなも“ふっか先生”と呼んでいて、もしかして深澤先生呼び名の私だけないんじゃ…と思わなくもない
ちなみに最後の話は私が岩本先生にクッキーを差し入れした話だ
趣味でよくお菓子作りをするから、余ったから、という程で渡したのだ
運動音痴な私は初回の授業で岩本先生の目にすぐ止まり、話すことが増えていった
岩本先生には、ここまで運動できない子初めて見たって笑われて、少しショックだったけど…
授業の時に、丁寧に教えてくれる岩本先生には感謝しかない
それも踏まえて、「安いとは思いますが、いつもの迷惑料です!」なんて言って渡したら笑いながらも「ありがとう」と貰ってもらい、私が気持ち悪いくらいにニヤニヤしていたという話だ
「照といえば、青海なんか仲良いよね?」
「え!?そんなことないですよ!」
私はただ、岩本先生を崇めているだけなんです
他の女の子達同じく、キャーキャー言ってる中の1人です
「あ、わかっちゃいますー?」
「怜!?」
怜がそういう話好きなのは知ってるけど、深澤先生は岩本先生と仲良いんだからあんまりそういうこと言わないでよ〜
「まぁ、照はモテるもんな」
「何言ってるんですか!自分もモッテモテじゃないですか〜?」
「お、梅田わかる?モテるってのも大変なのよ…」
なんかコケされた感があるんだけど…
最初多いんだよね、私を下げるような話が
深澤先生と話そうと必死なのが伝わってくる
そこまでする?とは思うけど、まぁ、岩本先生を推している私がいえたことじゃないな…と思っている
「じゃ、午後の授業も頑張れよ〜。青海は放課後またな」
ひらひらと手を振って去っていく深澤先生を寂しそうな目で見る怜
最近、思うんだよね
怜って、もしかして深澤先生に恋愛感情持ってるんじゃないかって…
「いいなぁ、仁那」
「ん?」
「放課後にまた会えるんでしょ?いいなぁ…」
部活に入ってない怜は授業が終わると速攻でかえるか、ダラダラ学校でお喋りしてるかの2択
私も部活入っているとはいえ、ゆる〜いから、普段は一緒に放課後過ごしたりしているけど…
「大会までもう1ヶ月だからね。地区大会に進めるなんて思ってもいなかったから」
今は、大会前だ
休んでいられない
少しでも良いモノにできるように
少しでも良い結果を残せるように…
「まぁだカラオケ行けないの?」
「そりゃあ今は声、大事にしなきゃだし」
「ちょっとだけでも?」
「ん〜…、ちょっとだけだと余計にもっと!ってなっちゃうからね〜」
「あ〜、そっか」
そうは言うが、怜のその表情は不満そうで
「終わったら1日カラオケ尽くししようね?」
「1日じゃたんないよ」
怜の機嫌が良くなることもなく、5限目の予鈴が鳴る
黙って席に戻る怜を見ながら思う
前はあんな感じじゃなかったんだけどな…
午後イチの授業は、お昼のポカポカ陽気も相まってあまり集中することができなかった…