2-4の教育実習
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「ばあちゃん、これ」
「本当にありがとう利紅。これでとうとう達成したわ」
やっとだ…
やっとここまできた!
そう思わず湧き出てくる高揚感をグッと抑え込む
「利紅にまで働かせてごめんね。無理してない?」
「俺は別に。体力には自信あるし、事が事だから稼ぐしかないっしょ」
「私が働けたらよかったんだけどねぇ…でもこれで直ぐに実行できるわ」
ばあちゃんと顔を見合わせて頷く
舞衣にはもちろん、姉貴にまで秘密裏に動いてきたここ数ヶ月
ひっそり伝えられたばあちゃんからの提案
反抗期真っ只中な俺が素直に受け入れたのには理由がある
「またなんかあったら言って。アイツのことなら協力するから」
「わかったわ。でも利紅も無茶しちゃだめよ?」
ばあちゃんの言葉に頷く
でも、心の中では複雑な思いが渦巻いていた
姉貴と俺と舞衣は、兄妹だが、血の繋がりはぶっちゃけ怪しい
母親は確実の同じだが、それぞれ父親が不明だ
母親と結婚した父は“父親”の肩書きすら薄いほどに俺らとの関係はほとんどない
俺の記憶にあるその男は、毎日のように母に暴力を振るい、暴言を吐いていた姿だ
元ホストであるというその男は、顔だけは無駄によく、今では愛人の元でヒモになってるとか…
そんな男の片鱗が、自分に現れていることを自覚している
短気で、喧嘩っ早くて、女を取っ替え引っ替え
おそらく俺の実の父親はアイツだ
そういうことををやるたびに、アイツとの血の繋がりを感じてしまう
そしてそれを発散させるように、また欲求のままに行動する
止められない負の連鎖
いけないとわかってるのに止められない
姉貴に迷惑かけてるのだってわかってるのに、気づけばいつも反抗してばかり
コントロールができない自分にムカつく
このまま、アイツと同じ道を辿るんじゃないかって思ったりもする
俺らの母親を、3年近く、今も入院させるほどまで追い込んだ道へ
暴力がエスカレートし、異変に気づいた近隣さんの通報
逮捕までには至らなかったが、警察沙汰になったあの日
今でも鮮明に思い出せる
子供である俺たちも警察署に連れて行かれ、何時間も事情聴取を受けた
まだ小さかった舞衣は俺と姉貴から離れなかった
母親はそのまま病院へ
それからはばあちゃん家で暮らして、姉貴が稼いできて、以前と比べて平穏な生活を送ることができている
が、あの日のこと、そして今までのことを俺は忘れない
日に日に濃くなっていく血の繋がりさえも絶ってしまいたい
遺伝子から抗えない理性を打ち消すためにも
正式に、アイツとの繋がりを切る
これはその為の金だ
アイツは母親との離婚をしていない
いつでも切れるはずなのになかなか切ろうとしない
どうせまた良いように使おうとでも思っているんだろう
だが、そうはさせない
この金で弁護士を雇って、アイツに離婚させる
そしてそのまま捕まればラッキーってわけだ
その為に、頑張って真面目にこの数ヶ月バイトしてきたんだ
普段から稼いできている姉貴の負担を大きくしたくないからと、ばあちゃんは俺に協力を求めた
俺自身も、姉貴が家のために動いてくれてることはわかっている
なのにいつも反抗してしまう自分にもいい加減嫌気がさした
だから、ばあちゃんと2人で動くことにしたんだ
俺なりの、罪滅ぼしとして
散々迷惑かけてんだ、これぐらいでプラマイゼロになるなんておもってねーけど
少しでも、俺自身が素直になることが、姉貴への謝罪に繋がるかなって…
『わかったから。明日の放課後ね?
…え?ケーキ作んの?Jkケーキ?何それ…
ちょっと、聞いてんの麗美ー?』
ドア越しに姉の声が聞こえてくる
その楽しそうな声になんだか少しホッとする
いつも迷惑かけてばっかりだけど
アイツに似て録でもないこんな弟だけど
心の底では、感謝してる
俺は、声にすることなく、自分に中に留めて、自分のすべきことへ向かうー
「本当にありがとう利紅。これでとうとう達成したわ」
やっとだ…
やっとここまできた!
そう思わず湧き出てくる高揚感をグッと抑え込む
「利紅にまで働かせてごめんね。無理してない?」
「俺は別に。体力には自信あるし、事が事だから稼ぐしかないっしょ」
「私が働けたらよかったんだけどねぇ…でもこれで直ぐに実行できるわ」
ばあちゃんと顔を見合わせて頷く
舞衣にはもちろん、姉貴にまで秘密裏に動いてきたここ数ヶ月
ひっそり伝えられたばあちゃんからの提案
反抗期真っ只中な俺が素直に受け入れたのには理由がある
「またなんかあったら言って。アイツのことなら協力するから」
「わかったわ。でも利紅も無茶しちゃだめよ?」
ばあちゃんの言葉に頷く
でも、心の中では複雑な思いが渦巻いていた
姉貴と俺と舞衣は、兄妹だが、血の繋がりはぶっちゃけ怪しい
母親は確実の同じだが、それぞれ父親が不明だ
母親と結婚した父は“父親”の肩書きすら薄いほどに俺らとの関係はほとんどない
俺の記憶にあるその男は、毎日のように母に暴力を振るい、暴言を吐いていた姿だ
元ホストであるというその男は、顔だけは無駄によく、今では愛人の元でヒモになってるとか…
そんな男の片鱗が、自分に現れていることを自覚している
短気で、喧嘩っ早くて、女を取っ替え引っ替え
おそらく俺の実の父親はアイツだ
そういうことををやるたびに、アイツとの血の繋がりを感じてしまう
そしてそれを発散させるように、また欲求のままに行動する
止められない負の連鎖
いけないとわかってるのに止められない
姉貴に迷惑かけてるのだってわかってるのに、気づけばいつも反抗してばかり
コントロールができない自分にムカつく
このまま、アイツと同じ道を辿るんじゃないかって思ったりもする
俺らの母親を、3年近く、今も入院させるほどまで追い込んだ道へ
暴力がエスカレートし、異変に気づいた近隣さんの通報
逮捕までには至らなかったが、警察沙汰になったあの日
今でも鮮明に思い出せる
子供である俺たちも警察署に連れて行かれ、何時間も事情聴取を受けた
まだ小さかった舞衣は俺と姉貴から離れなかった
母親はそのまま病院へ
それからはばあちゃん家で暮らして、姉貴が稼いできて、以前と比べて平穏な生活を送ることができている
が、あの日のこと、そして今までのことを俺は忘れない
日に日に濃くなっていく血の繋がりさえも絶ってしまいたい
遺伝子から抗えない理性を打ち消すためにも
正式に、アイツとの繋がりを切る
これはその為の金だ
アイツは母親との離婚をしていない
いつでも切れるはずなのになかなか切ろうとしない
どうせまた良いように使おうとでも思っているんだろう
だが、そうはさせない
この金で弁護士を雇って、アイツに離婚させる
そしてそのまま捕まればラッキーってわけだ
その為に、頑張って真面目にこの数ヶ月バイトしてきたんだ
普段から稼いできている姉貴の負担を大きくしたくないからと、ばあちゃんは俺に協力を求めた
俺自身も、姉貴が家のために動いてくれてることはわかっている
なのにいつも反抗してしまう自分にもいい加減嫌気がさした
だから、ばあちゃんと2人で動くことにしたんだ
俺なりの、罪滅ぼしとして
散々迷惑かけてんだ、これぐらいでプラマイゼロになるなんておもってねーけど
少しでも、俺自身が素直になることが、姉貴への謝罪に繋がるかなって…
『わかったから。明日の放課後ね?
…え?ケーキ作んの?Jkケーキ?何それ…
ちょっと、聞いてんの麗美ー?』
ドア越しに姉の声が聞こえてくる
その楽しそうな声になんだか少しホッとする
いつも迷惑かけてばっかりだけど
アイツに似て録でもないこんな弟だけど
心の底では、感謝してる
俺は、声にすることなく、自分に中に留めて、自分のすべきことへ向かうー