2-4の教育実習
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「瑠璃川さんがハーフって説は、高いかも」
阿部ちゃんが名探偵のように、顎に手を添えてそう言う
「さっきラウールも言ってたけど、金髪って劣性遺伝なんだよね。だから、金髪と黒髪の子供は黒髪が生まれる可能性が圧倒的に高い」
「……うん?」
「あかん、パンクしそうや」
すでに理解に苦しまれる俺と康二
そもそも劣性遺伝とは、なんだよなぁ…
「ごめんね。また詳しく話すから、今はざっくり話させて?
で、これもさっきラウールも言ってたけど、外人でも、小さい頃は金髪でも、大人になるに連れて黒に近づいてくること珍しくない」
「そうなんだよねぇ」
相槌を打つラウール
んで、
「ほう……?」
「………」
ある意味通常運転の俺ら2人
そしてこちらも通常運転で続ける阿部ちゃん
「つまり、瑠璃川さんがハーフであり、あの髪が地毛だと仮定すると髪色は明るいけど、瑠璃川さんの妹よりは髪色が暗いのは辻褄が合う」
「うん、俺も思った」
仮定…?
「ハーフっていう証拠と、地毛っていう証拠はないんだけど、ハーフに関しては、知っている先生もいるんじゃないかなって思うんだよね」
証拠…?
「それこそ、生指の先生は知らないってことだよね?」
「わからない。そもそも、瑠璃川さんの家庭って、結構複雑な気がするから…」
何だか、数学の証明みたい…?
科学的な話のようにも思える話に当然ついて行けてない俺と康二
「劣性遺伝……、あ、あった」
「ん?」
何かボソボソ呟きながらスマホをいじる康二
勝手に康二のスマホを覗く
「あ、めめ?こういうことらしいわぁ…」
「へぇ〜…」
父親と母親から受け継いだ2つの遺伝子のうち、両方に異常があった場合に病気が発症する遺伝形式のこと
「ん〜?」
「わかんねー」
Google先生に聞いてもなおわからない俺らは末期なのかもしれない
我ながらよく教員目指してるよなって思う…
「めめ!明日部活は?」
「あるけど?」
なぜか勢いよくラウールに聞かれる
どうしたんだ、急に...
「俺、明日瑠璃川さんが妹ちゃん連れてくる時一緒に行くって言ったでしょ?めめはよく瑠璃川さんのこと気にしてるし、よかったら一緒に...って思って」
「なるほどな」
担当クラスであるからにはきちんと生徒達と向き合っていきたいと思ってるからな
瑠璃川には鬱陶しがられてるし、そもそもの相性が良くないこともあるんだろうけど...
だからといって、責任放棄するわけにはいかないだろうし、本当はラウールと一緒に明日も行きたいところだけど...
「サッカー部忙しそうやもんな」
「強化クラブだもんね」
そう、この学校のサッカー部は県内でもトップ3に入る強豪部活
実は、俺が高校のときに意識していた高校でもある
昔からサッカーやってる身として、短い期間とはいえ、この部活の顧問ができるのがすっごい嬉しいんだよね
あー、でも瑠璃川のこと心配だな
でも、部活を放り出すわけにもいかないし...
でも、自分の担当クラスの問題児の行く末も気になるし...
「めめは真面目に考えすぎなのかも知れないね」
「え?」
ポン、と片肩におかれた手の方を見れば、阿部ちゃんが少し目尻を下げてこっちをみていた
「せやで!そこがめめのええとこでもあるけどな~」
今度はもう片側の肩をバンバン叩けながら言う康二
まるで、励ますかのように
「でも、そのままの感じだと、余計に瑠璃川さんを刺激する材料になる。めめのやり方か間違ってるとは言わないけど、俺はそれが最善策だとは思えない」
「阿部ちゃん...」
「第一、俺らは、まだまだ彼女の知らないことがたくさんあると思うんだ。今必要なのは、もう少し彼女について知ることなんじゃないかな」
例えば父親のこととか、と阿部ちゃんが付け足して言う
「確かにね。あんまり首突っ込みすぎるのも良くないけど、教育実習生とはいえ、指導させてもらう身として、ある程度は知る権利あると思うんだよね」
「知らず知らずのうちに無神経なこと言ってしもうたりするかもしれへんしな」
ラウールと康二も阿部ちゃんの意見に同意したように言う
無神経なこと、か…
訳ありな家庭環境なのを知らないからといって、当たり前なことを言ってしまったり、とか?
普通、親と一緒に暮らしてないなんて思わないし、そういうこととか…?
「あっ…!」
その瞬間、俺の頭に一つの記憶が流れ込んできた
「めめ?どないしたん」
「あ〜っ!俺、やってるかも…」
他の3人の視線が一気に集まるのがわかる
「どうしたの?めめ?」
「やってるって、何を?」
心配そうに俺の顔を覗き込んでくるラウールと阿部ちゃん
ごめん、阿部ちゃん
俺はもう既に瑠璃川に無神経なことをやってしまってます
「実は、実習初日の日に…」
阿部ちゃんが名探偵のように、顎に手を添えてそう言う
「さっきラウールも言ってたけど、金髪って劣性遺伝なんだよね。だから、金髪と黒髪の子供は黒髪が生まれる可能性が圧倒的に高い」
「……うん?」
「あかん、パンクしそうや」
すでに理解に苦しまれる俺と康二
そもそも劣性遺伝とは、なんだよなぁ…
「ごめんね。また詳しく話すから、今はざっくり話させて?
で、これもさっきラウールも言ってたけど、外人でも、小さい頃は金髪でも、大人になるに連れて黒に近づいてくること珍しくない」
「そうなんだよねぇ」
相槌を打つラウール
んで、
「ほう……?」
「………」
ある意味通常運転の俺ら2人
そしてこちらも通常運転で続ける阿部ちゃん
「つまり、瑠璃川さんがハーフであり、あの髪が地毛だと仮定すると髪色は明るいけど、瑠璃川さんの妹よりは髪色が暗いのは辻褄が合う」
「うん、俺も思った」
仮定…?
「ハーフっていう証拠と、地毛っていう証拠はないんだけど、ハーフに関しては、知っている先生もいるんじゃないかなって思うんだよね」
証拠…?
「それこそ、生指の先生は知らないってことだよね?」
「わからない。そもそも、瑠璃川さんの家庭って、結構複雑な気がするから…」
何だか、数学の証明みたい…?
科学的な話のようにも思える話に当然ついて行けてない俺と康二
「劣性遺伝……、あ、あった」
「ん?」
何かボソボソ呟きながらスマホをいじる康二
勝手に康二のスマホを覗く
「あ、めめ?こういうことらしいわぁ…」
「へぇ〜…」
父親と母親から受け継いだ2つの遺伝子のうち、両方に異常があった場合に病気が発症する遺伝形式のこと
「ん〜?」
「わかんねー」
Google先生に聞いてもなおわからない俺らは末期なのかもしれない
我ながらよく教員目指してるよなって思う…
「めめ!明日部活は?」
「あるけど?」
なぜか勢いよくラウールに聞かれる
どうしたんだ、急に...
「俺、明日瑠璃川さんが妹ちゃん連れてくる時一緒に行くって言ったでしょ?めめはよく瑠璃川さんのこと気にしてるし、よかったら一緒に...って思って」
「なるほどな」
担当クラスであるからにはきちんと生徒達と向き合っていきたいと思ってるからな
瑠璃川には鬱陶しがられてるし、そもそもの相性が良くないこともあるんだろうけど...
だからといって、責任放棄するわけにはいかないだろうし、本当はラウールと一緒に明日も行きたいところだけど...
「サッカー部忙しそうやもんな」
「強化クラブだもんね」
そう、この学校のサッカー部は県内でもトップ3に入る強豪部活
実は、俺が高校のときに意識していた高校でもある
昔からサッカーやってる身として、短い期間とはいえ、この部活の顧問ができるのがすっごい嬉しいんだよね
あー、でも瑠璃川のこと心配だな
でも、部活を放り出すわけにもいかないし...
でも、自分の担当クラスの問題児の行く末も気になるし...
「めめは真面目に考えすぎなのかも知れないね」
「え?」
ポン、と片肩におかれた手の方を見れば、阿部ちゃんが少し目尻を下げてこっちをみていた
「せやで!そこがめめのええとこでもあるけどな~」
今度はもう片側の肩をバンバン叩けながら言う康二
まるで、励ますかのように
「でも、そのままの感じだと、余計に瑠璃川さんを刺激する材料になる。めめのやり方か間違ってるとは言わないけど、俺はそれが最善策だとは思えない」
「阿部ちゃん...」
「第一、俺らは、まだまだ彼女の知らないことがたくさんあると思うんだ。今必要なのは、もう少し彼女について知ることなんじゃないかな」
例えば父親のこととか、と阿部ちゃんが付け足して言う
「確かにね。あんまり首突っ込みすぎるのも良くないけど、教育実習生とはいえ、指導させてもらう身として、ある程度は知る権利あると思うんだよね」
「知らず知らずのうちに無神経なこと言ってしもうたりするかもしれへんしな」
ラウールと康二も阿部ちゃんの意見に同意したように言う
無神経なこと、か…
訳ありな家庭環境なのを知らないからといって、当たり前なことを言ってしまったり、とか?
普通、親と一緒に暮らしてないなんて思わないし、そういうこととか…?
「あっ…!」
その瞬間、俺の頭に一つの記憶が流れ込んできた
「めめ?どないしたん」
「あ〜っ!俺、やってるかも…」
他の3人の視線が一気に集まるのがわかる
「どうしたの?めめ?」
「やってるって、何を?」
心配そうに俺の顔を覗き込んでくるラウールと阿部ちゃん
ごめん、阿部ちゃん
俺はもう既に瑠璃川に無神経なことをやってしまってます
「実は、実習初日の日に…」