2-4の教育実習
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「どうも〜!出来立てほやほや向井康二特製たこ焼きありますよ〜!」
「康二、もうちょっと声量抑えられる?」
「これタコ入ってない〜!!」
「あ、これタコ2個入ってる」
決して広いとは言えない空間に集まる成人男性4人
その上、たこ焼きのおかげでムワッとした空気が広がる
「タコの有る無いもタコパの1つの醍醐味や!ほら、どんどん食べてき〜!」
「康二くんから醍醐味なんて言葉出るとは…」
「なんや!?バカにしてんのか!」
俺と阿部ちゃんがおとなしく食べているそばで暴れ始める2人
も〜、たこ焼きぐらい普通に食べなよ…
でもまぁ、本人達も楽しそうだしいっか?
「流石康二、美味しいね。ね、めめ?」
「うん。さすが関西出身」
「せやろ〜?たこ焼きお好み焼き粉もん系は俺にまかしとき!」
「康二くん、もうそっち系目指したら?」
和気藹々と広がる話はごく平凡そのもの
でも、今回集まったのには訳があって…
「そういうラウールこそ、ダンスの方行かんかったやん!」
「将来性を見てね。それに今の時代、学校でもダンスの授業あったり、部活もあるし。」
「でも、実習期間中だけ、元のスクールに顔出してるんでしょ?」
「うん!久しぶりの子達から、初めましてのかわい子ちゃんまで、いっぱい人いるんだ〜」
「で、そこに瑠璃川の妹もいると」
「そうなんだよね〜」
なんという巡り合わせ
あの問題児、瑠璃川芽依の妹とラウールが顔見知りとはな…
びっくりしたけど、なんだか瑠璃川が、ラウールに対してだけ、少しだけ、本当に少しだけだけど、心を開いてる感じがするんだよなぁ
「でね、今日瑠璃川さんが頭髪で注意されてたんだけどさ、俺、アレ地毛だと思うんだよね」
「えぇ?地毛明るすぎひん?」
「だよな?ただ、妹さんの地毛が本当にアレだとすると…」
マジで結構明るかったんだよな
何なら瑠璃川よりも
どちらかと言うと金髪寄りっていうか…
そう考えると、瑠璃川はTHE茶髪って感じだよな…
「写真とかないの?」
少し考え込んでから、阿部ちゃんがラウールに声をかける
もしやこれは、名探偵阿部の再来か?
「あるよ〜昼間にめめにも見せたやつ!はい、阿部ちゃん」
「ありがと、ラウール」
「俺も見てええ?」
「康二くんはダメ」
「えぇ!?なんでぇ…」
「冗談だって!阿部ちゃんと一緒に見な?」
「やったぁ〜」
一つのスマホの顔を寄せ合って見始める2人
昼間と同じアップテンポな音楽聞こえてくる
「……本当に地毛なのかな」
ボソッと呟くように言うと、すかさずラウールが拾う
「俺はそうだと思う」
「でも、ラウールは黒じゃん?」
「まぁね。外人でも子供の頃は金髪だったけど、大人になるにつれて変わってくことも多いし、そもそも金髪は劣性遺伝だからなぁ…」
へぇ〜、そうなんだ
意外と世界の純粋な金髪割合って低かったりすんのかな
てか劣性遺伝ってなんだそれ?
「劣性遺伝?」
「あ〜、そこからか…」
めんどくさそうな顔をしながら後頭部を掻くラウール
ごめん、俺、バカだから…
「すっごいなぁ…まだこんな小さい子やのに」
「まだ始めたばっかりなんでしょ?才能を感じるよね…」
見終わった様子の2人が顔を上げて感想を漏らす
「これね、初回。この子はまだまだ伸びるね」
「初回!?凄いなぁ…」
「今は初心者クラスなんだけど、進級も遅くないかもね」
確かに、俺も昼間見た時はスッゲーって思った
自らが光り輝いていて、一気に目が惹きつけられる
俺も、この子は大物になるかもしれないって思った
だけど、今はそれじゃなくて…
「瑠璃川さんがハーフって説は、高いかも」
阿部ちゃんのその言葉に、この場にいる全員が息を呑んだのがわかった
「康二、もうちょっと声量抑えられる?」
「これタコ入ってない〜!!」
「あ、これタコ2個入ってる」
決して広いとは言えない空間に集まる成人男性4人
その上、たこ焼きのおかげでムワッとした空気が広がる
「タコの有る無いもタコパの1つの醍醐味や!ほら、どんどん食べてき〜!」
「康二くんから醍醐味なんて言葉出るとは…」
「なんや!?バカにしてんのか!」
俺と阿部ちゃんがおとなしく食べているそばで暴れ始める2人
も〜、たこ焼きぐらい普通に食べなよ…
でもまぁ、本人達も楽しそうだしいっか?
「流石康二、美味しいね。ね、めめ?」
「うん。さすが関西出身」
「せやろ〜?たこ焼きお好み焼き粉もん系は俺にまかしとき!」
「康二くん、もうそっち系目指したら?」
和気藹々と広がる話はごく平凡そのもの
でも、今回集まったのには訳があって…
「そういうラウールこそ、ダンスの方行かんかったやん!」
「将来性を見てね。それに今の時代、学校でもダンスの授業あったり、部活もあるし。」
「でも、実習期間中だけ、元のスクールに顔出してるんでしょ?」
「うん!久しぶりの子達から、初めましてのかわい子ちゃんまで、いっぱい人いるんだ〜」
「で、そこに瑠璃川の妹もいると」
「そうなんだよね〜」
なんという巡り合わせ
あの問題児、瑠璃川芽依の妹とラウールが顔見知りとはな…
びっくりしたけど、なんだか瑠璃川が、ラウールに対してだけ、少しだけ、本当に少しだけだけど、心を開いてる感じがするんだよなぁ
「でね、今日瑠璃川さんが頭髪で注意されてたんだけどさ、俺、アレ地毛だと思うんだよね」
「えぇ?地毛明るすぎひん?」
「だよな?ただ、妹さんの地毛が本当にアレだとすると…」
マジで結構明るかったんだよな
何なら瑠璃川よりも
どちらかと言うと金髪寄りっていうか…
そう考えると、瑠璃川はTHE茶髪って感じだよな…
「写真とかないの?」
少し考え込んでから、阿部ちゃんがラウールに声をかける
もしやこれは、名探偵阿部の再来か?
「あるよ〜昼間にめめにも見せたやつ!はい、阿部ちゃん」
「ありがと、ラウール」
「俺も見てええ?」
「康二くんはダメ」
「えぇ!?なんでぇ…」
「冗談だって!阿部ちゃんと一緒に見な?」
「やったぁ〜」
一つのスマホの顔を寄せ合って見始める2人
昼間と同じアップテンポな音楽聞こえてくる
「……本当に地毛なのかな」
ボソッと呟くように言うと、すかさずラウールが拾う
「俺はそうだと思う」
「でも、ラウールは黒じゃん?」
「まぁね。外人でも子供の頃は金髪だったけど、大人になるにつれて変わってくことも多いし、そもそも金髪は劣性遺伝だからなぁ…」
へぇ〜、そうなんだ
意外と世界の純粋な金髪割合って低かったりすんのかな
てか劣性遺伝ってなんだそれ?
「劣性遺伝?」
「あ〜、そこからか…」
めんどくさそうな顔をしながら後頭部を掻くラウール
ごめん、俺、バカだから…
「すっごいなぁ…まだこんな小さい子やのに」
「まだ始めたばっかりなんでしょ?才能を感じるよね…」
見終わった様子の2人が顔を上げて感想を漏らす
「これね、初回。この子はまだまだ伸びるね」
「初回!?凄いなぁ…」
「今は初心者クラスなんだけど、進級も遅くないかもね」
確かに、俺も昼間見た時はスッゲーって思った
自らが光り輝いていて、一気に目が惹きつけられる
俺も、この子は大物になるかもしれないって思った
だけど、今はそれじゃなくて…
「瑠璃川さんがハーフって説は、高いかも」
阿部ちゃんのその言葉に、この場にいる全員が息を呑んだのがわかった