3-4の教育実習 ~another story ~
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「大丈夫かなぁ」
教育実習期間中だという妹の学校
もとい、私の母校
どうやら実習生達がイケメン揃いなんだとか
妹よ、お姉ちゃんは心配です
お願いだから顔面に引き摺り込まれないで
世の中顔じゃないのよ
むしろ面がいい奴ほど碌でもないんだって
いつぞやの渡辺翔太みたいに…
まぁ、全員がそうじゃないっていうのはわかってるけど
涼太は顔面良し、性格良しだったよね…
本当、何で私なんかと付き合ってくれてたんだろう…
「知り合い、ねぇ…」
もしかしたら知り合いいるかもって、花凛には言ったけど、もしかしてじゃないんだよねぇ…
多分、涼太と渡辺来てるんだろうな
多分だけどね?多分
他の学校行ってる可能性も全然あるし
来てたら来てたで、なんかの拍子で会っちゃったりしたら、どうすれば…
って、会えるとは限らないし!
何考えてるんだろ、忘れよ
想像だけで考えても仕方ない
📱プルルルル
「あ、そうだ忘れてた…」
突然なり出したスマホの画面には『stargazing』
今から通話で打ち合わせってことすっかり忘れてた
「もしもし〜?って、菜子だけじゃん」
『いつものことだけどね…莉音も忘れてたでしょ?まぁ、5分だから全然許容範囲だけどね』
気怠げな声を発するリーダー兼ベース担当の土屋菜子
マイペース&騒がしいうちらのチームの中での唯一の常識人だ
時間通りにみんなが集まることって今まであったかな…?と思う程の、少々頭にネジが外れたチームである
私も、人のこと言えないけど…
普段はそこまでじゃないんだけど、何故かこのメンツだとつい騒いじゃうんだよね…
菜子、毎度毎度ごめんね?
『先にうちらで進めよっか。今の感じだと、ちょっと時間オーバーしそうなんだよねぇ』
「だよね。喋りも最低限まで減らしてるけど…」
どうせ少ししたら後の2人も入ってくることを今までの経験上わかっているため、先に始める
今週末に迫ったバンドイベント
今回は、普段のイベントとは少し持ち時間が短い
15分の持ち時間で、4曲プラス最低限の喋りをこなさなければならないのだ
今ギリギリ15分ってことは、本番危ないよねっとなって、急遽考え直すことになったけど…
『ごっめん遅れたー!』
『もうちょっと申し訳なさそうに入って来れる?』
いずみんの賑やかな声が新たに加わる
これであとは亜湖だけだな…
『削るとしたら、グルのオリ曲かなぁ…』
『それだったら楽器交換を削った方が良くない?オリ曲辞めたらただの音楽演奏会だよ』
『でも楽器交換無くしたら、それこそただの音楽演奏会じゃん』
『亜湖、サラッと入って来ないで』
減らす曲を話を進める2人と、サラッと入ってきた亜湖に突っ込む私
もう曲を減らす方向だよね
1曲減らしただけで、だいぶ変わってくるし、どうせ本番押すだろうし…
ていうか、どうせ減らす方向なら、アレ削るのが1番じゃない?
「『Tonight』やめない?わざわざ私のオリ曲やんなくていいよ」
私が作詞作曲をした、『Tonight』
正直、恥ずかしいんだよね…
自分から、距離をとって、自然消滅って形をとったのに、ふとした瞬間に涼太のことを考えてしまう
今、何してるのかな…?
涼太は、今、幸せ…?
今宵も君のことを考えてしまう…
そんな未だ未練たらたらな想いからできた曲が、『Tonight』だ
想いつきで歌にしてしまった挙句、メンバーに見せた自分を恨みたい
まさかライブでやることになるとは思わないじゃん
思いの外、メンバー達が気に入ってるんだよね…
『いや、『Tonight』は絶対外せないでしょ?』
『一番削っちゃいけないヤツだよ』
『アレは公の場で披露すべき』
何でこんなに気に入れてんのかね…
しかも、この曲に限りボーカル私だし
ここに力入れすぎじゃない?
力入れるところ間違ってるんだって
「じゃあ、何減らすんよ?」
しばらくの沈黙が流れる
こうやって揉めることは少なくない
むしろ私達は毎度毎度同じようなことやっているような…
『…オリ曲?』
『楽器交換!!』
『楽器交換しながらオリ曲とか?』
「1週間切ってるのにそれは無理」
それぞれの意見が交わらないまま、平行線の話し合いが続いていく
これは長丁場になるな…
いくらいつものこととはいえ、疲れるってー
教育実習期間中だという妹の学校
もとい、私の母校
どうやら実習生達がイケメン揃いなんだとか
妹よ、お姉ちゃんは心配です
お願いだから顔面に引き摺り込まれないで
世の中顔じゃないのよ
むしろ面がいい奴ほど碌でもないんだって
いつぞやの渡辺翔太みたいに…
まぁ、全員がそうじゃないっていうのはわかってるけど
涼太は顔面良し、性格良しだったよね…
本当、何で私なんかと付き合ってくれてたんだろう…
「知り合い、ねぇ…」
もしかしたら知り合いいるかもって、花凛には言ったけど、もしかしてじゃないんだよねぇ…
多分、涼太と渡辺来てるんだろうな
多分だけどね?多分
他の学校行ってる可能性も全然あるし
来てたら来てたで、なんかの拍子で会っちゃったりしたら、どうすれば…
って、会えるとは限らないし!
何考えてるんだろ、忘れよ
想像だけで考えても仕方ない
📱プルルルル
「あ、そうだ忘れてた…」
突然なり出したスマホの画面には『stargazing』
今から通話で打ち合わせってことすっかり忘れてた
「もしもし〜?って、菜子だけじゃん」
『いつものことだけどね…莉音も忘れてたでしょ?まぁ、5分だから全然許容範囲だけどね』
気怠げな声を発するリーダー兼ベース担当の土屋菜子
マイペース&騒がしいうちらのチームの中での唯一の常識人だ
時間通りにみんなが集まることって今まであったかな…?と思う程の、少々頭にネジが外れたチームである
私も、人のこと言えないけど…
普段はそこまでじゃないんだけど、何故かこのメンツだとつい騒いじゃうんだよね…
菜子、毎度毎度ごめんね?
『先にうちらで進めよっか。今の感じだと、ちょっと時間オーバーしそうなんだよねぇ』
「だよね。喋りも最低限まで減らしてるけど…」
どうせ少ししたら後の2人も入ってくることを今までの経験上わかっているため、先に始める
今週末に迫ったバンドイベント
今回は、普段のイベントとは少し持ち時間が短い
15分の持ち時間で、4曲プラス最低限の喋りをこなさなければならないのだ
今ギリギリ15分ってことは、本番危ないよねっとなって、急遽考え直すことになったけど…
『ごっめん遅れたー!』
『もうちょっと申し訳なさそうに入って来れる?』
いずみんの賑やかな声が新たに加わる
これであとは亜湖だけだな…
『削るとしたら、グルのオリ曲かなぁ…』
『それだったら楽器交換を削った方が良くない?オリ曲辞めたらただの音楽演奏会だよ』
『でも楽器交換無くしたら、それこそただの音楽演奏会じゃん』
『亜湖、サラッと入って来ないで』
減らす曲を話を進める2人と、サラッと入ってきた亜湖に突っ込む私
もう曲を減らす方向だよね
1曲減らしただけで、だいぶ変わってくるし、どうせ本番押すだろうし…
ていうか、どうせ減らす方向なら、アレ削るのが1番じゃない?
「『Tonight』やめない?わざわざ私のオリ曲やんなくていいよ」
私が作詞作曲をした、『Tonight』
正直、恥ずかしいんだよね…
自分から、距離をとって、自然消滅って形をとったのに、ふとした瞬間に涼太のことを考えてしまう
今、何してるのかな…?
涼太は、今、幸せ…?
今宵も君のことを考えてしまう…
そんな未だ未練たらたらな想いからできた曲が、『Tonight』だ
想いつきで歌にしてしまった挙句、メンバーに見せた自分を恨みたい
まさかライブでやることになるとは思わないじゃん
思いの外、メンバー達が気に入ってるんだよね…
『いや、『Tonight』は絶対外せないでしょ?』
『一番削っちゃいけないヤツだよ』
『アレは公の場で披露すべき』
何でこんなに気に入れてんのかね…
しかも、この曲に限りボーカル私だし
ここに力入れすぎじゃない?
力入れるところ間違ってるんだって
「じゃあ、何減らすんよ?」
しばらくの沈黙が流れる
こうやって揉めることは少なくない
むしろ私達は毎度毎度同じようなことやっているような…
『…オリ曲?』
『楽器交換!!』
『楽器交換しながらオリ曲とか?』
「1週間切ってるのにそれは無理」
それぞれの意見が交わらないまま、平行線の話し合いが続いていく
これは長丁場になるな…
いくらいつものこととはいえ、疲れるってー