3-4の教育実習 ~another story ~
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「莉音、もう大丈夫なの?!昨日倒れたって聞いて心配したんだよー?!」
「ごめんね、心配かけちゃって。もう大丈夫」
大丈夫だよ、身体は
一応ちゃんと病院にも行ったし、熱もないから大丈夫
心は大丈夫じゃないけど
目の前で笑っている未久を見ると、心が痛む
アイツ、本っ当に許さない…
もう一回、阿部ちゃんに交渉しに行こう…
「あのね、私、話したいことがあって…」
「ん?どうした?」
渡辺翔太のことかな…
昨日意地でも一発殴っとけばよかったなぁ
「私ね、前へ進むよ」
「え?」
予想外の言葉のびっくりする
未久は、真剣な顔をするも、次の瞬間、フワッと笑って、いつもの笑顔になる
「いつまでも、引き摺ってても仕方がないし、そもそもあんな大人気な翔太くんと少しの時間だけでも、付き合えたってことがラッキーだったんだよ。だから、翔太くんのことは、心の奥底にしまって、次に進もうと思う」
「そっか…。凄いね、未久は」
渡辺翔太のことは許せないけど…
未久が立ち直れたなら、もういいや
未久に、笑顔が戻ってよかったぁ
と、思っていたら、背後に気配が…
「莉音、もう体調は大丈夫なの?」
「宮舘くんっ!?何で…」
「何でって、心配なんだからさ…」
柔らかい笑みを向けられて、なぜだか少しドキッとしてしまう
ていうかさ、今更だけど、いつのまにか「莉音」呼びしてるよね…
こうやって突然現れて、話しかけられることもしばしば
流石2トップ、距離感バグってる
「私はもう大丈夫だよ。迷惑かけちゃってごめんね」
「迷惑なんてかかってないよ。むしろ昨日はごめんね」
そのごめんねのさす位置は、恐らく渡辺翔太だろうな…
この場に未久がいることを気遣って、直接的な言い回しにならないようにしてくれたのかな?
それはありがたいけどさ…
「ねぇねぇ、宮舘くんってさ、どういう子がタイプなの?」
未久?急にどうした?
何で宮舘くんの好きなタイプ?
「俺?そうだな…友達思いで、行動力があって、周りをよく見ている子…かな」
何か、めっちゃ具体的だな…
好きな子、いるのかな?
そう考えたら瞬間、チクッと痛みが感じた気がした
気のせい、かな?
何だろう、今の…
「やけに具体的だね。好きな子いるの?」
「どうだろうね。君にはわかるんじゃないかな?」
私越しに、未久と宮舘くんの会話が飛び交う
未久、宮舘くんの好きな人知ってるの…?
何故だかモヤモヤしだす気持ち
何、これ…
「涼太ー!ちょっとこっち来てー?」
宮舘くんが、クラスメイトの女の子に呼ばれる
そうだよね、宮舘くんトップ2だもん
普段見ていると、渡辺翔太みたいに遊んでるわけではないみたいだけど、満更ではなさそうだし…
「ちょっと行ってくるね。どうした〜?」
ちょっと行ってくるって言っても、どうせ戻ってこないくせに…
優しいし、面白いし、宮舘くんのこと好きな人って沢山いるんだろうな
「ねぇ、莉音。宮舘くんのこと、どう思ってるの?」
「え?何、急に…」
未久が突然、変なことを言い始める
どうって言われても…
「ちょくちょく話してるみたいじゃん。莉音、男の子苦手なのに」
「宮舘くんがグイグイくるんだよ。完全にあっちのペースに持ってかれてる…」
宮舘くんが、悪い子じゃないって言うのはわかるんだけど、どうしても男の子に対する苦手意識は消えなくて…
でも、嫌なわけではなくて…
「私は2人、お似合いだと思うけどな〜」
「は…?何言ってんの?」
2トップだよ?
あんなモッテモテの人が、私と釣り合うわけなくない?
ほら、今だって、沢山の女の子達に囲まれて…
また胸がチクッとする
「私は、莉音の味方だからね!」
「……ありがとう」
気づき始めるこの気持ちに、戸惑いながらも、着々と日常は流れていったー
「ごめんね、心配かけちゃって。もう大丈夫」
大丈夫だよ、身体は
一応ちゃんと病院にも行ったし、熱もないから大丈夫
心は大丈夫じゃないけど
目の前で笑っている未久を見ると、心が痛む
アイツ、本っ当に許さない…
もう一回、阿部ちゃんに交渉しに行こう…
「あのね、私、話したいことがあって…」
「ん?どうした?」
渡辺翔太のことかな…
昨日意地でも一発殴っとけばよかったなぁ
「私ね、前へ進むよ」
「え?」
予想外の言葉のびっくりする
未久は、真剣な顔をするも、次の瞬間、フワッと笑って、いつもの笑顔になる
「いつまでも、引き摺ってても仕方がないし、そもそもあんな大人気な翔太くんと少しの時間だけでも、付き合えたってことがラッキーだったんだよ。だから、翔太くんのことは、心の奥底にしまって、次に進もうと思う」
「そっか…。凄いね、未久は」
渡辺翔太のことは許せないけど…
未久が立ち直れたなら、もういいや
未久に、笑顔が戻ってよかったぁ
と、思っていたら、背後に気配が…
「莉音、もう体調は大丈夫なの?」
「宮舘くんっ!?何で…」
「何でって、心配なんだからさ…」
柔らかい笑みを向けられて、なぜだか少しドキッとしてしまう
ていうかさ、今更だけど、いつのまにか「莉音」呼びしてるよね…
こうやって突然現れて、話しかけられることもしばしば
流石2トップ、距離感バグってる
「私はもう大丈夫だよ。迷惑かけちゃってごめんね」
「迷惑なんてかかってないよ。むしろ昨日はごめんね」
そのごめんねのさす位置は、恐らく渡辺翔太だろうな…
この場に未久がいることを気遣って、直接的な言い回しにならないようにしてくれたのかな?
それはありがたいけどさ…
「ねぇねぇ、宮舘くんってさ、どういう子がタイプなの?」
未久?急にどうした?
何で宮舘くんの好きなタイプ?
「俺?そうだな…友達思いで、行動力があって、周りをよく見ている子…かな」
何か、めっちゃ具体的だな…
好きな子、いるのかな?
そう考えたら瞬間、チクッと痛みが感じた気がした
気のせい、かな?
何だろう、今の…
「やけに具体的だね。好きな子いるの?」
「どうだろうね。君にはわかるんじゃないかな?」
私越しに、未久と宮舘くんの会話が飛び交う
未久、宮舘くんの好きな人知ってるの…?
何故だかモヤモヤしだす気持ち
何、これ…
「涼太ー!ちょっとこっち来てー?」
宮舘くんが、クラスメイトの女の子に呼ばれる
そうだよね、宮舘くんトップ2だもん
普段見ていると、渡辺翔太みたいに遊んでるわけではないみたいだけど、満更ではなさそうだし…
「ちょっと行ってくるね。どうした〜?」
ちょっと行ってくるって言っても、どうせ戻ってこないくせに…
優しいし、面白いし、宮舘くんのこと好きな人って沢山いるんだろうな
「ねぇ、莉音。宮舘くんのこと、どう思ってるの?」
「え?何、急に…」
未久が突然、変なことを言い始める
どうって言われても…
「ちょくちょく話してるみたいじゃん。莉音、男の子苦手なのに」
「宮舘くんがグイグイくるんだよ。完全にあっちのペースに持ってかれてる…」
宮舘くんが、悪い子じゃないって言うのはわかるんだけど、どうしても男の子に対する苦手意識は消えなくて…
でも、嫌なわけではなくて…
「私は2人、お似合いだと思うけどな〜」
「は…?何言ってんの?」
2トップだよ?
あんなモッテモテの人が、私と釣り合うわけなくない?
ほら、今だって、沢山の女の子達に囲まれて…
また胸がチクッとする
「私は、莉音の味方だからね!」
「……ありがとう」
気づき始めるこの気持ちに、戸惑いながらも、着々と日常は流れていったー