3-4の教育実習
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「お疲れ様ですっ皆さん」
「花凛ちゃぁ〜ん!久しぶり!」
楽屋に入ると真っ先に飛びついてくる和泉さん
「今日は来てくれてありがとうねっ!」
「いえ!今日も楽しかったです」
ギター兼ボーカルを務める足立和泉さんは、一番仲良くしてくれている
他の皆さんも仲良くしてもらっているのはもちろんのことだけどね
「いずみん、私の花凛から離れて」
「このシスコンめ!」
「落ち着いてくださいよ〜」
ガヤガヤと騒がしくなる楽屋
さっきまで会場を湧かして人達とは思ほど、みんなホワホワしている
「で、今日は結局誰と来たのよ。男?」
「え〜っと…」
顔の色を変えたお姉ちゃんに詰め寄られるがこれは想定内
そろそろ、かな?
お姉ちゃん、それは自分の目で確かめてください
事前に用意してあったスマホでワンコールかける
「花凛、何してるの?」
「それは、この後のお楽しみ〜」
お姉ちゃん、もし本当に嫌だったらごめんね?
でも、そうじゃないでしょ?
あの歌は、宮舘先生に向けたものだよね…?
「失礼します。お疲れ様です」
一礼をし、礼儀正しく入ってくる宮舘先生
「えっ、イケメン!」
「かっこいいー!」
「ん?どっかで見たことあるような…」
はしゃぎ始めるメンバーさん達
そうだよね、宮舘先生イケメンだもん
コレも想定内
「……涼太」
「莉音、一度だけでいい。君と話したい」
宮舘先生が真剣な眼差しをお姉ちゃんに向ける
ゴクリと、その場にいた全員が唾を呑んだのがわかる
「わかった…、ちょっとだけ待ってて?」
その言葉を受けて、私までホッとしてしまう
宮舘先生も、最近よく見る、切なさそうな表情をしていて…
「莉音、もういいよ。あとはうちらでやっとくから」
「待たせるんじゃないよ、行って来な」
「いい報告を待ってます!」
次々と後押しをしてくださるメンバーさん達
もしかして、事情知っているのかな?
何か言いたげなお姉ちゃんを見て、私が最後の一押しをすることにする
「お姉ちゃん、私は、2人に幸せなってほしいな…」
「花凛…」
少し涙ぐんでいるようにも見えるお姉ちゃん
宮舘先生に、目配せをする
「皆さん、邪魔しちゃってすみません。少しだけ、莉音借りますね」
「あっ…!」
腕を掴んでお姉ちゃんを連れ出す宮舘先生
あれ?なんだか既視感
なんか、渡辺先生に同じようなことされたことあるような…
「あの人絶対アレでしょ!やっぱり『Tonight』入れて正解だったんだよ!」
「なんか少女漫画みたい〜」
「やぁ〜…、いい役目してくれたね、花凛ちゃん」
「とんでもないです。皆さんも、知っていたんですか…?」
気になっていたことを聞いてみる
まぁ、あの歌詞見たら、誰かに想いを寄せているのはわかっちゃうと思うけど…
「なんかね、直接的なことは聞いてないけど、結構わかりやすいからさ」
「急に『Tonight』入れたくないって言い出したんだよ!?なんか色々察しちゃったよね〜」
「私は、実は一回あの人のこと、見たことあるんだよね…」
そうだったんだ…
やっぱり、メンバーってわかっちゃうもんなんだな…
「どう?涼川」
「渡辺先生!」
するとヒョコッと現れた渡辺先生
何故か片肩に手をを置かれる
びっくりしたぁ…
あのですね先生、そういうことされると、私2つの意味でドキドキしてしまうんですよ
「またイケメンきたんだけど」
「さっきと系統違うね」
「彼氏?」
「かれっ…!?違います!」
突然のとんでも発言に声が裏返るほどにびっくりしてしまう
そういえば、男いる?って昨日の時点で言われてたんだった…
いるわけではないけど…
「俺、コイツの教育実習生。あと、姉の同級生で、さっきのイケメンと幼馴染」
「あぁ…、え?」
「莉音の同級生??」
「アイツの周りイケメン多すぎん?」
渡辺先生、すっごい端的に言いましたけど、情報詰め込みすぎです
メンバーさん達、混乱してますよ
「その感じだと、上手くいったみたいだな」
「はい!あとは本人達次第です」
本日何度目かの渡辺先生の微笑みに、もう心臓が壊れそうになる
あー、命日かな
もうこの世に悔いはない…なんちゃってね
「なるほど。教育実習生と、ね」
「いいじゃん。私は賛成!」
「まぁ、法に触れなきゃいいんじゃない?」
……ちょっと、何言ってるんですか?
なんか、バレてる?
この一瞬で?
えっ、このバンド、察し良い人多すぎない…?
「あの、別にそういう関係じゃ…」
「そろそろ行くぞ。お邪魔しました」
私の否定しようとした言葉に、渡辺先生の言葉が重なるように発される
なんで、今…
いや、気にしすぎかな
自惚れたくない
私と渡辺先生は、ただの生徒と教育実習生
それ以上でも、以下でもないはず…
「バイバーイ!」
「また来てね」
「待ってるよ〜!」
その言葉達が聞こえたのは、すでに楽屋を出たあとだった
渡辺先生に腕を引かれ、出口へ向かっていく
あ、さっきの既視感…
ライブ前や、前にも学校で、同じようなことされてるんだ…
流石幼馴染
てか、私達姉妹も大概?
こっちの気も知らないで、あんまりそういうことしないでくださいよ
さっきのも、否定してくれないと、期待しちゃいますよ…?
「花凛ちゃぁ〜ん!久しぶり!」
楽屋に入ると真っ先に飛びついてくる和泉さん
「今日は来てくれてありがとうねっ!」
「いえ!今日も楽しかったです」
ギター兼ボーカルを務める足立和泉さんは、一番仲良くしてくれている
他の皆さんも仲良くしてもらっているのはもちろんのことだけどね
「いずみん、私の花凛から離れて」
「このシスコンめ!」
「落ち着いてくださいよ〜」
ガヤガヤと騒がしくなる楽屋
さっきまで会場を湧かして人達とは思ほど、みんなホワホワしている
「で、今日は結局誰と来たのよ。男?」
「え〜っと…」
顔の色を変えたお姉ちゃんに詰め寄られるがこれは想定内
そろそろ、かな?
お姉ちゃん、それは自分の目で確かめてください
事前に用意してあったスマホでワンコールかける
「花凛、何してるの?」
「それは、この後のお楽しみ〜」
お姉ちゃん、もし本当に嫌だったらごめんね?
でも、そうじゃないでしょ?
あの歌は、宮舘先生に向けたものだよね…?
「失礼します。お疲れ様です」
一礼をし、礼儀正しく入ってくる宮舘先生
「えっ、イケメン!」
「かっこいいー!」
「ん?どっかで見たことあるような…」
はしゃぎ始めるメンバーさん達
そうだよね、宮舘先生イケメンだもん
コレも想定内
「……涼太」
「莉音、一度だけでいい。君と話したい」
宮舘先生が真剣な眼差しをお姉ちゃんに向ける
ゴクリと、その場にいた全員が唾を呑んだのがわかる
「わかった…、ちょっとだけ待ってて?」
その言葉を受けて、私までホッとしてしまう
宮舘先生も、最近よく見る、切なさそうな表情をしていて…
「莉音、もういいよ。あとはうちらでやっとくから」
「待たせるんじゃないよ、行って来な」
「いい報告を待ってます!」
次々と後押しをしてくださるメンバーさん達
もしかして、事情知っているのかな?
何か言いたげなお姉ちゃんを見て、私が最後の一押しをすることにする
「お姉ちゃん、私は、2人に幸せなってほしいな…」
「花凛…」
少し涙ぐんでいるようにも見えるお姉ちゃん
宮舘先生に、目配せをする
「皆さん、邪魔しちゃってすみません。少しだけ、莉音借りますね」
「あっ…!」
腕を掴んでお姉ちゃんを連れ出す宮舘先生
あれ?なんだか既視感
なんか、渡辺先生に同じようなことされたことあるような…
「あの人絶対アレでしょ!やっぱり『Tonight』入れて正解だったんだよ!」
「なんか少女漫画みたい〜」
「やぁ〜…、いい役目してくれたね、花凛ちゃん」
「とんでもないです。皆さんも、知っていたんですか…?」
気になっていたことを聞いてみる
まぁ、あの歌詞見たら、誰かに想いを寄せているのはわかっちゃうと思うけど…
「なんかね、直接的なことは聞いてないけど、結構わかりやすいからさ」
「急に『Tonight』入れたくないって言い出したんだよ!?なんか色々察しちゃったよね〜」
「私は、実は一回あの人のこと、見たことあるんだよね…」
そうだったんだ…
やっぱり、メンバーってわかっちゃうもんなんだな…
「どう?涼川」
「渡辺先生!」
するとヒョコッと現れた渡辺先生
何故か片肩に手をを置かれる
びっくりしたぁ…
あのですね先生、そういうことされると、私2つの意味でドキドキしてしまうんですよ
「またイケメンきたんだけど」
「さっきと系統違うね」
「彼氏?」
「かれっ…!?違います!」
突然のとんでも発言に声が裏返るほどにびっくりしてしまう
そういえば、男いる?って昨日の時点で言われてたんだった…
いるわけではないけど…
「俺、コイツの教育実習生。あと、姉の同級生で、さっきのイケメンと幼馴染」
「あぁ…、え?」
「莉音の同級生??」
「アイツの周りイケメン多すぎん?」
渡辺先生、すっごい端的に言いましたけど、情報詰め込みすぎです
メンバーさん達、混乱してますよ
「その感じだと、上手くいったみたいだな」
「はい!あとは本人達次第です」
本日何度目かの渡辺先生の微笑みに、もう心臓が壊れそうになる
あー、命日かな
もうこの世に悔いはない…なんちゃってね
「なるほど。教育実習生と、ね」
「いいじゃん。私は賛成!」
「まぁ、法に触れなきゃいいんじゃない?」
……ちょっと、何言ってるんですか?
なんか、バレてる?
この一瞬で?
えっ、このバンド、察し良い人多すぎない…?
「あの、別にそういう関係じゃ…」
「そろそろ行くぞ。お邪魔しました」
私の否定しようとした言葉に、渡辺先生の言葉が重なるように発される
なんで、今…
いや、気にしすぎかな
自惚れたくない
私と渡辺先生は、ただの生徒と教育実習生
それ以上でも、以下でもないはず…
「バイバーイ!」
「また来てね」
「待ってるよ〜!」
その言葉達が聞こえたのは、すでに楽屋を出たあとだった
渡辺先生に腕を引かれ、出口へ向かっていく
あ、さっきの既視感…
ライブ前や、前にも学校で、同じようなことされてるんだ…
流石幼馴染
てか、私達姉妹も大概?
こっちの気も知らないで、あんまりそういうことしないでくださいよ
さっきのも、否定してくれないと、期待しちゃいますよ…?