3-4の教育実習
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「じゃあ、早速だけど、本題に移ろうか」
一呼吸をおいて、宮舘先生がそう言う
「涼川、正直に答えてくれ。一昨日の昼休み、何してた?」
「えっ…」
一昨日の、昼休みって…
アレがあった日だよね
何て、答えればいいのか…
「佐久間から、聞いた」
「佐久間先生…?」
そっか、あの時助けてくれたは佐久間先生だ
渡辺先生、宮舘先生はもちろんだが、教育実習生同士めちゃくちゃ仲良いって最近噂になってる
そっか、佐久間先生、言ってたんだ…
「あの日、放課後俺ら一緒にいたじゃん?なんで言ってくれなかったの?俺、頼りない…?」
シュンっとした顔で見つめてくる渡辺先生
かっわいい……!
じゃなくて!
「違います!そういうんじゃなくて…」
だって、あの場は、渡辺先生のことが好きってことが発端であったわけで
それを本人に直接言えるわけがないのよ
ていうか、佐久間先生どこまで話してます?
まさか、私の気持ち伝えてたりしてませんよね!?
「俺が、莉音のことで色々聞いちゃったからかな?」
「……はい」
確かに、それもなくはない
でも、ここは乗らせて頂こう!
宮舘先生ナイスです!
「涼川、ごめんな。アイツらには俺から言っとくから…」
「え…、いえ、大丈夫です!」
本当に大丈夫です
ていうかやめてください
私の気持ちバレそうだし、あの子達も最近は普通に関わってるだけだから…
そんな私の心情を露知らずに怪訝な顔をしてジッと私の顔を見る渡辺先生
「大丈夫じゃねぇだろ。それに、アイツらが涼川に危害を加えた原因は俺みたいだし、俺には責任があんの」
「えと、そんなこと言われましても…」
もしかして知ってます?私の気持ち!
知っててこんなことしてるんですか!?
こっちは心臓バックバク鳴ってるんですけど!
頭に熱が集まってるのもわかるし、絶対今顔真っ赤…!
「まぁまぁ、落ち着いて翔太。涼川さんびっくりしてるから」
「え?あぁ、ごめん…」
「いえ…」
宮舘先生がいてくれてよかった…
じゃないと、あのままじゃどうなってたことか
勢い余って告白してしまってたかも…
うっわ、まじで危ない
本当に宮舘先生、ありがとうございます…
「びっくりさせちゃってごめんね?翔太もそんなつもりはなかったんだ。だけど、俺たちは酔っ払ってる佐久間からしか情報を聞き出せてなくて…」
「酔っ払い?」
酔っ払いの佐久間先生、とは?
え、酔っ払ってる時の暴露したの!?
まじで危ないやつじゃん!
「佐久間先生は、どこまで言ったんですか!?」
「俺らは、佐久間がたまたま、俺らのファンに囲まれてる涼川を見つけて、攻められてるように見えたから助けたって聞いてる」
「酔いが覚めてからはあんまり吐いてくれなかったんだよね」
「そうなんですね…」
うん、その感じだと、私の気持ちは言われなさそう
とりあえず、よかった…
佐久間先生も、酔っ払った勢いで言ったものの、覚めてからは気を使ってくれたんだろうなぁ
「で、具体的にどうなんだよ?佐久間は吐かねぇし、涼川本人まで、大丈夫とかいうし…」
「あっ、まだ続きます?それ」
「続くわ。お前から真実暴くまで聞き続ける」
それは、無理ですね?
自ら振られに来いって言ってるんですか?
教育実習だからって、こっちは必死で気持ち抑えてるんですよ!
「翔太、そう無理やり聞き出すようなことしたら涼川さん、余計言い出しにくくなっちゃうよ?」
「別に、無理やりなつもりじゃ…」
わかってます、渡辺先生に悪気がないのは
でも!こっちの気持ちも少し考えて欲しいというか…
ムスッとしてる姿は、子供のようだ
あぁ、バブい…
本当に、どこまで私の心を鷲掴むつもりですか…?
「涼川さん、ごめんね。無理にとは言わないから、言える範囲で教えてもらえると助かるな…?」
落ち着いたトーンで話す宮舘先生の声に、私の心も少しずつ落ち着き始める
この感じだと、言うまでいつまででも聞いてきそうだし、言える範囲だけでも、いうべきだよね…
「本当に、大丈夫です。確かに、あの時はファンの子達に責められましたけど…でも、佐久間先生のおかげで、あの子達とも普通に関われています。手を挙げられたりもしてませんし、本当に大丈夫なんです」
一息で言った私の言葉に、私の顔をジッと見続けてくる渡辺先生
高鳴りそうになる心臓を必死に抑える
お願いですから、これ以上聞かないでください
これは、渡辺先生のためでもあるんですよ…?
「ほんっとうに大丈夫なんだな?」
「大丈夫です」
「涼川さんもこう言ってることだし、ね?」
はぁ〜、と深く息を吐く渡辺先生
そんなに心配させてしまっていたのだろうか
なんだか、申し訳ないな
「わかったよ。でも、またなんかあったら言えよ」
「……はい」
「元気ねぇ返事だな」
しょうがないじゃないですか
私の気持ちを何も知らないから、そんなこと言えるんですよ…
だから、そんなに手を仰がないでください
「すみません、詳しいこと言えなくて」
「謝るんだったら言って欲しいんだけどなぁ〜」
「翔太、その言い方は良くないよ」
渡辺先生の言ってることはもっともだ
謝るのに、言えないなんて、都合がいいよね…
「はいはい。俺、もう戻るわ」
んじゃ、と部屋から出て行く渡辺先生
凄い自由だな
これが渡辺先生の素なんだろうか…?
この時、ボーと見つめる私に宮舘先生が真剣な眼差しを向けていることには、気づかなかった…
一呼吸をおいて、宮舘先生がそう言う
「涼川、正直に答えてくれ。一昨日の昼休み、何してた?」
「えっ…」
一昨日の、昼休みって…
アレがあった日だよね
何て、答えればいいのか…
「佐久間から、聞いた」
「佐久間先生…?」
そっか、あの時助けてくれたは佐久間先生だ
渡辺先生、宮舘先生はもちろんだが、教育実習生同士めちゃくちゃ仲良いって最近噂になってる
そっか、佐久間先生、言ってたんだ…
「あの日、放課後俺ら一緒にいたじゃん?なんで言ってくれなかったの?俺、頼りない…?」
シュンっとした顔で見つめてくる渡辺先生
かっわいい……!
じゃなくて!
「違います!そういうんじゃなくて…」
だって、あの場は、渡辺先生のことが好きってことが発端であったわけで
それを本人に直接言えるわけがないのよ
ていうか、佐久間先生どこまで話してます?
まさか、私の気持ち伝えてたりしてませんよね!?
「俺が、莉音のことで色々聞いちゃったからかな?」
「……はい」
確かに、それもなくはない
でも、ここは乗らせて頂こう!
宮舘先生ナイスです!
「涼川、ごめんな。アイツらには俺から言っとくから…」
「え…、いえ、大丈夫です!」
本当に大丈夫です
ていうかやめてください
私の気持ちバレそうだし、あの子達も最近は普通に関わってるだけだから…
そんな私の心情を露知らずに怪訝な顔をしてジッと私の顔を見る渡辺先生
「大丈夫じゃねぇだろ。それに、アイツらが涼川に危害を加えた原因は俺みたいだし、俺には責任があんの」
「えと、そんなこと言われましても…」
もしかして知ってます?私の気持ち!
知っててこんなことしてるんですか!?
こっちは心臓バックバク鳴ってるんですけど!
頭に熱が集まってるのもわかるし、絶対今顔真っ赤…!
「まぁまぁ、落ち着いて翔太。涼川さんびっくりしてるから」
「え?あぁ、ごめん…」
「いえ…」
宮舘先生がいてくれてよかった…
じゃないと、あのままじゃどうなってたことか
勢い余って告白してしまってたかも…
うっわ、まじで危ない
本当に宮舘先生、ありがとうございます…
「びっくりさせちゃってごめんね?翔太もそんなつもりはなかったんだ。だけど、俺たちは酔っ払ってる佐久間からしか情報を聞き出せてなくて…」
「酔っ払い?」
酔っ払いの佐久間先生、とは?
え、酔っ払ってる時の暴露したの!?
まじで危ないやつじゃん!
「佐久間先生は、どこまで言ったんですか!?」
「俺らは、佐久間がたまたま、俺らのファンに囲まれてる涼川を見つけて、攻められてるように見えたから助けたって聞いてる」
「酔いが覚めてからはあんまり吐いてくれなかったんだよね」
「そうなんですね…」
うん、その感じだと、私の気持ちは言われなさそう
とりあえず、よかった…
佐久間先生も、酔っ払った勢いで言ったものの、覚めてからは気を使ってくれたんだろうなぁ
「で、具体的にどうなんだよ?佐久間は吐かねぇし、涼川本人まで、大丈夫とかいうし…」
「あっ、まだ続きます?それ」
「続くわ。お前から真実暴くまで聞き続ける」
それは、無理ですね?
自ら振られに来いって言ってるんですか?
教育実習だからって、こっちは必死で気持ち抑えてるんですよ!
「翔太、そう無理やり聞き出すようなことしたら涼川さん、余計言い出しにくくなっちゃうよ?」
「別に、無理やりなつもりじゃ…」
わかってます、渡辺先生に悪気がないのは
でも!こっちの気持ちも少し考えて欲しいというか…
ムスッとしてる姿は、子供のようだ
あぁ、バブい…
本当に、どこまで私の心を鷲掴むつもりですか…?
「涼川さん、ごめんね。無理にとは言わないから、言える範囲で教えてもらえると助かるな…?」
落ち着いたトーンで話す宮舘先生の声に、私の心も少しずつ落ち着き始める
この感じだと、言うまでいつまででも聞いてきそうだし、言える範囲だけでも、いうべきだよね…
「本当に、大丈夫です。確かに、あの時はファンの子達に責められましたけど…でも、佐久間先生のおかげで、あの子達とも普通に関われています。手を挙げられたりもしてませんし、本当に大丈夫なんです」
一息で言った私の言葉に、私の顔をジッと見続けてくる渡辺先生
高鳴りそうになる心臓を必死に抑える
お願いですから、これ以上聞かないでください
これは、渡辺先生のためでもあるんですよ…?
「ほんっとうに大丈夫なんだな?」
「大丈夫です」
「涼川さんもこう言ってることだし、ね?」
はぁ〜、と深く息を吐く渡辺先生
そんなに心配させてしまっていたのだろうか
なんだか、申し訳ないな
「わかったよ。でも、またなんかあったら言えよ」
「……はい」
「元気ねぇ返事だな」
しょうがないじゃないですか
私の気持ちを何も知らないから、そんなこと言えるんですよ…
だから、そんなに手を仰がないでください
「すみません、詳しいこと言えなくて」
「謝るんだったら言って欲しいんだけどなぁ〜」
「翔太、その言い方は良くないよ」
渡辺先生の言ってることはもっともだ
謝るのに、言えないなんて、都合がいいよね…
「はいはい。俺、もう戻るわ」
んじゃ、と部屋から出て行く渡辺先生
凄い自由だな
これが渡辺先生の素なんだろうか…?
この時、ボーと見つめる私に宮舘先生が真剣な眼差しを向けていることには、気づかなかった…