3-4の教育実習
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「いや、それもう黒だって!
「俺もそう思う」
「はい、佐久間水。ふっか床で寝ないの」
「お前らうるせっえ…」
真っ赤っかな顔をした佐久間
赤くはなってないけど、程よく酔いが回っている様子の照
そしてとっくに潰れて床で寝ているふっか
んで、介抱する涼太…
もうめちゃくちゃだな
とか思う俺も、大概で…
「そりゃ、昔睨んできたばっかりの同じ顔に、笑顔で微笑まれたら気になんだろ!」
「翔太も、水飲みな」
「にゃはははは!おもしれー!」
「姉に嫌われて妹に懐かれ…ね」
正直、あんまり自分が何言ってるのかわかってない
なんか、ヤベぇこと言ってねぇよな、俺…
「俺は、今は違くとも、結局は涼川さんに行くんじゃないかなって思ってんだよね」
「ほう!その根拠は!」
「ズバリ、涼川さんは既に翔太に気があるのではないかと」
「結構懐いてくれてるんだよね?なら本当にその説はあり得るね」
なんか、本人差し置いてヤイヤイ言われてんだけど…
確かに、涼川はいつも囲んできる女子とは違う形で懐いてくれてんなぁって思ってる
自分から来たりはしねぇけど、俺が話しかけると尻尾ぶんぶん振って、めっちゃ笑顔になんだよなぁ
それにちょっと可愛いなって思ってたり…
「あぁ!そういえば翔太!お前罪な男だよな?」
「はぁ?何?」
お互い酔ってるせいもあって脈絡がとんでもない
なにが罪な男だ
俺なんもしてねーよ
「翔太の〜、ファンの子達!涼川さんを虐めようとしてて、止めたの俺っちなんだから〜」
「はぁ…?」
俺のファン?
涼川を虐めようとした?
冷水がぶっかけられたかのように酔いが一気に覚めるのがわかる
「どういうこと、詳しく」
「なんかぁ、の〜んびり校内を散歩してたらさぁ〜」
呂律が回りにくくなっている佐久間の話し方にイライラする
涼川が虐められてた?
しかも俺のファンに?
は、本気?
「翔太をいつも囲んでる子たちがぁ〜涼川さんを囲んでてぇ〜」
「で?虐めてたの?」
「んん〜?虐めっちゃ虐めかなぁ〜俺っちが無事に仲介入ったけどぉ〜」
アイツら、いつの間にそんなこと…
涼川もなんも言われねぇし
てか、それいつの話?
俺、結構涼川とは話してるのに、気づけてなかった…?
「佐久間、それいつの話?」
「えっとぉ、昨日だったかなぁ〜?昼休みだったぁ!」
昨日?
てことは、放課後のあの時には、もう既に…
ん?てかさ、その、前にアイツら、俺と涼川にわけわからんこと…
「翔太のファンって意外と過激だね。4組は比較的大人しい子達が多いと思ってたけど」
「あー…、まぁ、他のクラスの奴らに比べたら、アイツらもそんなにだよ。にしても虐めって…なんで気づかなかったんだあの時!」
「翔太、落ち着いて」
照の言う通り、俺のクラスは全体的に大人しめな子が多い
涼川を虐めたという奴らも、このクラスだと、多少主張は強いが、他のクラスに行ったら大したもんじゃない
カーストで表したら、クラスでは上位でも、学年で見ると中の上ってとこかな
だからこそ、そこまでする奴らだとは思ってなかった…
「でも、佐久間が止めてくれたんでしょ?」
「そ〜だよ〜ん。『皆んな翔太が好きなんだね!』ってことで一件落着〜!」
にゃはははは、と笑いながらふっか上に覆い被さる佐久間
そして間もなく意識を飛ばした
「おい、お前、もっと詳しく」
「ダメだね、もう寝ちゃった」
「爆弾落とすだけ落としてったね」
ったく、言うだけ言って満足かよ!
ていうか、なんですぐ言わないんだよ!
そう言うことは担任である俺にすぐ言えよな!
「涼川さん、大丈夫かな?」
「どうだろうね。傷ついてなければ良いけど…」
照と涼太の口から心配の言葉が出る
なんで言わなかったんだよ、涼川
いや、言わなかったんじゃなくて、言えなかったとか?
懐かれ、信用してもらえてると思ってたのは俺だけだったのか…?
教育実習だっつーのに、何やってんだ俺は
「俺も、そんなことがあった後に、あんなお願いしちゃってたんだね…」
俺と同じように頭を垂れる涼太
俺も、涼太も思った以上に、自分のことでいっぱいいっぱいだったんだな…
「過ぎたことはもう仕方ないよ。涼川にはちゃんと謝って、翔太ファンの子達に、ちゃんと注意するのが、俺たち教育実習生の役目じゃない?」
「照…」
「うん、そうだね。こういうのも含めて、教育実習だよね」
「なんか良いようにまとめてんな」
まぁ、そうでもしねぇと収集つかねぇか
そのためにも佐久間からもうちょい話を聞きたいところだが……
「んにゃ……、メジロマックイーンちゃん……」
さて、この爆睡男をどうしようか……
「俺もそう思う」
「はい、佐久間水。ふっか床で寝ないの」
「お前らうるせっえ…」
真っ赤っかな顔をした佐久間
赤くはなってないけど、程よく酔いが回っている様子の照
そしてとっくに潰れて床で寝ているふっか
んで、介抱する涼太…
もうめちゃくちゃだな
とか思う俺も、大概で…
「そりゃ、昔睨んできたばっかりの同じ顔に、笑顔で微笑まれたら気になんだろ!」
「翔太も、水飲みな」
「にゃはははは!おもしれー!」
「姉に嫌われて妹に懐かれ…ね」
正直、あんまり自分が何言ってるのかわかってない
なんか、ヤベぇこと言ってねぇよな、俺…
「俺は、今は違くとも、結局は涼川さんに行くんじゃないかなって思ってんだよね」
「ほう!その根拠は!」
「ズバリ、涼川さんは既に翔太に気があるのではないかと」
「結構懐いてくれてるんだよね?なら本当にその説はあり得るね」
なんか、本人差し置いてヤイヤイ言われてんだけど…
確かに、涼川はいつも囲んできる女子とは違う形で懐いてくれてんなぁって思ってる
自分から来たりはしねぇけど、俺が話しかけると尻尾ぶんぶん振って、めっちゃ笑顔になんだよなぁ
それにちょっと可愛いなって思ってたり…
「あぁ!そういえば翔太!お前罪な男だよな?」
「はぁ?何?」
お互い酔ってるせいもあって脈絡がとんでもない
なにが罪な男だ
俺なんもしてねーよ
「翔太の〜、ファンの子達!涼川さんを虐めようとしてて、止めたの俺っちなんだから〜」
「はぁ…?」
俺のファン?
涼川を虐めようとした?
冷水がぶっかけられたかのように酔いが一気に覚めるのがわかる
「どういうこと、詳しく」
「なんかぁ、の〜んびり校内を散歩してたらさぁ〜」
呂律が回りにくくなっている佐久間の話し方にイライラする
涼川が虐められてた?
しかも俺のファンに?
は、本気?
「翔太をいつも囲んでる子たちがぁ〜涼川さんを囲んでてぇ〜」
「で?虐めてたの?」
「んん〜?虐めっちゃ虐めかなぁ〜俺っちが無事に仲介入ったけどぉ〜」
アイツら、いつの間にそんなこと…
涼川もなんも言われねぇし
てか、それいつの話?
俺、結構涼川とは話してるのに、気づけてなかった…?
「佐久間、それいつの話?」
「えっとぉ、昨日だったかなぁ〜?昼休みだったぁ!」
昨日?
てことは、放課後のあの時には、もう既に…
ん?てかさ、その、前にアイツら、俺と涼川にわけわからんこと…
「翔太のファンって意外と過激だね。4組は比較的大人しい子達が多いと思ってたけど」
「あー…、まぁ、他のクラスの奴らに比べたら、アイツらもそんなにだよ。にしても虐めって…なんで気づかなかったんだあの時!」
「翔太、落ち着いて」
照の言う通り、俺のクラスは全体的に大人しめな子が多い
涼川を虐めたという奴らも、このクラスだと、多少主張は強いが、他のクラスに行ったら大したもんじゃない
カーストで表したら、クラスでは上位でも、学年で見ると中の上ってとこかな
だからこそ、そこまでする奴らだとは思ってなかった…
「でも、佐久間が止めてくれたんでしょ?」
「そ〜だよ〜ん。『皆んな翔太が好きなんだね!』ってことで一件落着〜!」
にゃはははは、と笑いながらふっか上に覆い被さる佐久間
そして間もなく意識を飛ばした
「おい、お前、もっと詳しく」
「ダメだね、もう寝ちゃった」
「爆弾落とすだけ落としてったね」
ったく、言うだけ言って満足かよ!
ていうか、なんですぐ言わないんだよ!
そう言うことは担任である俺にすぐ言えよな!
「涼川さん、大丈夫かな?」
「どうだろうね。傷ついてなければ良いけど…」
照と涼太の口から心配の言葉が出る
なんで言わなかったんだよ、涼川
いや、言わなかったんじゃなくて、言えなかったとか?
懐かれ、信用してもらえてると思ってたのは俺だけだったのか…?
教育実習だっつーのに、何やってんだ俺は
「俺も、そんなことがあった後に、あんなお願いしちゃってたんだね…」
俺と同じように頭を垂れる涼太
俺も、涼太も思った以上に、自分のことでいっぱいいっぱいだったんだな…
「過ぎたことはもう仕方ないよ。涼川にはちゃんと謝って、翔太ファンの子達に、ちゃんと注意するのが、俺たち教育実習生の役目じゃない?」
「照…」
「うん、そうだね。こういうのも含めて、教育実習だよね」
「なんか良いようにまとめてんな」
まぁ、そうでもしねぇと収集つかねぇか
そのためにも佐久間からもうちょい話を聞きたいところだが……
「んにゃ……、メジロマックイーンちゃん……」
さて、この爆睡男をどうしようか……