3-4の教育実習
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「この実習期間中の先生方や生徒さんへの感謝と、俺たちの未来への希望を願って!!」
「「「「かんぱーい!」」」」
決して広くはないワンルームに成人男性が4人
そして周りに広がっているのは女の子のフィギュアやらポスターやら
なぜ、俺らがこんなことしているのかと言うと……
「ふぇ、舘しゃんどうふぃちゃったもよ?」
「ふっか汚い」
出来立てのたこ焼きを頬張りながら舘様に問いかけるふっか
もれなく、横の照が嫌がっている
「まぁまぁ、一回落ち着いて?ふっか」
「落ち着いてねーのは舘さんな?」
「ふっか食い意地張りすぎ〜!」
朝のことも兼ねて集合した俺たち
唯一知らない佐久間だが、同じ3年担当だし、情報交換会的なんも兼ねてタコパすることになった
まぁ、佐久間がタコパしたいって言い出したんだけどな
「それで、舘さん。何があったか教えてくれる?無理にとは言わないけど」
「そうだなぁ…どこから話そうか、翔太」
「え、俺?」
まぁ、俺も関わってるけどさぁ…
とはいえ俺は真反対の立場ではあるんだけど
「何々?なんかあったの?」
何も知らない佐久間が興味津々と伺ってくる
「まぁ、絶賛暴走中ってところかな?」
「自分で言うんじゃねぇよ」
自覚してるんかよ
頼むから一旦冷静になってくれ
「実はね、涼川さんのお姉さん、俺らと高校時代の同級生で、俺の元カノなんだ」
なんてことないようにサラリと言い放つ涼太
言うだけ言って、たこ焼き口ん中入れて、“うん、美味しいね”じゃねぇんだって
「え、は…?」
「涼川さんって……あの涼川さん?!」
「佐久間知ってるの?」
「まぁ、俺も同じクラスだったことあるし…」
ほら、コイツら混乱してるし
涼太、もっとちゃんと説明してくれよ……
その意を込めて腕を小突く
「涼川さんに、色々聞いて、lineも教えてくれないか頼んでみたんだけど、ダメそうなんだよね」
「それで、今朝…」
「なるほどな」
「涼川さん、と涼川さんが姉妹……?」
1人ついていけてねぇけど、一旦置いといて
「実はさ、俺は逆に嫌われてんだよ。まぁ、俺が悪いんだけどさ」
「あーね、翔太、高校時代尖りまくってたもんねぇ…」
「そう言う佐久間は逆に大人しかったよね」
「そうそう!まさにカースト底辺と頂点!って感じ〜!」
笑いながらそう言う佐久間は、かつてのことを吹っ切ったように見える
前に進んでんだな、お前は
詳しくは知らないけど、佐久間を変えた大切な人物がいて、でもその人は、もうこの世のいないって……辛かったはずだよな
今こうやって、かつては真逆のキャラであった俺たちが笑い合ってるのも、その人のおかげなのかもしれない
「でも、誰よりも最後の体育祭目立ってたの佐久間だったよ」
「ホント、びっくりした。急にバク転とかしだすし」
「いやぁ〜!アレがあったこその今の俺よ!」
本当、何が変わるかわかんねぇよな
いい意味でも、悪い意味でも
「思い出話に物思い耽ってるところ悪いんだけど、本題に戻してもいいかな?」
照が申し訳なさそうの間に入ってくる
横のふっかはハフハフさせながらもたこ焼きを頬張っている
やっぱ食い意地張ってんな
「そうだね。俺はね、涼川さんの姉、莉音と、どうしても、一回ちゃんと話したいんだよね」
「俺も。相変わらず嫌われたまんまみたいだし、その状態で妹を教えるのもお互いいい気がしない」
アイツ、確かシスコンだった気もするし
それに、単純に涼太を1人で行かせたら危ない気がする
「ちなみにさ、なんで別れたの?言いたくなかったらいいんだけど…」
的確なところをついてくるふっか
まぁ、そうだよな
1度は別れてるのに、無理矢理line繋げようとしても…ってことだろ?
普通はそう思うよな
でもな、違うんだよ…
「実は、別れっていうのではないんだよね」
「え?」
「あー…」
「……ん?!」
驚く照と佐久間
なんとなく予想していたような反応のふっか
そうなんだよな、こいつらって…
「いわゆる、自然消滅ってやつ」
「自然、消滅……?」
「えぇ、本当にあるんだ…」
「なるほどねぇ」
何が原因なのかがわかってねぇのが1番厄介なんだよな
だから涼太は、とりあえず話だけでも…って
「大好きだったんだ、彼女のことを。彼女が嫌がることをするつもりはないけど、ちゃんと、本人の話を聞きたいんだ」
かつてを思い出すように、ジッと遠くを見つめる涼太
シーンと静かな空気が流れる
「…いつでも相談しろよ!俺っちも知り合いだし!」
「俺らも。なんかできることあったら言って。な、照」
「ふっかの言われるのはなんか癪だけど、本当に、俺らこと、いつでも頼ってね」
佐久間をはじめ、ふっかも照も、空気を変えるように励ましてくれる
涼太の表情にも、笑みが溢れていて……
「そういえば翔太は、涼川さんとどうなの?昨日も放課後一緒にいたし…」
「へ?」
「え〜、何々?かつて嫌われてた子の妹と禁断の…」
「ちげぇって!!」
再びガヤガヤしだす俺ら
このワンルームに見合わない酸素濃度が復活する
「なんだか長くなりそうだし、呑んじゃう?」
「長くなんねぇし、そもそもそういうんじゃねぇって」
「みんなまだ食べるよね?ちょっと作ってくるね」
「ちょ、涼太!」
「さて、翔太さん。詳しくお願いできますか?」
「だからちげぇって!」
佐久間にふっかが俺を探ってくる
本当にちげぇって!
多分……
てか、照も爆笑すんな
んで、話のタネ撒いといて調理にいくんじゃねぇよ涼太
「生徒と先生の禁断の…♡」
「お前アニメ見過ぎなんだよ」
こうして、男だらけの長い長い、むさ苦しい夜が始まるー
「「「「かんぱーい!」」」」
決して広くはないワンルームに成人男性が4人
そして周りに広がっているのは女の子のフィギュアやらポスターやら
なぜ、俺らがこんなことしているのかと言うと……
「ふぇ、舘しゃんどうふぃちゃったもよ?」
「ふっか汚い」
出来立てのたこ焼きを頬張りながら舘様に問いかけるふっか
もれなく、横の照が嫌がっている
「まぁまぁ、一回落ち着いて?ふっか」
「落ち着いてねーのは舘さんな?」
「ふっか食い意地張りすぎ〜!」
朝のことも兼ねて集合した俺たち
唯一知らない佐久間だが、同じ3年担当だし、情報交換会的なんも兼ねてタコパすることになった
まぁ、佐久間がタコパしたいって言い出したんだけどな
「それで、舘さん。何があったか教えてくれる?無理にとは言わないけど」
「そうだなぁ…どこから話そうか、翔太」
「え、俺?」
まぁ、俺も関わってるけどさぁ…
とはいえ俺は真反対の立場ではあるんだけど
「何々?なんかあったの?」
何も知らない佐久間が興味津々と伺ってくる
「まぁ、絶賛暴走中ってところかな?」
「自分で言うんじゃねぇよ」
自覚してるんかよ
頼むから一旦冷静になってくれ
「実はね、涼川さんのお姉さん、俺らと高校時代の同級生で、俺の元カノなんだ」
なんてことないようにサラリと言い放つ涼太
言うだけ言って、たこ焼き口ん中入れて、“うん、美味しいね”じゃねぇんだって
「え、は…?」
「涼川さんって……あの涼川さん?!」
「佐久間知ってるの?」
「まぁ、俺も同じクラスだったことあるし…」
ほら、コイツら混乱してるし
涼太、もっとちゃんと説明してくれよ……
その意を込めて腕を小突く
「涼川さんに、色々聞いて、lineも教えてくれないか頼んでみたんだけど、ダメそうなんだよね」
「それで、今朝…」
「なるほどな」
「涼川さん、と涼川さんが姉妹……?」
1人ついていけてねぇけど、一旦置いといて
「実はさ、俺は逆に嫌われてんだよ。まぁ、俺が悪いんだけどさ」
「あーね、翔太、高校時代尖りまくってたもんねぇ…」
「そう言う佐久間は逆に大人しかったよね」
「そうそう!まさにカースト底辺と頂点!って感じ〜!」
笑いながらそう言う佐久間は、かつてのことを吹っ切ったように見える
前に進んでんだな、お前は
詳しくは知らないけど、佐久間を変えた大切な人物がいて、でもその人は、もうこの世のいないって……辛かったはずだよな
今こうやって、かつては真逆のキャラであった俺たちが笑い合ってるのも、その人のおかげなのかもしれない
「でも、誰よりも最後の体育祭目立ってたの佐久間だったよ」
「ホント、びっくりした。急にバク転とかしだすし」
「いやぁ〜!アレがあったこその今の俺よ!」
本当、何が変わるかわかんねぇよな
いい意味でも、悪い意味でも
「思い出話に物思い耽ってるところ悪いんだけど、本題に戻してもいいかな?」
照が申し訳なさそうの間に入ってくる
横のふっかはハフハフさせながらもたこ焼きを頬張っている
やっぱ食い意地張ってんな
「そうだね。俺はね、涼川さんの姉、莉音と、どうしても、一回ちゃんと話したいんだよね」
「俺も。相変わらず嫌われたまんまみたいだし、その状態で妹を教えるのもお互いいい気がしない」
アイツ、確かシスコンだった気もするし
それに、単純に涼太を1人で行かせたら危ない気がする
「ちなみにさ、なんで別れたの?言いたくなかったらいいんだけど…」
的確なところをついてくるふっか
まぁ、そうだよな
1度は別れてるのに、無理矢理line繋げようとしても…ってことだろ?
普通はそう思うよな
でもな、違うんだよ…
「実は、別れっていうのではないんだよね」
「え?」
「あー…」
「……ん?!」
驚く照と佐久間
なんとなく予想していたような反応のふっか
そうなんだよな、こいつらって…
「いわゆる、自然消滅ってやつ」
「自然、消滅……?」
「えぇ、本当にあるんだ…」
「なるほどねぇ」
何が原因なのかがわかってねぇのが1番厄介なんだよな
だから涼太は、とりあえず話だけでも…って
「大好きだったんだ、彼女のことを。彼女が嫌がることをするつもりはないけど、ちゃんと、本人の話を聞きたいんだ」
かつてを思い出すように、ジッと遠くを見つめる涼太
シーンと静かな空気が流れる
「…いつでも相談しろよ!俺っちも知り合いだし!」
「俺らも。なんかできることあったら言って。な、照」
「ふっかの言われるのはなんか癪だけど、本当に、俺らこと、いつでも頼ってね」
佐久間をはじめ、ふっかも照も、空気を変えるように励ましてくれる
涼太の表情にも、笑みが溢れていて……
「そういえば翔太は、涼川さんとどうなの?昨日も放課後一緒にいたし…」
「へ?」
「え〜、何々?かつて嫌われてた子の妹と禁断の…」
「ちげぇって!!」
再びガヤガヤしだす俺ら
このワンルームに見合わない酸素濃度が復活する
「なんだか長くなりそうだし、呑んじゃう?」
「長くなんねぇし、そもそもそういうんじゃねぇって」
「みんなまだ食べるよね?ちょっと作ってくるね」
「ちょ、涼太!」
「さて、翔太さん。詳しくお願いできますか?」
「だからちげぇって!」
佐久間にふっかが俺を探ってくる
本当にちげぇって!
多分……
てか、照も爆笑すんな
んで、話のタネ撒いといて調理にいくんじゃねぇよ涼太
「生徒と先生の禁断の…♡」
「お前アニメ見過ぎなんだよ」
こうして、男だらけの長い長い、むさ苦しい夜が始まるー