3-4の教育実習
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小柄な身体に、肩より少し長い茶色掛かった髪
カラコンを入れているようなクリっとした目
薄く小さい血色の良い唇
こいつ、磨けばもっと光るんだろうなぁ…
素朴さも感じさせつつも、そう思える素材の良さ
一言でいえば、小動物のような彼女を横目で見ながら歌い続ける
表情豊かに歌う姿は、普段とは想像つかないほどイキイキしている
普段教室の隅っこにいる子がこんな才能秘めてるなんて普通思いもしないだろうまぁ、こいつが音楽の多才ってことは周知の事実らしいけど…
人間、見た目は判断できないってこういうことなんだろうな
「渡辺先生、すっごい声綺麗ですね!高音まで綺麗にブレずに出てるのすごい!」
「だろ?伊達に歌好きなわけじゃねーからな」
キラキラさせた目をしながら俺に話しかけてくる涼川
うん、やっぱりこいつ、うさぎかなんかかな
いや、犬か?尻尾が見えるし…
「相変わらず綺麗な声してるよね、翔太」
「おー、って、え?」
「宮舘先生!?」
突然現れた涼太にびっくりする俺と涼川
「なんか、聞き覚えのある歌声が聞こえたからね、つい」
「まー、涼太は何回も聞いたことあるもんなぁ」
特に高校生の頃とか、涼太とほとんど過ごしてたからなぁ
まぁ、いつからかはアイツが現れて、涼太とられちまったけど
「お二人ってすごく仲良いですよね!幼馴染ってほんとですか?」
「うん、そうだよ。生まれた病院から一緒」
「すごっ!もう2人の間に入れる人いませんよ!」
俺らの生い立ちに興奮する涼川
まぁ、悪い気はしねーけどさ
でもね〜、そんな俺達の間に入れる人がいたんですよねぇ〜?
今どこで何してるかわかんねぇけど
「ちなみに、ココは母校なんだ」
「え!?本当ですか?」
「あー、佐久間と阿部も一緒」
「多っ!」
ま、佐久間は高校時代はあんまり関わりなかったんだけどな
阿部ちゃんも生徒会長やってて、雲の上の人って感じだったし
「実は、私の姉も、ココが母校なんですけど…」
「え?」
おずおずと、でもどこか興奮気味の涼川
「あー、やっぱり?」
「は?」
やっぱりってどゆこと涼太
え、もしかして…
「宮舘先生、心当たりが?」
「あるね。顔とか雰囲気とか普通に似てるし、名字も一緒だしね」
「え、え?待って、心たりがないこともなくないんだけど」
「それどっちですか?」
待って、まじでアイツ?
いや、俺も思ってたよ
涼川ってアイツなんか似てんよなって!
「涼川莉音。ご存知ですか…?」
「はい、存じ上げています」
「マジ?ガチで?」
え、アイツの妹なの?
パニックパニックなんだけど
「まぁ、顔は似てるって言われるけど、中身は真反対なんですけどね」
「確かに…俺、まさかお前らが姉妹だなんて全然…」
そっか、姉妹か…
涼太が勘付いてたのも、なんか納得かな
「宮舘先生、よく気づきましたね!」
「まぁ、学生時代、仲良くしてたからね」
仲良く、どころじゃねーだろ
てか、涼川にどこまで喋っていいものか…
涼太も、言う気配ないし
「お姉ちゃんと仲よかったんですか!?あんまり男子と関わってるイメージないのに!」
「そうだね。なんというか、成り行きでっていうか…ね、翔太」
「いや、俺はそこまで…」
なんならどちらかというと嫌われてたんだけど
まぁ、俺が悪いっちゃ悪いんだけどさぁ〜
「あ、噂をすればお姉ちゃんからlineだ…」
「そういえばlineいつの間にか消えちゃってたんだよなぁ」
ちょ、どこまで踏み込むつもりなんだよ
さっきからギリギリを攻めすぎじゃね?
「教えましょうか!?2年ぐらい前に買い替えてたからその時の消えちゃったのかも」
「うーん、ありがたいけど、その為には生徒とline交換することになっちゃうからなぁ」
「それはダメだろ」
涼太、お前何がしたいんだよ
アイツのline知りたいんかよ、知りたくないんかよ
「とりあえず帰ったら聞いてみますねー!」
「ありがとうね。それより莉音はlineでなんて?」
「ケーキもらったから早く帰っておいでって」
「そっか。じゃあ、バイバイだね」
なんの違和感もないように笑顔を振る舞う涼川
いっつも俺を睨んできたアイツとは大違いだ
「渡辺先生、宮舘先生、また明日!」
「おー、またな」
「気をつけて帰るんだよ」
涼川が出ていく後ろ姿をなんとなく見つめる
涼川の言った通り、見れば見るほどアイツと似てる外見
知れば知るほど全然似てない性格
「何?興味あるの?」
どこか懐かしげな目を向けながら俺に問いかけてくる涼太
「はぁ?それは涼太だろ」
「俺は姉の方ね」
「何?バラしていいんかよ」
「それはちょっと困るかな」
ったく、なんなんだよ
まぁ、より戻したいんだろうな
久しぶりに見たよ、あんな涼太…
「あくまでも俺らは教育実習生だからね?」
「生徒を利用して元カノとより戻そうとしてるやつに言われたくねぇ」
まぁ、好きにすればいいと思うけどさ
アイツには嫌われてるかもしれねぇけど
妹はなんだか俺に懐いてくれてるし、それ考えたら、悪い気はしねぇな
カラコンを入れているようなクリっとした目
薄く小さい血色の良い唇
こいつ、磨けばもっと光るんだろうなぁ…
素朴さも感じさせつつも、そう思える素材の良さ
一言でいえば、小動物のような彼女を横目で見ながら歌い続ける
表情豊かに歌う姿は、普段とは想像つかないほどイキイキしている
普段教室の隅っこにいる子がこんな才能秘めてるなんて普通思いもしないだろうまぁ、こいつが音楽の多才ってことは周知の事実らしいけど…
人間、見た目は判断できないってこういうことなんだろうな
「渡辺先生、すっごい声綺麗ですね!高音まで綺麗にブレずに出てるのすごい!」
「だろ?伊達に歌好きなわけじゃねーからな」
キラキラさせた目をしながら俺に話しかけてくる涼川
うん、やっぱりこいつ、うさぎかなんかかな
いや、犬か?尻尾が見えるし…
「相変わらず綺麗な声してるよね、翔太」
「おー、って、え?」
「宮舘先生!?」
突然現れた涼太にびっくりする俺と涼川
「なんか、聞き覚えのある歌声が聞こえたからね、つい」
「まー、涼太は何回も聞いたことあるもんなぁ」
特に高校生の頃とか、涼太とほとんど過ごしてたからなぁ
まぁ、いつからかはアイツが現れて、涼太とられちまったけど
「お二人ってすごく仲良いですよね!幼馴染ってほんとですか?」
「うん、そうだよ。生まれた病院から一緒」
「すごっ!もう2人の間に入れる人いませんよ!」
俺らの生い立ちに興奮する涼川
まぁ、悪い気はしねーけどさ
でもね〜、そんな俺達の間に入れる人がいたんですよねぇ〜?
今どこで何してるかわかんねぇけど
「ちなみに、ココは母校なんだ」
「え!?本当ですか?」
「あー、佐久間と阿部も一緒」
「多っ!」
ま、佐久間は高校時代はあんまり関わりなかったんだけどな
阿部ちゃんも生徒会長やってて、雲の上の人って感じだったし
「実は、私の姉も、ココが母校なんですけど…」
「え?」
おずおずと、でもどこか興奮気味の涼川
「あー、やっぱり?」
「は?」
やっぱりってどゆこと涼太
え、もしかして…
「宮舘先生、心当たりが?」
「あるね。顔とか雰囲気とか普通に似てるし、名字も一緒だしね」
「え、え?待って、心たりがないこともなくないんだけど」
「それどっちですか?」
待って、まじでアイツ?
いや、俺も思ってたよ
涼川ってアイツなんか似てんよなって!
「涼川莉音。ご存知ですか…?」
「はい、存じ上げています」
「マジ?ガチで?」
え、アイツの妹なの?
パニックパニックなんだけど
「まぁ、顔は似てるって言われるけど、中身は真反対なんですけどね」
「確かに…俺、まさかお前らが姉妹だなんて全然…」
そっか、姉妹か…
涼太が勘付いてたのも、なんか納得かな
「宮舘先生、よく気づきましたね!」
「まぁ、学生時代、仲良くしてたからね」
仲良く、どころじゃねーだろ
てか、涼川にどこまで喋っていいものか…
涼太も、言う気配ないし
「お姉ちゃんと仲よかったんですか!?あんまり男子と関わってるイメージないのに!」
「そうだね。なんというか、成り行きでっていうか…ね、翔太」
「いや、俺はそこまで…」
なんならどちらかというと嫌われてたんだけど
まぁ、俺が悪いっちゃ悪いんだけどさぁ〜
「あ、噂をすればお姉ちゃんからlineだ…」
「そういえばlineいつの間にか消えちゃってたんだよなぁ」
ちょ、どこまで踏み込むつもりなんだよ
さっきからギリギリを攻めすぎじゃね?
「教えましょうか!?2年ぐらい前に買い替えてたからその時の消えちゃったのかも」
「うーん、ありがたいけど、その為には生徒とline交換することになっちゃうからなぁ」
「それはダメだろ」
涼太、お前何がしたいんだよ
アイツのline知りたいんかよ、知りたくないんかよ
「とりあえず帰ったら聞いてみますねー!」
「ありがとうね。それより莉音はlineでなんて?」
「ケーキもらったから早く帰っておいでって」
「そっか。じゃあ、バイバイだね」
なんの違和感もないように笑顔を振る舞う涼川
いっつも俺を睨んできたアイツとは大違いだ
「渡辺先生、宮舘先生、また明日!」
「おー、またな」
「気をつけて帰るんだよ」
涼川が出ていく後ろ姿をなんとなく見つめる
涼川の言った通り、見れば見るほどアイツと似てる外見
知れば知るほど全然似てない性格
「何?興味あるの?」
どこか懐かしげな目を向けながら俺に問いかけてくる涼太
「はぁ?それは涼太だろ」
「俺は姉の方ね」
「何?バラしていいんかよ」
「それはちょっと困るかな」
ったく、なんなんだよ
まぁ、より戻したいんだろうな
久しぶりに見たよ、あんな涼太…
「あくまでも俺らは教育実習生だからね?」
「生徒を利用して元カノとより戻そうとしてるやつに言われたくねぇ」
まぁ、好きにすればいいと思うけどさ
アイツには嫌われてるかもしれねぇけど
妹はなんだか俺に懐いてくれてるし、それ考えたら、悪い気はしねぇな