3-4の教育実習
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「とりあえず、十八番とかある?自分が1番得意なの歌ってほしい」
「わかりました!」
十八番ね
いくつかあるけど…
渡辺先生の前だし、アレにしようかな
「それじゃあ聞いてください」
“紡ぐ”
🎶〜
「ありがとうございました!」
「すっげぇ〜!」
終わった途端にキラキラした目をした渡辺先生が立ち上がる
「本当に高校生!?ってレベルなんだけど!めっちゃ上手いじゃん!声質もいいし、表現力?がすっげー!」
「ありがとうございます!」
渡辺先生に褒めてもらえるなんて光栄だ
自分でも歌に自信はあるけど、音楽担当でもあり、好きな人でもある渡辺先生に褒めもらえることがこの上なく嬉しい
もう、死んでもいいかもしれない
「ねぇ、好きな人とか、いたりすんの?」
「え?」
突然の突飛な発言にびっくりする
え、バレた?
何で?
この歌に想い乗せすぎた…?
「あ、いや、そのさぁ…誰かを想ってつように見えたから…俺の気のせいかもだけど!」
「あー…、」
やっべバレてる
自分だとは気づいてないみたいなのが不幸中の幸いかな
さてどうやって誤魔化そう…
「てか、既に彼氏いる可能性も全然あるか。お前普通に可愛いもんな…」
「はい!?」
いや、彼氏なんていたことないし!
てかそれより今なんて???
サラッと可愛いって言った!?
え、本気ですか?
いや社交辞令とかかも…
「何?その慌てよう。本当に彼氏いんの?」
「い、いないですよっ!」
何で疑いの目を向けられなきゃいけないんですか!?
私何も悪いことしてないって!
彼氏もいたことありませんよ!
「本当に?いるんだったら素直に言いなよ」
「本っっっっっっっっっ当にいません!てかいたことありません!」
「え、マジ?」
必死に首を縦に振りまくる
首とてるんじゃないかってくらいにまじですよ
てか何気に失礼ですよ
私だって、彼氏という存在に憧れたことはありますよ…
「えー、じゃあ好きな人は?」
「………さぁ?」
あぁ、我ながら誤魔化し方が下手だ…
「お前下手っくそだなぁ、誤魔化すの」
「うるさいです」
「で?誰?クラスメイト?」
当てにかかってこようとしないで下さい
こういうのって言うまで終わらないやつじゃん!
「絶対に言いません!」
「えぇ〜ケチ!」
言える訳ないじゃん…
好きな人は、渡辺先生です
なんて…
「3-4?それとも他クラス?もしかして吹部の人?」
「だから言いませんって!」
大体私の好きな人知ってどうするんですか
それに、私にしてみたら、
好きな人暴露=告白=失恋
ってなるわけであって
自分だってわかってるもん、教育実習生に恋したって…
「もしかして涼太とか?」
「はぁ?!」
何でそうなるんですか
意味わかんないんですけど
「お前!涼太はモテモテなんだぞ!?」
「だから何なんですか?」
「悪いことは言わない、やめとけ」
「だから違いますって」
どっから宮舘先生出てきたの?
もしかして宮舘先生のこと大好きとか?
どこまで仲良いんだよ
「もうこの話終わりです!なんかリクエストありますか!?」
「えぇ〜、じゃあ、『ベテルギウス』とか?」
ベテルギウスかぁ…
最近歌ってないから飛ばないかちょっと不安かも
「てか、一緒に歌いたい」
「え?」
今、何と?
「あー、いや?」
「いや、では、ないっです」
「何でカタコト?」
一緒に歌う???
まじで?
「あー、あーーー、」
発声しながら準備をする渡辺先生をチラリと見ながら、ソッと胸を抑える
心臓バクバクなんだけど…
こんな状態で歌えるかな…
でも、こんな機会、もうないかもしれない
てかないだろう
この機会、大切にしなくちゃ
深呼吸を一つして、何とか切り替える
「準備おけ?」
「はい!」
音楽室に2人の歌声が響きわたるー
「わかりました!」
十八番ね
いくつかあるけど…
渡辺先生の前だし、アレにしようかな
「それじゃあ聞いてください」
“紡ぐ”
🎶〜
「ありがとうございました!」
「すっげぇ〜!」
終わった途端にキラキラした目をした渡辺先生が立ち上がる
「本当に高校生!?ってレベルなんだけど!めっちゃ上手いじゃん!声質もいいし、表現力?がすっげー!」
「ありがとうございます!」
渡辺先生に褒めてもらえるなんて光栄だ
自分でも歌に自信はあるけど、音楽担当でもあり、好きな人でもある渡辺先生に褒めもらえることがこの上なく嬉しい
もう、死んでもいいかもしれない
「ねぇ、好きな人とか、いたりすんの?」
「え?」
突然の突飛な発言にびっくりする
え、バレた?
何で?
この歌に想い乗せすぎた…?
「あ、いや、そのさぁ…誰かを想ってつように見えたから…俺の気のせいかもだけど!」
「あー…、」
やっべバレてる
自分だとは気づいてないみたいなのが不幸中の幸いかな
さてどうやって誤魔化そう…
「てか、既に彼氏いる可能性も全然あるか。お前普通に可愛いもんな…」
「はい!?」
いや、彼氏なんていたことないし!
てかそれより今なんて???
サラッと可愛いって言った!?
え、本気ですか?
いや社交辞令とかかも…
「何?その慌てよう。本当に彼氏いんの?」
「い、いないですよっ!」
何で疑いの目を向けられなきゃいけないんですか!?
私何も悪いことしてないって!
彼氏もいたことありませんよ!
「本当に?いるんだったら素直に言いなよ」
「本っっっっっっっっっ当にいません!てかいたことありません!」
「え、マジ?」
必死に首を縦に振りまくる
首とてるんじゃないかってくらいにまじですよ
てか何気に失礼ですよ
私だって、彼氏という存在に憧れたことはありますよ…
「えー、じゃあ好きな人は?」
「………さぁ?」
あぁ、我ながら誤魔化し方が下手だ…
「お前下手っくそだなぁ、誤魔化すの」
「うるさいです」
「で?誰?クラスメイト?」
当てにかかってこようとしないで下さい
こういうのって言うまで終わらないやつじゃん!
「絶対に言いません!」
「えぇ〜ケチ!」
言える訳ないじゃん…
好きな人は、渡辺先生です
なんて…
「3-4?それとも他クラス?もしかして吹部の人?」
「だから言いませんって!」
大体私の好きな人知ってどうするんですか
それに、私にしてみたら、
好きな人暴露=告白=失恋
ってなるわけであって
自分だってわかってるもん、教育実習生に恋したって…
「もしかして涼太とか?」
「はぁ?!」
何でそうなるんですか
意味わかんないんですけど
「お前!涼太はモテモテなんだぞ!?」
「だから何なんですか?」
「悪いことは言わない、やめとけ」
「だから違いますって」
どっから宮舘先生出てきたの?
もしかして宮舘先生のこと大好きとか?
どこまで仲良いんだよ
「もうこの話終わりです!なんかリクエストありますか!?」
「えぇ〜、じゃあ、『ベテルギウス』とか?」
ベテルギウスかぁ…
最近歌ってないから飛ばないかちょっと不安かも
「てか、一緒に歌いたい」
「え?」
今、何と?
「あー、いや?」
「いや、では、ないっです」
「何でカタコト?」
一緒に歌う???
まじで?
「あー、あーーー、」
発声しながら準備をする渡辺先生をチラリと見ながら、ソッと胸を抑える
心臓バクバクなんだけど…
こんな状態で歌えるかな…
でも、こんな機会、もうないかもしれない
てかないだろう
この機会、大切にしなくちゃ
深呼吸を一つして、何とか切り替える
「準備おけ?」
「はい!」
音楽室に2人の歌声が響きわたるー