3-4の教育実習
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「渡辺くん、どうだった?」
「やー、皆んな元気っすね。面白い子達ばっかりだったです」
教育実習初日
いつもより早く起きて、いつもと違う環境で、でも、懐かしさもある環境に足を踏み入れた
とはいえ、今日は6限目に紹介をしてもらって、部活に出たぐらいだけど…
「特にフルートパートの子達はお喋りが多いのよ」
「あぁ、多かったですね。でも、実力者揃いでした」
「そうなのよ〜まさに天才の集まりなのよね〜」
“ホンットムカつくわ〜”何て言っているが口角は上がっており、本気で言ってるわけではないとわかる
「わかります。なんか、憎めません」
「だよね〜。まぁ、渡辺くんは憎ったらしかったけどね」
「……その節は、すみませんでした」
実は、この学校は俺の母校
涼太と佐久間と阿部の母校でもあり、かつて青春を捧げた場所
学生時代と変わらない顧問の言葉に、思い当たる心当たりが数々…
「別に今更妬みをいうつもりではないわよ?ただ、反省してるようなら、しっかり生徒達に指導してもらわないとね。かつての自分みたいにならないように」
にっこり笑って言われるが、どこか圧をかけられている気がするのは気のせいだろうか…
「さて、明日からもバンバン働いてもらうわよ〜!」
高校時代、最も迷惑をかけたであろうこの先生には頭が上がらない
かつての顧問であり、3年時の担任でもあった
the美人って感じの顔立ちに、スラっとした身体立ち
なのに性格は結構サバサバしてて、いわゆるバリキャリってやつ?よくわかんねぇけど
で、実は怒らせたら最も怖いとか言われてて…
「あ、そうだ、渡辺くん」
「はい?」
「涼川花凛ってわかる?フルートパートの」
「あぁ、はい」
確か、ピッコロも兼任してた子だよな?
そういえば、俺推しって言ってたような…
「あの子ね〜、歌超うまいの。渡辺くん、歌好きだよね?」
「好きっす。へぇ〜、あの子そうなんだ…」
フルートにピッコロ、歌もって、最強かよ
「毎年合唱コンクールではソロ任されてるし、実力は私のお墨付きよ。興味あったら聞かせてもらって」
「それは興味ありますね」
流石はフルートパート
天才の集まりというのはあながち間違いじゃねぇな
「翔太ー、まだ帰んない?」
「あ、涼太」
「あら、宮舘君久しぶりねー!」
「あ、如月先生。おつかれ様です」
涼太が両手に荷物を持っているため、俺が急いでドアを開けに行く
「これ、翔太の。勝手に持ってきちゃった」
「マジさんきゅ」
「相変わらず仲良いのね」
そりゃあ生まれた病院から一緒なんだから
もはや家族みたいなもんだよ
「如月先生も、お幸せなようじゃないですか」
「あら、気づいた?」
「え?」
涼太の言葉に引っかかる
それも束の間、俺だけ置いてきぼり状態
「翔太、先生の左手」
「左手…?あ、」
女性らしい白く細い指にキラリと光るものが1つ
「えぇ!?如月先生結婚してたんですか?」
「あなた達が卒業してすぐにね」
「そうだったんですね。大変遅くなりましたが、ご結婚おめでとうございます」
「お、おめでとうございます」
「ありがとう、2人とも」
俺達が卒業してすぐってことは、俺達に世話を焼いていたときも、自分はイチャイチャラブラブしてたっつーことかぁ…
「翔太、言い方よくないよ」
「相変わらず心の声出ちゃってるわね〜」
「え、嘘?出てた?」
やっべぇ
実習初日にやっべぇ
「あぁ、もうこんな時間ね。引き止めちゃってごめんなさい」
「いえ、お久しぶりに先生と話せてよかったです。また、明日からもよろしくお願いします」
「ビシバシ鍛えていくわよ」
「お手柔らかにお願いします……」
涼太も先生も、あははと笑うが俺は冗談抜きで笑えない
担当学年は違うとはいえ、恩師であり、部活本顧問である以上、明日からのことを考えると、少し気が遠くなった…
「やー、皆んな元気っすね。面白い子達ばっかりだったです」
教育実習初日
いつもより早く起きて、いつもと違う環境で、でも、懐かしさもある環境に足を踏み入れた
とはいえ、今日は6限目に紹介をしてもらって、部活に出たぐらいだけど…
「特にフルートパートの子達はお喋りが多いのよ」
「あぁ、多かったですね。でも、実力者揃いでした」
「そうなのよ〜まさに天才の集まりなのよね〜」
“ホンットムカつくわ〜”何て言っているが口角は上がっており、本気で言ってるわけではないとわかる
「わかります。なんか、憎めません」
「だよね〜。まぁ、渡辺くんは憎ったらしかったけどね」
「……その節は、すみませんでした」
実は、この学校は俺の母校
涼太と佐久間と阿部の母校でもあり、かつて青春を捧げた場所
学生時代と変わらない顧問の言葉に、思い当たる心当たりが数々…
「別に今更妬みをいうつもりではないわよ?ただ、反省してるようなら、しっかり生徒達に指導してもらわないとね。かつての自分みたいにならないように」
にっこり笑って言われるが、どこか圧をかけられている気がするのは気のせいだろうか…
「さて、明日からもバンバン働いてもらうわよ〜!」
高校時代、最も迷惑をかけたであろうこの先生には頭が上がらない
かつての顧問であり、3年時の担任でもあった
the美人って感じの顔立ちに、スラっとした身体立ち
なのに性格は結構サバサバしてて、いわゆるバリキャリってやつ?よくわかんねぇけど
で、実は怒らせたら最も怖いとか言われてて…
「あ、そうだ、渡辺くん」
「はい?」
「涼川花凛ってわかる?フルートパートの」
「あぁ、はい」
確か、ピッコロも兼任してた子だよな?
そういえば、俺推しって言ってたような…
「あの子ね〜、歌超うまいの。渡辺くん、歌好きだよね?」
「好きっす。へぇ〜、あの子そうなんだ…」
フルートにピッコロ、歌もって、最強かよ
「毎年合唱コンクールではソロ任されてるし、実力は私のお墨付きよ。興味あったら聞かせてもらって」
「それは興味ありますね」
流石はフルートパート
天才の集まりというのはあながち間違いじゃねぇな
「翔太ー、まだ帰んない?」
「あ、涼太」
「あら、宮舘君久しぶりねー!」
「あ、如月先生。おつかれ様です」
涼太が両手に荷物を持っているため、俺が急いでドアを開けに行く
「これ、翔太の。勝手に持ってきちゃった」
「マジさんきゅ」
「相変わらず仲良いのね」
そりゃあ生まれた病院から一緒なんだから
もはや家族みたいなもんだよ
「如月先生も、お幸せなようじゃないですか」
「あら、気づいた?」
「え?」
涼太の言葉に引っかかる
それも束の間、俺だけ置いてきぼり状態
「翔太、先生の左手」
「左手…?あ、」
女性らしい白く細い指にキラリと光るものが1つ
「えぇ!?如月先生結婚してたんですか?」
「あなた達が卒業してすぐにね」
「そうだったんですね。大変遅くなりましたが、ご結婚おめでとうございます」
「お、おめでとうございます」
「ありがとう、2人とも」
俺達が卒業してすぐってことは、俺達に世話を焼いていたときも、自分はイチャイチャラブラブしてたっつーことかぁ…
「翔太、言い方よくないよ」
「相変わらず心の声出ちゃってるわね〜」
「え、嘘?出てた?」
やっべぇ
実習初日にやっべぇ
「あぁ、もうこんな時間ね。引き止めちゃってごめんなさい」
「いえ、お久しぶりに先生と話せてよかったです。また、明日からもよろしくお願いします」
「ビシバシ鍛えていくわよ」
「お手柔らかにお願いします……」
涼太も先生も、あははと笑うが俺は冗談抜きで笑えない
担当学年は違うとはいえ、恩師であり、部活本顧問である以上、明日からのことを考えると、少し気が遠くなった…