3-3の教育実習
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いない…
仁那がいない
「青海を見かけたら職員室にくるように言うように。連絡は以上です、それじゃあ解散〜」
気怠げなふっか先生の声
しかし、その表情は“心配”という文字が浮かんでいて…
「怜〜?帰ろ!」
「……ごめん、先帰ってて」
仁那はいないし、ふっか先生もあんなんだし、ここで動かないわけにはいかない
まだ始めたばかりというのもあるけど、あの作戦もあんまり効いてないみたいだし…
思った以上に噂は勢いを増している
いくら先生達に協力してもらってるとはいえ、説得して回るスピードが全然追いついていない
それに…
「どーしたの?何か用事?」
「まぁ、そんなとこ」
「そっかぁ〜、じゃ、また明日ー!」
「うん、バイバイ」
教室にふっか先生以外がいなくなったのを確認し、仁那のロッカーを開ける
そこには、仁那の鞄
今日の朝、担任から渡されていた鞄だ
「梅田…何してんの?」
「ふっか先生、なんで今日の朝、担任が仁那のバック持ってたんですか?」
「それは……」
言葉を詰まらせるふっか先生
その様子で私の予想は確信する
「隠されてたんですよね?ふっか先生が見つけたんじゃないですか?」
「流石だね、梅田」
ふっか先生は、そう言いながらフッと力無く笑う
まぁ、私も半分勘で言ったんですけどね
何となくだけど、ふっか先生が担任に渡したのかな…って
「たまたま見ちゃったんだよね…ゴミ捨て場に捨てられそうなところ。『なぁにしてんのぉ?』って言いながら近づいたら、鞄だけ置いて逃げられちゃった」
アハハっと笑う目にはハイライトが宿っていない
初めて見た…
ふっか先生のこんな表情
「佐久間から聞いたんだけどさ、昼休みに水ぶっかけられてたんだって。皆んなさぁ、噂一つで態度変えすぎだよねぇ。ていうか、根も葉もない噂をよくそんな簡単に間に受けるよねぇ…」
「ふ、深澤先生…」
やばい…
漆黒の目をしながら笑っている…
こっわぁ…
怖すぎて、つい“深澤先生”呼びになっちゃったよ
これ、本当に仁那が心配なだけなのかな?
私にはさ、深澤先生はやっぱり仁那のこと…
「さてと、青海の捜索に行きますか」
「先生……私、手伝います」
「お、頼もしいね〜」
もちろん仁那が心配なんだけど…
こんなふっか先生見てられない
それに、人では多い方がいいだろうし
「私、一回仁那の家行ってみます」
「わかった。コレ、俺の電話番号。なんかあったら連絡して。俺は校内探してみるわ」
「わかりました」
番号のメモを受け取り、ふっか先生と別れる
どうか、仁那が見つかりますように…!
仁那がいない
「青海を見かけたら職員室にくるように言うように。連絡は以上です、それじゃあ解散〜」
気怠げなふっか先生の声
しかし、その表情は“心配”という文字が浮かんでいて…
「怜〜?帰ろ!」
「……ごめん、先帰ってて」
仁那はいないし、ふっか先生もあんなんだし、ここで動かないわけにはいかない
まだ始めたばかりというのもあるけど、あの作戦もあんまり効いてないみたいだし…
思った以上に噂は勢いを増している
いくら先生達に協力してもらってるとはいえ、説得して回るスピードが全然追いついていない
それに…
「どーしたの?何か用事?」
「まぁ、そんなとこ」
「そっかぁ〜、じゃ、また明日ー!」
「うん、バイバイ」
教室にふっか先生以外がいなくなったのを確認し、仁那のロッカーを開ける
そこには、仁那の鞄
今日の朝、担任から渡されていた鞄だ
「梅田…何してんの?」
「ふっか先生、なんで今日の朝、担任が仁那のバック持ってたんですか?」
「それは……」
言葉を詰まらせるふっか先生
その様子で私の予想は確信する
「隠されてたんですよね?ふっか先生が見つけたんじゃないですか?」
「流石だね、梅田」
ふっか先生は、そう言いながらフッと力無く笑う
まぁ、私も半分勘で言ったんですけどね
何となくだけど、ふっか先生が担任に渡したのかな…って
「たまたま見ちゃったんだよね…ゴミ捨て場に捨てられそうなところ。『なぁにしてんのぉ?』って言いながら近づいたら、鞄だけ置いて逃げられちゃった」
アハハっと笑う目にはハイライトが宿っていない
初めて見た…
ふっか先生のこんな表情
「佐久間から聞いたんだけどさ、昼休みに水ぶっかけられてたんだって。皆んなさぁ、噂一つで態度変えすぎだよねぇ。ていうか、根も葉もない噂をよくそんな簡単に間に受けるよねぇ…」
「ふ、深澤先生…」
やばい…
漆黒の目をしながら笑っている…
こっわぁ…
怖すぎて、つい“深澤先生”呼びになっちゃったよ
これ、本当に仁那が心配なだけなのかな?
私にはさ、深澤先生はやっぱり仁那のこと…
「さてと、青海の捜索に行きますか」
「先生……私、手伝います」
「お、頼もしいね〜」
もちろん仁那が心配なんだけど…
こんなふっか先生見てられない
それに、人では多い方がいいだろうし
「私、一回仁那の家行ってみます」
「わかった。コレ、俺の電話番号。なんかあったら連絡して。俺は校内探してみるわ」
「わかりました」
番号のメモを受け取り、ふっか先生と別れる
どうか、仁那が見つかりますように…!