3-3の教育実習
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「仁那ちゃん、これ使って」
「え、悪いよ…」
「何言ってるの!タオルは拭くためにあるの!」
「ありがとう…」
結ちゃんに渡されたタオルで、頭から拭き始める
現在、全身びしょ濡れ中の私
裏庭へ向かっているときに、突然、大量の水が降ってきって…
「ていうか!水ぶっかけるとか意味わかんない!高校生にもなって、やって良いことと悪いことの区別もつかないの?!」
「私がトロいのも悪いから…」
「仁那ちゃんは悪くないの!」
にしても、結ちゃんに被害が及ばなくてよかった
凄いよね、綺麗に私にだけ降りかかってきたもん…
「ごめんね、結ちゃん」
「私は全然大丈夫だから!」
「ううん。今日ずっと、こんなのだし…」
実は、今日朝来た時から始まっていたのだ
まず、私の席がない
ポッカリなくなっていて、すぐにわかった
急いで空き教室から持ってきて…
戻ってきたら、荷物が無くなってて
それは担任が見つけてくれたみたいで、朝のHRに渡してもらえたけど…
周りが明らかにコソコソしてるのもわかるし、話しかけても無視されたり…
「皆さ、何でそんなに噂を鵜呑みにするのかな…」
「それは皆青海さんに嫉妬してるんだよ」
「え、佐久間先生!?」
”にゃはっ!”と屈託のない笑顔の佐久間先生
え、今の聞こえてた…?
「モテる女は大変だね〜だからといってこんなことしちゃいけないけど!」
ホラっ、と佐久間先生が私に上着をかける
「佐久間先生かっこいい〜!」
「お、わかる?さっすが白石さん!」
いや、そうじゃなくて…
「先生!大丈夫です!上着濡れちゃう…」
そう言って上着を返そうとするが…
「大丈夫?どこからどう見ても大丈夫じゃないけど」
グッと両方を掴まれ目線を合わせてくる
さっきまでの笑顔ではなく、真剣な顔で…
「事情は、照達から聞いてる。とりあえず体操服に着替えな?ちょうどこの後体育でしょ?」
「あ、はい。ありがとうございます…」
岩本先生から聞いてる…?
何を?もしかして…
そんなことを思っている間に、じゃあね!と再び屈託ない笑顔に戻り、見送られる
「佐久間先生やるねっ」
「え、あー、うん?」
返答に困りつつも、さっきの言葉が離れない
もしかして、岩本先生も、噂のこと知ってる…?
どうしよう、この後体育で会うのに…
どんな顔して会えば…
「仁那ちゃん、着替えよっか…?」
「あ、そうだね」
結ちゃんまで巻き込んで、もしかしたら先生達にまで…?
岩本先生、深澤先生…
本当に、ごめんなさい…
「青海さーん、こっちー!」
「わかった〜」
急に飛んできたボールを言われた方に飛ばす
コントロールの悪いボールを難なく受け取る岩本先生
「相変わらずコントロール悪いね」
「すみません…」
普段なら、うるさいです、とでも言うところも、噂のこともあり、すみませんになる
そんな変化に岩本先生はすかさず気づく
「青海さん、大丈夫?」
「えっと…」
大丈夫、と言おうとするが、先程の佐久間先生とのことを思い出し、戸惑ってしまう
そんな私をサポートしてくれる結ちゃん
「仁那ちゃん、今日ちょっと、体調悪いんです」
「え!?まじ?尚更大丈夫?」
「だ、大丈夫です!」
普段の強面顔とは似つかないほと困ったような顔をする岩本先生
そんなに、心配しないでください…
ほら、みんなの視線が…
「岩本先生!セクハラ!」
「セクハラ!?青海さんのどこにも触れてないけど?!」
結ちゃんがフォローするのも虚しく、岩本先生は私達から離れようとしない
どうしよう…
先生にまで迷惑かけたくないから距離取りたいんだけど…
シュン…っとする岩本先生が可愛くてしかたない!
これは岩本先生が悪いよ!
そんな顔されたら何にもいえないですよ!
「心配なんだよ…佐久間からも、昼休みのこと聞いたし…」
「え…?」
佐久間先生?
え、情報伝達早くね?
「先生、もしかして噂も知ってますか?」
そう直球に聞いたのは結ちゃん
それ、私も思った…
佐久間先生からってのもだけど、何だか…
「実は、昨日ふっかから聞いてね」
「深澤先生…?」
まさかの人物にびっくりする
深澤先生…?
え、深澤先生も噂知ってるってこと…?
「昨日聞いた時は俺も、距離考えた方がいいかなって思ったけど…昼に佐久間から聞いて、逆に何も起こらないように見張っといた方がいいかなって…」
「岩本先生…」
そっか、岩本先生は知ってたんだ…
知った上で、見張っとこっかな、なんて…
「佐久間先生といい、岩本先生といい、かっこよすぎ」
「ありがと、白石さん」
わかる
岩本先生は元々かっこいと持っていたけど、2人ともカッコ良すぎます
「岩本先生、迷惑かけてすみません…」
「迷惑だなんて思ってないから。まぁ、強いて言うなら…」
そこで言葉を詰まらせる岩本先生
ん?何だろ
強いて言うなら?
岩本先生に言うことなら何でもやりますよ
スポーツ以外なら
「…放課後、ふっかずっと待ってるんだよ。一回会ってあげてほしいんだけど…やっぱり、こういう噂が流れている以上良くないかなって…」
深澤先生…
やっぱり、深澤先生待っててくれてるんだ…
申し訳ないがすぎる
どうしよう
少しだけ、部室に行ってみようかな…
「仁那ちゃん、無理しなくていいんだよ?」
結ちゃんに心配顔で言われる
今日一日、色々なことに付き合わせちゃってるからだろう
これ以上噂を広げたくないし、深澤先生とはずっと気まずいまま
でも、少しだけなら…
「青海さん、無理はしないでね」
「ありがとうございます、岩本先生」
「え、悪いよ…」
「何言ってるの!タオルは拭くためにあるの!」
「ありがとう…」
結ちゃんに渡されたタオルで、頭から拭き始める
現在、全身びしょ濡れ中の私
裏庭へ向かっているときに、突然、大量の水が降ってきって…
「ていうか!水ぶっかけるとか意味わかんない!高校生にもなって、やって良いことと悪いことの区別もつかないの?!」
「私がトロいのも悪いから…」
「仁那ちゃんは悪くないの!」
にしても、結ちゃんに被害が及ばなくてよかった
凄いよね、綺麗に私にだけ降りかかってきたもん…
「ごめんね、結ちゃん」
「私は全然大丈夫だから!」
「ううん。今日ずっと、こんなのだし…」
実は、今日朝来た時から始まっていたのだ
まず、私の席がない
ポッカリなくなっていて、すぐにわかった
急いで空き教室から持ってきて…
戻ってきたら、荷物が無くなってて
それは担任が見つけてくれたみたいで、朝のHRに渡してもらえたけど…
周りが明らかにコソコソしてるのもわかるし、話しかけても無視されたり…
「皆さ、何でそんなに噂を鵜呑みにするのかな…」
「それは皆青海さんに嫉妬してるんだよ」
「え、佐久間先生!?」
”にゃはっ!”と屈託のない笑顔の佐久間先生
え、今の聞こえてた…?
「モテる女は大変だね〜だからといってこんなことしちゃいけないけど!」
ホラっ、と佐久間先生が私に上着をかける
「佐久間先生かっこいい〜!」
「お、わかる?さっすが白石さん!」
いや、そうじゃなくて…
「先生!大丈夫です!上着濡れちゃう…」
そう言って上着を返そうとするが…
「大丈夫?どこからどう見ても大丈夫じゃないけど」
グッと両方を掴まれ目線を合わせてくる
さっきまでの笑顔ではなく、真剣な顔で…
「事情は、照達から聞いてる。とりあえず体操服に着替えな?ちょうどこの後体育でしょ?」
「あ、はい。ありがとうございます…」
岩本先生から聞いてる…?
何を?もしかして…
そんなことを思っている間に、じゃあね!と再び屈託ない笑顔に戻り、見送られる
「佐久間先生やるねっ」
「え、あー、うん?」
返答に困りつつも、さっきの言葉が離れない
もしかして、岩本先生も、噂のこと知ってる…?
どうしよう、この後体育で会うのに…
どんな顔して会えば…
「仁那ちゃん、着替えよっか…?」
「あ、そうだね」
結ちゃんまで巻き込んで、もしかしたら先生達にまで…?
岩本先生、深澤先生…
本当に、ごめんなさい…
「青海さーん、こっちー!」
「わかった〜」
急に飛んできたボールを言われた方に飛ばす
コントロールの悪いボールを難なく受け取る岩本先生
「相変わらずコントロール悪いね」
「すみません…」
普段なら、うるさいです、とでも言うところも、噂のこともあり、すみませんになる
そんな変化に岩本先生はすかさず気づく
「青海さん、大丈夫?」
「えっと…」
大丈夫、と言おうとするが、先程の佐久間先生とのことを思い出し、戸惑ってしまう
そんな私をサポートしてくれる結ちゃん
「仁那ちゃん、今日ちょっと、体調悪いんです」
「え!?まじ?尚更大丈夫?」
「だ、大丈夫です!」
普段の強面顔とは似つかないほと困ったような顔をする岩本先生
そんなに、心配しないでください…
ほら、みんなの視線が…
「岩本先生!セクハラ!」
「セクハラ!?青海さんのどこにも触れてないけど?!」
結ちゃんがフォローするのも虚しく、岩本先生は私達から離れようとしない
どうしよう…
先生にまで迷惑かけたくないから距離取りたいんだけど…
シュン…っとする岩本先生が可愛くてしかたない!
これは岩本先生が悪いよ!
そんな顔されたら何にもいえないですよ!
「心配なんだよ…佐久間からも、昼休みのこと聞いたし…」
「え…?」
佐久間先生?
え、情報伝達早くね?
「先生、もしかして噂も知ってますか?」
そう直球に聞いたのは結ちゃん
それ、私も思った…
佐久間先生からってのもだけど、何だか…
「実は、昨日ふっかから聞いてね」
「深澤先生…?」
まさかの人物にびっくりする
深澤先生…?
え、深澤先生も噂知ってるってこと…?
「昨日聞いた時は俺も、距離考えた方がいいかなって思ったけど…昼に佐久間から聞いて、逆に何も起こらないように見張っといた方がいいかなって…」
「岩本先生…」
そっか、岩本先生は知ってたんだ…
知った上で、見張っとこっかな、なんて…
「佐久間先生といい、岩本先生といい、かっこよすぎ」
「ありがと、白石さん」
わかる
岩本先生は元々かっこいと持っていたけど、2人ともカッコ良すぎます
「岩本先生、迷惑かけてすみません…」
「迷惑だなんて思ってないから。まぁ、強いて言うなら…」
そこで言葉を詰まらせる岩本先生
ん?何だろ
強いて言うなら?
岩本先生に言うことなら何でもやりますよ
スポーツ以外なら
「…放課後、ふっかずっと待ってるんだよ。一回会ってあげてほしいんだけど…やっぱり、こういう噂が流れている以上良くないかなって…」
深澤先生…
やっぱり、深澤先生待っててくれてるんだ…
申し訳ないがすぎる
どうしよう
少しだけ、部室に行ってみようかな…
「仁那ちゃん、無理しなくていいんだよ?」
結ちゃんに心配顔で言われる
今日一日、色々なことに付き合わせちゃってるからだろう
これ以上噂を広げたくないし、深澤先生とはずっと気まずいまま
でも、少しだけなら…
「青海さん、無理はしないでね」
「ありがとうございます、岩本先生」