3-3の教育実習
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「ふっか、落ち着きなよ」
「別に、落ち着いてっし」
「なら何でそんなそわそわしてんだよ…」
「知らねーよ!」
別に、青海が心配とかじゃねーし
変な噂耳にしたとかじゃねーし!
単に顧問として、大会が心配なだけだし!
お前がクッキー貰ったことあるのを気にしてるとかじゃねーし!
「ふっか、顔」
「あぁ”?!」
「荒れてんね〜」
照は俺をニヤニヤしながら揶揄ってくる
なんなんだよ、どいつもこいつも
青海も全然こねぇし!
「てか照、部活は?」
「陸上部今日オフ」
「へ〜」
で、俺を揶揄いに来たと
暇かよ!!
「で、なんか梅田さんから聞き出せたの?」
「あぁ、それは…」
バーンっ!
「ふっか先生!!」
俺の言葉を遮るように大々的に登場したのは…
「梅田!?」
「噂をすればだね」
ドアが壊れるんじゃないかと思うくらい勢いよく入ってきた梅田
「梅田、ドア壊れるって」
「あ、岩本先生もいる」
「梅田さんどうも。ちょうど話してたところだよ」
「え、無視?」
梅田さ、こないだから俺に対してなんか冷たくない?
それとも何?ここにくると皆んな冷たくなるの?
青海もそうだったし
「それより!緊急事態なんです!」
グワっと前のめりに俺と照に話しかける梅田
「どーした?」
「先生達…この話はどうか厳密にお願いします。特に岩本先生」
「はい?」
「梅田、まじでどうした?」
勢いを落とし、真剣な顔をする
なんか、青海とあったのか?
「先生達、仁那の噂、聞いてますか?」
「あぁ、噂ね」
「噂…?」
聞こえちゃったんだよね
女の子達がヒソヒソしてるのを
だからこそ、今日こそは青海にきてほしいんだけど…
「何?噂って」
「岩本先生も少し関わってるんですけど…」
梅田が少し歯切れを悪くする
そりゃそうだよな、俺はともかく、照は完全に巻き込まれだもんな
「青海が俺らを誑かしてるってやつでしょ?どーせ、青海に対しての嫉妬だよ」
「誑かしてるって…はぁ?」
照の厳つい顔がさらに厳つくなる
どうやら照はまだ噂を知らないようだ
まぁ、俺が早いだけかもだけど
「ふっか先生、もう知ってるんですね…
岩本先生、仁那からクッキーもらったことありますよね?そういうのが言われてるんです。他にも、渡辺先生とか、宮舘先生とかとも仲良くしてるのを言われてて…」
「何それ、青海さんは悪くないじゃん」
本当、そうだよねぇ〜
「みんな、先生達に聞かずきたいんですよ。でも、なかなか話かけれない人もいるんです。それで、その子達、仁那に嫉妬して…って、私も言えないんですけど」
そう言う梅田の顔には、でっかく心配という字が浮かんでいる
確かに、梅田もついこないだまで青海に嫉妬して…ってわけだったけど
こうしているってことは、もう、違うんだよね?
俺らの元に来たのは、単に情報共有しに来たわけじゃないでしょ?
「仁那もココにいれば…って思ってたんですけど、やっぱりしませんよね…」
「俺もね、ずーっと待ってんだけどね」
青海の耳にも噂が入ってるのかもな
それで尚更俺を避けているのかもしれない
「そこで、お2人に協力してほしいことがあるんです」
「「協力?」」
俺と照の声が重なる
一瞬顔を見合わせるが、すぐに梅田に向き合い直した
「考えたんです。今の私にできること。本当は、仁那と直接喋れたらよかったんですけど…色々あって、思ったんです。今、私が仁那を守るためにできること」
俺らを真っ直ぐ見つめる瞳は、決意が固まっているように見えた
梅田には、俺の言ったこと響いてるんだね
受け止めて、行動に移せるのって、凄いことだよ
「地道ではあるんですけど、説得して回ろうと思って。仁那は人脈広いし、信頼あるんで、説得にはそこまで時間はかからないと思うんです」
「なるほどね…」
確かに、いくら青海の信頼が厚いとはいえ、効率はめちゃくちゃ悪い
とはいえ、他にいい案も浮かばないし…
「俺、明日体育ある…」
「岩本先生、仁那に関わってるとき、視線集めてると気づきません?」
「気づいてませんでした…」
シュン…となる照
てか、そんなに照と青海って仲良いの?
照、青海と会えるの楽しみにしてたとかじゃないよな?
「そっかぁ…ま、噂に関しては俺も手伝うよ。勿論ふっかもだろ?」
「あったりめーだろ」
「先生方、ありがとうございます」
丁寧にお辞儀をする梅田
この子、色々あったけど、根はいい子なんだよな
ちゃんと、青海と和解できたらいいけど…
バーンっ!
「ふっかさーん!岩本くーん!…って、あれ?」
「ラウ、本当にドア壊れる」
「あれ?って言われました」
「3年3組、梅田怜さんだよ」
空気を変えるようにラウが入ってくる
これ、ドア壊れたら俺が金出すとかじゃないよね?
「みーんなこんなとこに集まってどーしたの?」
「そういうラウこそ」
「僕はねー!ちょっと相談したいことがあって…」
相談?
もしかして…
「もしかして、噂…?」
いち早く反応したのは梅田だった
それにびっくりするラウ
しかしその瞬間、ガッと手を掴んで…
「梅田さんも知ってる…?なら話は早い!」
「えっ?」
梅田戸惑ってるよ
ラウ、手離してあげて?
「てか、さっきまで俺らも話してたんだよ」
「本当!?俺もね〜、あんまり関わりないけど、今朝会ったばっかりだから心配で…」
「今朝?」
「あのね〜かくかくしかじかで〜」
ラウから今朝の出来事やらを聞く
え〜、挨拶当番今日だったらよかったのにな〜…
「ラウール先生も協力してくれませんか?」
今度は梅田がラウの手をガシっと掴む
「へ?何が?」
「実は…」
もちろん、それにラウは頷かない訳がなく…
「もう皆んなで協力しよ!」
「そうだね」
「ありがとうございます、先生方」
「これも教育実習の一貫だから」
他の教育実習生達にも協力を要したのは言うまでもないー
「別に、落ち着いてっし」
「なら何でそんなそわそわしてんだよ…」
「知らねーよ!」
別に、青海が心配とかじゃねーし
変な噂耳にしたとかじゃねーし!
単に顧問として、大会が心配なだけだし!
お前がクッキー貰ったことあるのを気にしてるとかじゃねーし!
「ふっか、顔」
「あぁ”?!」
「荒れてんね〜」
照は俺をニヤニヤしながら揶揄ってくる
なんなんだよ、どいつもこいつも
青海も全然こねぇし!
「てか照、部活は?」
「陸上部今日オフ」
「へ〜」
で、俺を揶揄いに来たと
暇かよ!!
「で、なんか梅田さんから聞き出せたの?」
「あぁ、それは…」
バーンっ!
「ふっか先生!!」
俺の言葉を遮るように大々的に登場したのは…
「梅田!?」
「噂をすればだね」
ドアが壊れるんじゃないかと思うくらい勢いよく入ってきた梅田
「梅田、ドア壊れるって」
「あ、岩本先生もいる」
「梅田さんどうも。ちょうど話してたところだよ」
「え、無視?」
梅田さ、こないだから俺に対してなんか冷たくない?
それとも何?ここにくると皆んな冷たくなるの?
青海もそうだったし
「それより!緊急事態なんです!」
グワっと前のめりに俺と照に話しかける梅田
「どーした?」
「先生達…この話はどうか厳密にお願いします。特に岩本先生」
「はい?」
「梅田、まじでどうした?」
勢いを落とし、真剣な顔をする
なんか、青海とあったのか?
「先生達、仁那の噂、聞いてますか?」
「あぁ、噂ね」
「噂…?」
聞こえちゃったんだよね
女の子達がヒソヒソしてるのを
だからこそ、今日こそは青海にきてほしいんだけど…
「何?噂って」
「岩本先生も少し関わってるんですけど…」
梅田が少し歯切れを悪くする
そりゃそうだよな、俺はともかく、照は完全に巻き込まれだもんな
「青海が俺らを誑かしてるってやつでしょ?どーせ、青海に対しての嫉妬だよ」
「誑かしてるって…はぁ?」
照の厳つい顔がさらに厳つくなる
どうやら照はまだ噂を知らないようだ
まぁ、俺が早いだけかもだけど
「ふっか先生、もう知ってるんですね…
岩本先生、仁那からクッキーもらったことありますよね?そういうのが言われてるんです。他にも、渡辺先生とか、宮舘先生とかとも仲良くしてるのを言われてて…」
「何それ、青海さんは悪くないじゃん」
本当、そうだよねぇ〜
「みんな、先生達に聞かずきたいんですよ。でも、なかなか話かけれない人もいるんです。それで、その子達、仁那に嫉妬して…って、私も言えないんですけど」
そう言う梅田の顔には、でっかく心配という字が浮かんでいる
確かに、梅田もついこないだまで青海に嫉妬して…ってわけだったけど
こうしているってことは、もう、違うんだよね?
俺らの元に来たのは、単に情報共有しに来たわけじゃないでしょ?
「仁那もココにいれば…って思ってたんですけど、やっぱりしませんよね…」
「俺もね、ずーっと待ってんだけどね」
青海の耳にも噂が入ってるのかもな
それで尚更俺を避けているのかもしれない
「そこで、お2人に協力してほしいことがあるんです」
「「協力?」」
俺と照の声が重なる
一瞬顔を見合わせるが、すぐに梅田に向き合い直した
「考えたんです。今の私にできること。本当は、仁那と直接喋れたらよかったんですけど…色々あって、思ったんです。今、私が仁那を守るためにできること」
俺らを真っ直ぐ見つめる瞳は、決意が固まっているように見えた
梅田には、俺の言ったこと響いてるんだね
受け止めて、行動に移せるのって、凄いことだよ
「地道ではあるんですけど、説得して回ろうと思って。仁那は人脈広いし、信頼あるんで、説得にはそこまで時間はかからないと思うんです」
「なるほどね…」
確かに、いくら青海の信頼が厚いとはいえ、効率はめちゃくちゃ悪い
とはいえ、他にいい案も浮かばないし…
「俺、明日体育ある…」
「岩本先生、仁那に関わってるとき、視線集めてると気づきません?」
「気づいてませんでした…」
シュン…となる照
てか、そんなに照と青海って仲良いの?
照、青海と会えるの楽しみにしてたとかじゃないよな?
「そっかぁ…ま、噂に関しては俺も手伝うよ。勿論ふっかもだろ?」
「あったりめーだろ」
「先生方、ありがとうございます」
丁寧にお辞儀をする梅田
この子、色々あったけど、根はいい子なんだよな
ちゃんと、青海と和解できたらいいけど…
バーンっ!
「ふっかさーん!岩本くーん!…って、あれ?」
「ラウ、本当にドア壊れる」
「あれ?って言われました」
「3年3組、梅田怜さんだよ」
空気を変えるようにラウが入ってくる
これ、ドア壊れたら俺が金出すとかじゃないよね?
「みーんなこんなとこに集まってどーしたの?」
「そういうラウこそ」
「僕はねー!ちょっと相談したいことがあって…」
相談?
もしかして…
「もしかして、噂…?」
いち早く反応したのは梅田だった
それにびっくりするラウ
しかしその瞬間、ガッと手を掴んで…
「梅田さんも知ってる…?なら話は早い!」
「えっ?」
梅田戸惑ってるよ
ラウ、手離してあげて?
「てか、さっきまで俺らも話してたんだよ」
「本当!?俺もね〜、あんまり関わりないけど、今朝会ったばっかりだから心配で…」
「今朝?」
「あのね〜かくかくしかじかで〜」
ラウから今朝の出来事やらを聞く
え〜、挨拶当番今日だったらよかったのにな〜…
「ラウール先生も協力してくれませんか?」
今度は梅田がラウの手をガシっと掴む
「へ?何が?」
「実は…」
もちろん、それにラウは頷かない訳がなく…
「もう皆んなで協力しよ!」
「そうだね」
「ありがとうございます、先生方」
「これも教育実習の一貫だから」
他の教育実習生達にも協力を要したのは言うまでもないー