3-3の教育実習
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……こない
青海が部室にこない
やっぱり気まずい?
もしかしたら今日は来ないかもなって思ってたけど…
でも大会も近いじゃん?
それに、俺としては昼の梅田の話を踏まえて仲を取り持とうと思ってたんだけど…
まぁ、まだ放課後は始まったばっかりだし?
待ってたら来るかも!
……なんて考えは浅はかでした
🔔キーンコーンカーンコーン
🔔キーンコーンカーンコーン
最終下校のチャイムが校内に響き渡る
結局青海は来なかった
正直、気まずいからといって、大会は大会だから…来ると思ってた
しかし来なかった
今日は家で練習してる?
青海に限って、今この時期に練習してないとは考えられない
部室には俺がいるから来なかった?
気まずくて練習にならないから?
いっつも俺寝てるから?
今日は寝れてないけどさ…
「あ〜あ。俺嫌われちゃったかな〜」
「ふっか、独り言でかいよ」
「わ!?舘さん!」
帰る前に1度職員室に向かってた時だった
自分でも気づかないうちに独り言を呟いていた俺に舘さんが話しかける
「お、ふっかじゃ〜ん。これから帰り?」
舘さんの後ろから出てきたのは翔太
「そうだけど」
「んじゃ一緒に帰んね?どうせ帰る場所一緒だし」
「お〜」
こうやって学校から一緒に帰るのは珍しい話じゃない
同じ所に住んでいるし、部活が長引いたり残業じゃない限り、大体時間同じだから、必然的に誰かしらと一緒に帰ることは多い
「早く帰って風呂入りてぇ…」
「今日はお疲れだったもんね翔太」
「んえ?翔太今日オフじゃないの?」
翔太が顧問になっている吹奏楽部は今日はオフだったはず
舘さんは、学校の家庭科室で部活じゃなくても料理してることは多いけど…
「あぁ、今日はお前のとこの部員に特別レッスンつけてたからな」
「え?」
俺のとこの部員って…
もしかして青海!?
「あれ?青海さんから今日のこと聞いてなかったんだ」
「俺はてっきり無断欠席されたのかと」
そこまでは思ってないけどね
でも、やっぱり青海は練習してたか…
何で翔太になのかがわかんないけど
「あぁ〜、何かちょっとわかったかも」
「は?何が」
意味深な発言をする翔太
何がちょっとわかったかも、なの?
ていうかもしかして青海と2人っきりだった?
「俺が来る前の話かな?」
「あぁ。ちょうどあのタイミングで涼太が来てくれて良かったよ」
「なに?何の話してたの?」
舘さんが来る前の話ってことは、本当に翔太と2人っきりだった?
そもそも、舘さんもだけど、青海と翔太って普段そんなに接点なくない?
音楽も家庭も週に1回でしょ?
「ふっか、顔ヤバいよ」
「は?元からだし」
「よっ、顔デカ!」
「うっせぇ」
はぐらかそうとすんな
俺が顧問なんだぞ
「まぁまぁ、とりあえず帰ろうよ」
そんなこんなしているうちに、帰りの支度は全員できた模様
舘さんの言葉に頷き歩き出す
「てか、何で翔太が青海の練習みてたの?」
「何か、表現力を学びたいって。顧問にも言われたんだって。ふっかが毎日寝てんのが悪いんじゃね?」
表現力…
そういえば前もそんなこと言ってた気がする
確かに俺毎日寝てるし、表現力といったら翔太かも知れないけど…
「何ふっか。妬いてんの?」
「ちげーよ」
何で妬くんだよ
先生と生徒なんだから俺らは
昼に[#dn=5#]に言われたことちょっと気にしてんだからな?
俺は青海のこと生徒としか思ってね〜の
「俺的には、どいつもこいつもって感じだよ」
「りょーた」
「え、何?どゆこと?」
何がどいつもこいつもなの?
何のこと言ってんの?
「あ、渡辺先生〜!」
「あ〜?まだ帰ってなかったんかよ、涼川、青海」
校門のすぐ近く
少し後ろを歩いていた涼川さんが俺らに気付き近いてきた
その横には青海の姿が
「青海…」
「深澤先生…」
一瞬目があったが、気まずそうにパッと目を逸らされる
「2人とも、気をつけて帰るんだよ」
「はぁ〜い」
「渡辺先生、今日はありがとうございました」
「俺は全然?ただ何か顧問は不貞腐れてんだけどな」
おい、翔太。適当なこというんじゃねぇ
「不貞腐れてねぇよ」
「さっき拗ねてたじゃん」
「拗ねてねぇよ」
まさか翔太と一緒にいたと思ってなかったから
それに、思いの外昼の[#dn=5#]の言葉が効いてんだよ
「先生…、今日は、表現力を、渡辺先生に…」
青海めっちゃカタコトじゃん
「あぁ、さっき聞いた。青海のことだから練習はしてるんだろうなと思ってたよ」
まさか翔太とだとは思ってもなかったけど
「そーだ!ふっか先生、今日の授業、逆光すごくて板書できなかったんですけど」
「えっ、まじ?ごめん全然気づかなかった…」
青海が空気を変えるように今日の授業について言ってくる
午後一の授業だったからかなぁ
3-4って比較的大人しい子が多いから言ってくれなんだよなぁ
「午後一の授業の時いつもそうです」
「まじ?気をつけるわ…」
すると何故か翔太から視線が
「何?」
「や、何でもねぇ〜」
ポリポリ頭を掻きながら答える翔太
「んじゃ、青海、クッキー待ってるから」
「は〜い」
「翔太、目的変わってる」
「渡辺先生はいつも宮舘先生のお菓子食べてるんでしょ?」
……待って、待って?
何?クッキーって
青海のクッキー?
急に出てきたそのワードにパニックになる
「じゃあ、気をつけて帰るんだよ、2人とも」
「「はーい!」」
「じゃーな」
俺がパニックになってる間に青海と涼川は帰っていく
青海は俺に一切顔を向けることなく去っていき、俺はパニックから抜け出せないまま、ただただ横顔を見つめるだけ
「ふっかぁ〜?」
「これは面白いことになりそうだね」
翔太と舘さんも俺を横目に歩いていく
「ちょ、待ってよ!」
「はやく!」
「ごめんって!」
少し走れば簡単に追いつく距離な筈なのに、俺の身体は重く、翔太と舘さんの元へ向かっている時間が長く思えた
一気に、色々情報が入って来すぎなんだよ…
朝の時点で、大変な1日になりそうとは思ったけど、それは予想以上だ
あとで照に情報整理手伝ってもらおうかなぁ
青海が部室にこない
やっぱり気まずい?
もしかしたら今日は来ないかもなって思ってたけど…
でも大会も近いじゃん?
それに、俺としては昼の梅田の話を踏まえて仲を取り持とうと思ってたんだけど…
まぁ、まだ放課後は始まったばっかりだし?
待ってたら来るかも!
……なんて考えは浅はかでした
🔔キーンコーンカーンコーン
🔔キーンコーンカーンコーン
最終下校のチャイムが校内に響き渡る
結局青海は来なかった
正直、気まずいからといって、大会は大会だから…来ると思ってた
しかし来なかった
今日は家で練習してる?
青海に限って、今この時期に練習してないとは考えられない
部室には俺がいるから来なかった?
気まずくて練習にならないから?
いっつも俺寝てるから?
今日は寝れてないけどさ…
「あ〜あ。俺嫌われちゃったかな〜」
「ふっか、独り言でかいよ」
「わ!?舘さん!」
帰る前に1度職員室に向かってた時だった
自分でも気づかないうちに独り言を呟いていた俺に舘さんが話しかける
「お、ふっかじゃ〜ん。これから帰り?」
舘さんの後ろから出てきたのは翔太
「そうだけど」
「んじゃ一緒に帰んね?どうせ帰る場所一緒だし」
「お〜」
こうやって学校から一緒に帰るのは珍しい話じゃない
同じ所に住んでいるし、部活が長引いたり残業じゃない限り、大体時間同じだから、必然的に誰かしらと一緒に帰ることは多い
「早く帰って風呂入りてぇ…」
「今日はお疲れだったもんね翔太」
「んえ?翔太今日オフじゃないの?」
翔太が顧問になっている吹奏楽部は今日はオフだったはず
舘さんは、学校の家庭科室で部活じゃなくても料理してることは多いけど…
「あぁ、今日はお前のとこの部員に特別レッスンつけてたからな」
「え?」
俺のとこの部員って…
もしかして青海!?
「あれ?青海さんから今日のこと聞いてなかったんだ」
「俺はてっきり無断欠席されたのかと」
そこまでは思ってないけどね
でも、やっぱり青海は練習してたか…
何で翔太になのかがわかんないけど
「あぁ〜、何かちょっとわかったかも」
「は?何が」
意味深な発言をする翔太
何がちょっとわかったかも、なの?
ていうかもしかして青海と2人っきりだった?
「俺が来る前の話かな?」
「あぁ。ちょうどあのタイミングで涼太が来てくれて良かったよ」
「なに?何の話してたの?」
舘さんが来る前の話ってことは、本当に翔太と2人っきりだった?
そもそも、舘さんもだけど、青海と翔太って普段そんなに接点なくない?
音楽も家庭も週に1回でしょ?
「ふっか、顔ヤバいよ」
「は?元からだし」
「よっ、顔デカ!」
「うっせぇ」
はぐらかそうとすんな
俺が顧問なんだぞ
「まぁまぁ、とりあえず帰ろうよ」
そんなこんなしているうちに、帰りの支度は全員できた模様
舘さんの言葉に頷き歩き出す
「てか、何で翔太が青海の練習みてたの?」
「何か、表現力を学びたいって。顧問にも言われたんだって。ふっかが毎日寝てんのが悪いんじゃね?」
表現力…
そういえば前もそんなこと言ってた気がする
確かに俺毎日寝てるし、表現力といったら翔太かも知れないけど…
「何ふっか。妬いてんの?」
「ちげーよ」
何で妬くんだよ
先生と生徒なんだから俺らは
昼に[#dn=5#]に言われたことちょっと気にしてんだからな?
俺は青海のこと生徒としか思ってね〜の
「俺的には、どいつもこいつもって感じだよ」
「りょーた」
「え、何?どゆこと?」
何がどいつもこいつもなの?
何のこと言ってんの?
「あ、渡辺先生〜!」
「あ〜?まだ帰ってなかったんかよ、涼川、青海」
校門のすぐ近く
少し後ろを歩いていた涼川さんが俺らに気付き近いてきた
その横には青海の姿が
「青海…」
「深澤先生…」
一瞬目があったが、気まずそうにパッと目を逸らされる
「2人とも、気をつけて帰るんだよ」
「はぁ〜い」
「渡辺先生、今日はありがとうございました」
「俺は全然?ただ何か顧問は不貞腐れてんだけどな」
おい、翔太。適当なこというんじゃねぇ
「不貞腐れてねぇよ」
「さっき拗ねてたじゃん」
「拗ねてねぇよ」
まさか翔太と一緒にいたと思ってなかったから
それに、思いの外昼の[#dn=5#]の言葉が効いてんだよ
「先生…、今日は、表現力を、渡辺先生に…」
青海めっちゃカタコトじゃん
「あぁ、さっき聞いた。青海のことだから練習はしてるんだろうなと思ってたよ」
まさか翔太とだとは思ってもなかったけど
「そーだ!ふっか先生、今日の授業、逆光すごくて板書できなかったんですけど」
「えっ、まじ?ごめん全然気づかなかった…」
青海が空気を変えるように今日の授業について言ってくる
午後一の授業だったからかなぁ
3-4って比較的大人しい子が多いから言ってくれなんだよなぁ
「午後一の授業の時いつもそうです」
「まじ?気をつけるわ…」
すると何故か翔太から視線が
「何?」
「や、何でもねぇ〜」
ポリポリ頭を掻きながら答える翔太
「んじゃ、青海、クッキー待ってるから」
「は〜い」
「翔太、目的変わってる」
「渡辺先生はいつも宮舘先生のお菓子食べてるんでしょ?」
……待って、待って?
何?クッキーって
青海のクッキー?
急に出てきたそのワードにパニックになる
「じゃあ、気をつけて帰るんだよ、2人とも」
「「はーい!」」
「じゃーな」
俺がパニックになってる間に青海と涼川は帰っていく
青海は俺に一切顔を向けることなく去っていき、俺はパニックから抜け出せないまま、ただただ横顔を見つめるだけ
「ふっかぁ〜?」
「これは面白いことになりそうだね」
翔太と舘さんも俺を横目に歩いていく
「ちょ、待ってよ!」
「はやく!」
「ごめんって!」
少し走れば簡単に追いつく距離な筈なのに、俺の身体は重く、翔太と舘さんの元へ向かっている時間が長く思えた
一気に、色々情報が入って来すぎなんだよ…
朝の時点で、大変な1日になりそうとは思ったけど、それは予想以上だ
あとで照に情報整理手伝ってもらおうかなぁ