台風一過 (禪院直哉、伏黒甚爾、伏黒恵)
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「でさ~」
「何それウケる~w」
これは特になんてことない普通の日
「美那ーーーーーー!」
「え!直哉!?」
に、ならなかった日の話
「え?!何このイケメン!もしかして彼氏!?」
「よぉ分かっとるやん。ハイ、これお土産」
お土産、と渡されたものは大きな紙袋3個
「多!え!?どこの人ですか?!」
「京都。美那とは従兄弟や」
そう、直哉とは従兄弟だ
戸籍上では
「従兄弟!いーなー!こんな金髪の似合うイケメン見たことない!」
「やろ?」
「やろ?じゃないわ。調子乗んな」
「美那!もしかして焼きもち!?」
「ホンマか!嬉しいなぁ」
「違うわ!」
誰がこの男尊女卑野郎好きになるか
「ていうか、来るなら言ってよ。友達もいるんだから...」
「甚爾君にはゆうたで。聞いてへんの?」
「聞いてない...」
わざとだ...絶対わざとだ!!
お父さん言ってよ!
絶対こうなることわかってってだまってたでしょ!
「ほな、先リビングで待っとるで。じゃあな☆」
~直哉退散~
「はぁ...ごめんな、申し訳ないけど今日はもうお開き...」
「ええよ!ええよ!全っっっっっ然気にしやんといて!それにしても凄い量のお土産やなぁ...」
「ホント。毎回これ」
直哉のポケットマネーなんかな?
「じゃ!バイバイ!結婚式呼んでね!」
「いやだから違うって!」
~友達退散~
「私が好きなのは直哉じゃないだけどな...
はぁ...行くか、うるさいであろうリビングへ」
リビング(半分和室)
「美那!待ちくたびれたで!」
「そんな時間たってないけど」
満面の笑みで駆け寄ってくる直哉を避けきれず、抱き締められると同時にわぷっ、と声が漏れる
「わぷ!?かわええなぁ、美那は♡」
「苦しい...離して...」
何?この恋人みたいなやりとり...
そんな私達をお父さんは珈琲をすすりながら見ている
そしてその実の息子であり、戸籍上では私の兄妹である恵がソファで眠っている
「お父さんとお母さんは?」
お父さん(甚爾さん)にそう聞くと買い物、と返ってきた
私達のこの会話は、まるで本物の家族のようー
私は捨て子だった赤と緑で彩られた街の路地裏に捨てられていたところ、お父さん(甚爾さん)に拾われた
「自分の息子の誕生日の日に捨てられている子、流石に見過ごせねぇよ」
そう、言いながら
私はこの家族と、直哉とさえも血の繋がりはない
だけど、それを感じさせないほど、みんな当たり前のように私と過ごしてくれる
まるで、本物の家族かのようにー
「美那!これ!」
「え?」
直哉がそう差し出してきたのは手紙
それも、見覚えのある...
あ、私が先月直哉に送ったやつだ
あまりにも最近、直哉がうるさいから控えて欲しいっていう...
「ラブレターやろ?せっかくやから本人いる前で読も思て!」
...なんでそんなに自信満々なんだ?
てかラブレターじゃないし
そんな私の思いも知らず、直哉は読み始めてしまう
...なんか、気まずいな
自分の服を弄ったり、髪を触ったりとその場をしのぐ
すると...
「うっうう、、ぐすん」
「え!?」
直哉が泣いてる...
「美那、俺のためを思うて...」
「ん?!」
え?あれ?言葉通じてる?!
「俺の、顔、好きて...」
「...?ああ、顔ね、顔だけ」
顔は好き。普通にイケメンやもん
「中身も好きになってぇな!」
「いや、それは...」
無理だろ
直哉は顔しか取り柄ないよ
「美那!好きやで!俺と付き合ってぇや!」
「えぇぇぇぇぇ!?」
「ほんで中身も好きにさせてみせたる!覚悟しとき!」
いやいやいやいや...
「一応聞くけど直哉と付き合って私のメリットは...」
「そんなん俺にめちゃくちゃ愛されることに決まってるやん!」
デメリットだわ
って、これ、断れる雰囲気じゃないんだけど!
「えっと、直哉?」
「ん?どないした?あ、まだ、心が追い付いてへん?ほな待っといたるわ!美那の心の準備ができるまで!俺は優しいからなぁ...」
ほな、散歩でもしてこー!といいながら直哉は部屋から出ていった...
「何それウケる~w」
これは特になんてことない普通の日
「美那ーーーーーー!」
「え!直哉!?」
に、ならなかった日の話
「え?!何このイケメン!もしかして彼氏!?」
「よぉ分かっとるやん。ハイ、これお土産」
お土産、と渡されたものは大きな紙袋3個
「多!え!?どこの人ですか?!」
「京都。美那とは従兄弟や」
そう、直哉とは従兄弟だ
戸籍上では
「従兄弟!いーなー!こんな金髪の似合うイケメン見たことない!」
「やろ?」
「やろ?じゃないわ。調子乗んな」
「美那!もしかして焼きもち!?」
「ホンマか!嬉しいなぁ」
「違うわ!」
誰がこの男尊女卑野郎好きになるか
「ていうか、来るなら言ってよ。友達もいるんだから...」
「甚爾君にはゆうたで。聞いてへんの?」
「聞いてない...」
わざとだ...絶対わざとだ!!
お父さん言ってよ!
絶対こうなることわかってってだまってたでしょ!
「ほな、先リビングで待っとるで。じゃあな☆」
~直哉退散~
「はぁ...ごめんな、申し訳ないけど今日はもうお開き...」
「ええよ!ええよ!全っっっっっ然気にしやんといて!それにしても凄い量のお土産やなぁ...」
「ホント。毎回これ」
直哉のポケットマネーなんかな?
「じゃ!バイバイ!結婚式呼んでね!」
「いやだから違うって!」
~友達退散~
「私が好きなのは直哉じゃないだけどな...
はぁ...行くか、うるさいであろうリビングへ」
リビング(半分和室)
「美那!待ちくたびれたで!」
「そんな時間たってないけど」
満面の笑みで駆け寄ってくる直哉を避けきれず、抱き締められると同時にわぷっ、と声が漏れる
「わぷ!?かわええなぁ、美那は♡」
「苦しい...離して...」
何?この恋人みたいなやりとり...
そんな私達をお父さんは珈琲をすすりながら見ている
そしてその実の息子であり、戸籍上では私の兄妹である恵がソファで眠っている
「お父さんとお母さんは?」
お父さん(甚爾さん)にそう聞くと買い物、と返ってきた
私達のこの会話は、まるで本物の家族のようー
私は捨て子だった赤と緑で彩られた街の路地裏に捨てられていたところ、お父さん(甚爾さん)に拾われた
「自分の息子の誕生日の日に捨てられている子、流石に見過ごせねぇよ」
そう、言いながら
私はこの家族と、直哉とさえも血の繋がりはない
だけど、それを感じさせないほど、みんな当たり前のように私と過ごしてくれる
まるで、本物の家族かのようにー
「美那!これ!」
「え?」
直哉がそう差し出してきたのは手紙
それも、見覚えのある...
あ、私が先月直哉に送ったやつだ
あまりにも最近、直哉がうるさいから控えて欲しいっていう...
「ラブレターやろ?せっかくやから本人いる前で読も思て!」
...なんでそんなに自信満々なんだ?
てかラブレターじゃないし
そんな私の思いも知らず、直哉は読み始めてしまう
...なんか、気まずいな
自分の服を弄ったり、髪を触ったりとその場をしのぐ
すると...
「うっうう、、ぐすん」
「え!?」
直哉が泣いてる...
「美那、俺のためを思うて...」
「ん?!」
え?あれ?言葉通じてる?!
「俺の、顔、好きて...」
「...?ああ、顔ね、顔だけ」
顔は好き。普通にイケメンやもん
「中身も好きになってぇな!」
「いや、それは...」
無理だろ
直哉は顔しか取り柄ないよ
「美那!好きやで!俺と付き合ってぇや!」
「えぇぇぇぇぇ!?」
「ほんで中身も好きにさせてみせたる!覚悟しとき!」
いやいやいやいや...
「一応聞くけど直哉と付き合って私のメリットは...」
「そんなん俺にめちゃくちゃ愛されることに決まってるやん!」
デメリットだわ
って、これ、断れる雰囲気じゃないんだけど!
「えっと、直哉?」
「ん?どないした?あ、まだ、心が追い付いてへん?ほな待っといたるわ!美那の心の準備ができるまで!俺は優しいからなぁ...」
ほな、散歩でもしてこー!といいながら直哉は部屋から出ていった...
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