中学時代
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美結side
両親が殺され数日…
うち、藤花美結はグレていた
あの日、うちは前々からから気づいてたことに確信をもった
それは…御三家はクソだということ
人の心を持ってないんじゃと疑ってしまうくらいに、アイツらは、人の両親を殺す
目的の為ならなんでもする
そんな奴らの元で暮らし始めて今日で数日…
本っ当にコイツら術式のことしか見てねぇな…!
少し悟に同情するわ
まず、行動範囲がクソ狭い
何に関しても許可がいる
んで敷地内から出してもらえねぇ
そして悟のとある一言でうちの中の何かが切れた
「はぁー、もうすぐ学校始まるとかだりぃ…外出れるだけマシだけどさぁ…」
…学校
悟との繋がりを持ちたくて寄ってくる子
悟の従兄弟だからって生意気だと喧嘩売ってくる子
悟の従兄弟だからって危険視してくる子
学校=家の奴らに引き続きうちのことをうちとして見てくれない奴らの集まり
悟の従兄弟としてじゃなくて、呪力装術の使い手としてじゃなくて
うちのことを、うちとしてみてよ…!
「はぁぁぁぁぁ」
クソでかため息をしながら鏡に映っている自分を見る
真新しいセーラー服
校則違反で許されていない折って膝上まで短くなっているスカート
耳には同じく校則違反の銀色のピアス
肩より少し長い髪
これらは全て校則違反
だから、何?
うちがどんな格好しようと、どんな行動しようと、うちの勝手
鞄を持って部屋を出る
廊下で人をすれ違うたびに視線が集まる
ただし、文句を言ってくる奴はいない
当たり前だ
あの日以来、うちはこの家の言うことを何一つ聞いていない
今更言ったところで無意味
何より、うちは呪力装術の使い手
あの日、初めて人を殺した
自分の術式で
呪力装術で
この家の奴は、誰もがそれを恐れている
悟程ではないものの、うちの力は十分と言っていいほどのモノになっている
しかもまだまだ成長途中
逆らったら、殺される
この数日で、うちはこれほどまでに恐れられる存在となっていた
「オイ」
後ろから声をかけられる
今のうちにこんなことできるのは当主を省くとただ1人
悟だ
「…何だよ、その格好」
「何、悪い?」
悟はうちの頭からつま先まで舐めるように見る
「…調子乗んなよ」
「お前だけは言われたくねぇよ」
従兄弟であり、この家で唯一うちに逆らえる存在
お互いに睨み合う
「お前の気持ちはわからなくねぇよ。だけど、だからってお前…」
「悟だって気づいてるんじゃないの?この家、御三家は腐ってる。そんな奴らに従うと思う?」
「そう言うことじゃなくてー」
話が通じない
まだ、悟ならわかってくれるかも
そう思った
しかし、そうはいかない
悟を睨みつけてその場を去る
「オイ!美結!」
悟の呼ぶ声を無視して、学校へ向かったー
只今、入学式真っ最中
突き刺すような痛い視線
こんな校則違反まみれの格好してるんだから仕方ないのだが、1人ずっとみてくる奴がいる
金髪ツーブロの不良だ
こりゃ目つけられたな
仲良くなれそうにねぇ…
よし、式が終わったら秒で消えよう
先生にも捕まらないうちに…
「オイ、藤花美結」
逃げ込んだ屋上から学校から去っていく同じ服を着た同級生となる人達を眺める
そうしている時だった
見つかったか
結構早かったな
「何?」
少し睨みながら振り返る
そこにいたのは予想通りの人物
金髪ツーブロ野郎とその他2人
うちの動じない姿を見たからか、少しびっくりしたような表情をしている
「あんた達、呼び出されてなかったっけ?」
たしか、うちが全力疾走で逃げてる時に聞こえてきたよ?
「そこの金髪とその仲間!こっちに来なさい!…あれ?違反まみれの女子はどこ行った?!あ…!そこの白髪!キミもこっちよ!」
って
耳が良いからね。聞こえちゃった
大変だねぇ、先生も
てか、多分白髪って悟だね
そして、金髪野郎達に色々言われた後に喧嘩ふっかけました
数分後ー
「噂は本当だったってことか...」
「アレ?まだ喋れてんじゃん。やるねぇw」
結果、勝ちました
でも案外手強かった
金髪は喋れてるし
多分慣れてんな…
しかし、次の言葉でブチ切れる
「流石五条悟の従兄弟...」
…また、それ?
我慢の限界だった
心の底から、怒りが噴き出してくるのがわかった
「何でみんな、"悟の従兄弟"としてしかみてくれないんかなぁ...うちはうちなんだけど。お前らもアイツらも...!」
気がつけばうちは、タバコを吸いながら、全てを吐き出すかのように話していた。
今までの境遇
両親を殺されたこと
流石に呪術については言えないけど、心に貯めていたものを、全て
自分でもなんでコイツらにこんなこと吐き出しているのか分からなかった
同情して欲しかったのだろうか
気づけば笑っていた
狂ってる
そんくらい自分でもわかった
今のうちは正常じゃない
異常者扱いされてもおかしくない
だけどさ?
そうさせたのは誰だって話だよ
自分を正当化するみたいになるけど、そうさせた人にも原因があると思わない?
なんでその人が全て悪いみたいになんの?
そんなうちにアイツがかけた言葉に耳疑った
「美結、俺達と一緒に居ないか?」
「...え?」
「俺は美結を美結として見ていきたい。ていうか見るよ。お前と共に過ごしたい。一緒にやっていかないか...?」
まさかそんな言葉が出てくるなんて思ってもいなかった
自分がわかりやすく驚いてることがわかる
コイツは、伊座並海翔は、
自分を自分として
悟の従兄弟じゃなくて、藤花美結として
見てくれるの…?
今まで、両親と当主様以外でわかってくれる人がいなかった
ずっと1人で耐えてきた
本当に?
うちを、うちとして見てくれる…?
「いいの...?」
「ああ、むしろ頼む」
海翔のその言葉を合図に
涙が零れ落ちた...
それから3年間
海翔達と共に、まぁ、色々とやらかしまくってましたよ
授業にロクにでないわ、校則ってなんだっけ?と言うほどの禁止事項の破り
髪も金に染めた
そしたら悟に怒られた
2次被害被害がなんちゃらって言ってた
知らねーよ
むしろうちの小学校時代と比べたらまだマシな方なんじゃないの?
ココを卒業したら高専に行く
うちの進路はそうそうに確定してたため、勉強する必要もない
兎に角やりたい放題だった
そんなこんなで、気づけば卒業まで迎えていた−
両親が殺され数日…
うち、藤花美結はグレていた
あの日、うちは前々からから気づいてたことに確信をもった
それは…御三家はクソだということ
人の心を持ってないんじゃと疑ってしまうくらいに、アイツらは、人の両親を殺す
目的の為ならなんでもする
そんな奴らの元で暮らし始めて今日で数日…
本っ当にコイツら術式のことしか見てねぇな…!
少し悟に同情するわ
まず、行動範囲がクソ狭い
何に関しても許可がいる
んで敷地内から出してもらえねぇ
そして悟のとある一言でうちの中の何かが切れた
「はぁー、もうすぐ学校始まるとかだりぃ…外出れるだけマシだけどさぁ…」
…学校
悟との繋がりを持ちたくて寄ってくる子
悟の従兄弟だからって生意気だと喧嘩売ってくる子
悟の従兄弟だからって危険視してくる子
学校=家の奴らに引き続きうちのことをうちとして見てくれない奴らの集まり
悟の従兄弟としてじゃなくて、呪力装術の使い手としてじゃなくて
うちのことを、うちとしてみてよ…!
「はぁぁぁぁぁ」
クソでかため息をしながら鏡に映っている自分を見る
真新しいセーラー服
校則違反で許されていない折って膝上まで短くなっているスカート
耳には同じく校則違反の銀色のピアス
肩より少し長い髪
これらは全て校則違反
だから、何?
うちがどんな格好しようと、どんな行動しようと、うちの勝手
鞄を持って部屋を出る
廊下で人をすれ違うたびに視線が集まる
ただし、文句を言ってくる奴はいない
当たり前だ
あの日以来、うちはこの家の言うことを何一つ聞いていない
今更言ったところで無意味
何より、うちは呪力装術の使い手
あの日、初めて人を殺した
自分の術式で
呪力装術で
この家の奴は、誰もがそれを恐れている
悟程ではないものの、うちの力は十分と言っていいほどのモノになっている
しかもまだまだ成長途中
逆らったら、殺される
この数日で、うちはこれほどまでに恐れられる存在となっていた
「オイ」
後ろから声をかけられる
今のうちにこんなことできるのは当主を省くとただ1人
悟だ
「…何だよ、その格好」
「何、悪い?」
悟はうちの頭からつま先まで舐めるように見る
「…調子乗んなよ」
「お前だけは言われたくねぇよ」
従兄弟であり、この家で唯一うちに逆らえる存在
お互いに睨み合う
「お前の気持ちはわからなくねぇよ。だけど、だからってお前…」
「悟だって気づいてるんじゃないの?この家、御三家は腐ってる。そんな奴らに従うと思う?」
「そう言うことじゃなくてー」
話が通じない
まだ、悟ならわかってくれるかも
そう思った
しかし、そうはいかない
悟を睨みつけてその場を去る
「オイ!美結!」
悟の呼ぶ声を無視して、学校へ向かったー
只今、入学式真っ最中
突き刺すような痛い視線
こんな校則違反まみれの格好してるんだから仕方ないのだが、1人ずっとみてくる奴がいる
金髪ツーブロの不良だ
こりゃ目つけられたな
仲良くなれそうにねぇ…
よし、式が終わったら秒で消えよう
先生にも捕まらないうちに…
「オイ、藤花美結」
逃げ込んだ屋上から学校から去っていく同じ服を着た同級生となる人達を眺める
そうしている時だった
見つかったか
結構早かったな
「何?」
少し睨みながら振り返る
そこにいたのは予想通りの人物
金髪ツーブロ野郎とその他2人
うちの動じない姿を見たからか、少しびっくりしたような表情をしている
「あんた達、呼び出されてなかったっけ?」
たしか、うちが全力疾走で逃げてる時に聞こえてきたよ?
「そこの金髪とその仲間!こっちに来なさい!…あれ?違反まみれの女子はどこ行った?!あ…!そこの白髪!キミもこっちよ!」
って
耳が良いからね。聞こえちゃった
大変だねぇ、先生も
てか、多分白髪って悟だね
そして、金髪野郎達に色々言われた後に喧嘩ふっかけました
数分後ー
「噂は本当だったってことか...」
「アレ?まだ喋れてんじゃん。やるねぇw」
結果、勝ちました
でも案外手強かった
金髪は喋れてるし
多分慣れてんな…
しかし、次の言葉でブチ切れる
「流石五条悟の従兄弟...」
…また、それ?
我慢の限界だった
心の底から、怒りが噴き出してくるのがわかった
「何でみんな、"悟の従兄弟"としてしかみてくれないんかなぁ...うちはうちなんだけど。お前らもアイツらも...!」
気がつけばうちは、タバコを吸いながら、全てを吐き出すかのように話していた。
今までの境遇
両親を殺されたこと
流石に呪術については言えないけど、心に貯めていたものを、全て
自分でもなんでコイツらにこんなこと吐き出しているのか分からなかった
同情して欲しかったのだろうか
気づけば笑っていた
狂ってる
そんくらい自分でもわかった
今のうちは正常じゃない
異常者扱いされてもおかしくない
だけどさ?
そうさせたのは誰だって話だよ
自分を正当化するみたいになるけど、そうさせた人にも原因があると思わない?
なんでその人が全て悪いみたいになんの?
そんなうちにアイツがかけた言葉に耳疑った
「美結、俺達と一緒に居ないか?」
「...え?」
「俺は美結を美結として見ていきたい。ていうか見るよ。お前と共に過ごしたい。一緒にやっていかないか...?」
まさかそんな言葉が出てくるなんて思ってもいなかった
自分がわかりやすく驚いてることがわかる
コイツは、伊座並海翔は、
自分を自分として
悟の従兄弟じゃなくて、藤花美結として
見てくれるの…?
今まで、両親と当主様以外でわかってくれる人がいなかった
ずっと1人で耐えてきた
本当に?
うちを、うちとして見てくれる…?
「いいの...?」
「ああ、むしろ頼む」
海翔のその言葉を合図に
涙が零れ落ちた...
それから3年間
海翔達と共に、まぁ、色々とやらかしまくってましたよ
授業にロクにでないわ、校則ってなんだっけ?と言うほどの禁止事項の破り
髪も金に染めた
そしたら悟に怒られた
2次被害被害がなんちゃらって言ってた
知らねーよ
むしろうちの小学校時代と比べたらまだマシな方なんじゃないの?
ココを卒業したら高専に行く
うちの進路はそうそうに確定してたため、勉強する必要もない
兎に角やりたい放題だった
そんなこんなで、気づけば卒業まで迎えていた−