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「美結、話がある」
「話?なぁに?お父さん」
うちはあれから毎週、週末になると五条家に修行しにいったり悟におやつ取られたりしている
あと、当主様に可愛がって貰ってる
「美結、よく聞きなさい。美結は悟君に懸賞金が掛けられていることは知ってるね」
「うん、だから簡単に外へ出られないんでしょう?遊び相手は私だけなんでしょう?」
前に当主様から悟と例え意地悪されても仲良くしてあげてくれ、と頼まれたことがある
「遊び相手は性格の問題もあるだろう...まぁ、それはおいといて...」
「美結、キミにも懸賞金が掛けられていることがわかった」
「え?」
私に?懸賞金!?
何で!?
「悟君か懸賞金掛けられている理由は知っているかい?」
あー、なんだっけ?前悟から聞いたような...
「五条家時期当主だから?」
「それもあるがあの子の眼だ」
眼?悟の眼って確か...
「六眼?」
「そうだ」
あの青くて綺麗な眼
生意気でひねくれた性格とは似つかない、まるで、宝石を散りばめたような青い眼
確か、珍しいものとか言ってたな
「美結には少し難しい話になるかも知れないが、六眼は、数百年に1度しか生まれない特別な眼なんだ」
「特別...」
「あの眼は、悟君の術式を使うためには必要不可欠。呪力の精密操作が出来たり、見ただけで相手の術式がわかったり、呪力を感知出来たりする」
...ちょっといろいろ急に言われて頭がパンクしそうだけど要するに滅多に生まれてこない上に凄いっていうことはわかったかな?
悟、教えてよ。いつもめんどくさいとか言って説明放棄するんだから...
「そして美結、お前の呪式も六眼と同じくらい珍しく、呪詛師にとって、欲しくてたまらないものなんだ」
「呪力操術が...?」
そうなの...?
相手の呪力抜き取って、飴にして取り込んだり、人や物に放ったりするこの術式が...?
「美結の知っている通り、呪力操術には"吸"、"出"、"飴"、"浄"、"治"がある」
「うん、まだ使いこなせてないけど...」
半径1.8m以内の物や人の呪力を吸い取る"吸"
その吸い取った呪力を取り込めるよう、飴状にする"飴"
吸い取った呪力を"飴"にせず、人や物に放出し、一時的に呪具にさせることもできる"出"
そして、最近できるようになってきた、吸い取った呪力を戦闘に使わず、浄化する"浄"
まだ、出来る気配すら感じられない、吸い取った呪力を"飴"で取り込んだあと、反転術式を使うことのできる"治"
これが、うちの術式呪力操術
「呪力操術は六眼同様、数百年に1度しか生まれない特別な術式。何より、術師は呪力を持っていることが絶対条件。しかし、呪力操術はそれを無くすることだってできる」
うーん?普段から悟といるからか、自分がそんな貴重な存在だなんて思えない...
「美結が、この術式をどこまで使いこなせるかはわからない。しかし、この術式は、世界から呪力を無くすことだって不可能ではない」
!!!!!!
「え!?じゃあ、それじゃあ、術師いらないじゃん!」
「そうだ」
「...あ!だから懸賞金...」
「そうだ」
うっそ、まさか、うちの術式がこんな凄いものだったとは...
あ、だから五条家で修行してるのか...
「そしてこれは当主と俺の妄想にすぎないが、美結は歴代最強の呪力操術の使い手になる?」
「マジ?」
「美結の成長ぶりは今の時点で呪力操術の使い手歴代トップだ」
本当...?
ん?てかちょっと待って?
今、1996年で、数百年に1度っていうことは...
今までで最低で2人、最大で10人っとこかな?
...少な!
「五条家に呪力操術の書物があるはずだ。見せて貰えるか分からんが一度頼んで見るといい」
「それと美結、懸賞金が掛けられている以上、あまり公の場に出ないこと、目立った行動を避けるように」
「悟と一緒じゃん」
「美結もそうだが、親の俺達もどこで狙われているかわからない。死んでしまうこともないとはいいきれない」
え...!?
そんなの...!
「やだやだやだやだやだ!死んじゃいや!死んだら呪う!いやだよ!お父さん!お母さん!」
やだ...!
いやだよ!
なんで?なんで!?
お父さんもお母さんも関係ないじゃん!
うちの術式のせい?
呪力操術が珍しいせい?
「美結...これは誰も悪くない。だけど大した術式を持ってていない俺や、非術師のお母さんのほうが、美結より死んでしまう可能は高い...」
そんな...いやだよ!
なんで...なんで?!
「呪術界なんてそんなものだ。ただ、今すぐそうなることはないだろう。美結の成長と共に、美結も、俺達も狙われる可能性は高くなる」
「...」
「美結もそれを理解して生きてほしい。それと...、俺もお母さんも、死んでも美結を愛してる。俺達が、死んでしまったときは当主様をたよりなない。悪いようにはしないはずだ。わかったね?)
「...っ!わかった!でも!すぐに死んじゃダメだよ!せめて...、うちが覚悟できる待て待ってて...!」
そしてその数年後、美結の人生が動き始めるーー
「話?なぁに?お父さん」
うちはあれから毎週、週末になると五条家に修行しにいったり悟におやつ取られたりしている
あと、当主様に可愛がって貰ってる
「美結、よく聞きなさい。美結は悟君に懸賞金が掛けられていることは知ってるね」
「うん、だから簡単に外へ出られないんでしょう?遊び相手は私だけなんでしょう?」
前に当主様から悟と例え意地悪されても仲良くしてあげてくれ、と頼まれたことがある
「遊び相手は性格の問題もあるだろう...まぁ、それはおいといて...」
「美結、キミにも懸賞金が掛けられていることがわかった」
「え?」
私に?懸賞金!?
何で!?
「悟君か懸賞金掛けられている理由は知っているかい?」
あー、なんだっけ?前悟から聞いたような...
「五条家時期当主だから?」
「それもあるがあの子の眼だ」
眼?悟の眼って確か...
「六眼?」
「そうだ」
あの青くて綺麗な眼
生意気でひねくれた性格とは似つかない、まるで、宝石を散りばめたような青い眼
確か、珍しいものとか言ってたな
「美結には少し難しい話になるかも知れないが、六眼は、数百年に1度しか生まれない特別な眼なんだ」
「特別...」
「あの眼は、悟君の術式を使うためには必要不可欠。呪力の精密操作が出来たり、見ただけで相手の術式がわかったり、呪力を感知出来たりする」
...ちょっといろいろ急に言われて頭がパンクしそうだけど要するに滅多に生まれてこない上に凄いっていうことはわかったかな?
悟、教えてよ。いつもめんどくさいとか言って説明放棄するんだから...
「そして美結、お前の呪式も六眼と同じくらい珍しく、呪詛師にとって、欲しくてたまらないものなんだ」
「呪力操術が...?」
そうなの...?
相手の呪力抜き取って、飴にして取り込んだり、人や物に放ったりするこの術式が...?
「美結の知っている通り、呪力操術には"吸"、"出"、"飴"、"浄"、"治"がある」
「うん、まだ使いこなせてないけど...」
半径1.8m以内の物や人の呪力を吸い取る"吸"
その吸い取った呪力を取り込めるよう、飴状にする"飴"
吸い取った呪力を"飴"にせず、人や物に放出し、一時的に呪具にさせることもできる"出"
そして、最近できるようになってきた、吸い取った呪力を戦闘に使わず、浄化する"浄"
まだ、出来る気配すら感じられない、吸い取った呪力を"飴"で取り込んだあと、反転術式を使うことのできる"治"
これが、うちの術式呪力操術
「呪力操術は六眼同様、数百年に1度しか生まれない特別な術式。何より、術師は呪力を持っていることが絶対条件。しかし、呪力操術はそれを無くすることだってできる」
うーん?普段から悟といるからか、自分がそんな貴重な存在だなんて思えない...
「美結が、この術式をどこまで使いこなせるかはわからない。しかし、この術式は、世界から呪力を無くすことだって不可能ではない」
!!!!!!
「え!?じゃあ、それじゃあ、術師いらないじゃん!」
「そうだ」
「...あ!だから懸賞金...」
「そうだ」
うっそ、まさか、うちの術式がこんな凄いものだったとは...
あ、だから五条家で修行してるのか...
「そしてこれは当主と俺の妄想にすぎないが、美結は歴代最強の呪力操術の使い手になる?」
「マジ?」
「美結の成長ぶりは今の時点で呪力操術の使い手歴代トップだ」
本当...?
ん?てかちょっと待って?
今、1996年で、数百年に1度っていうことは...
今までで最低で2人、最大で10人っとこかな?
...少な!
「五条家に呪力操術の書物があるはずだ。見せて貰えるか分からんが一度頼んで見るといい」
「それと美結、懸賞金が掛けられている以上、あまり公の場に出ないこと、目立った行動を避けるように」
「悟と一緒じゃん」
「美結もそうだが、親の俺達もどこで狙われているかわからない。死んでしまうこともないとはいいきれない」
え...!?
そんなの...!
「やだやだやだやだやだ!死んじゃいや!死んだら呪う!いやだよ!お父さん!お母さん!」
やだ...!
いやだよ!
なんで?なんで!?
お父さんもお母さんも関係ないじゃん!
うちの術式のせい?
呪力操術が珍しいせい?
「美結...これは誰も悪くない。だけど大した術式を持ってていない俺や、非術師のお母さんのほうが、美結より死んでしまう可能は高い...」
そんな...いやだよ!
なんで...なんで?!
「呪術界なんてそんなものだ。ただ、今すぐそうなることはないだろう。美結の成長と共に、美結も、俺達も狙われる可能性は高くなる」
「...」
「美結もそれを理解して生きてほしい。それと...、俺もお母さんも、死んでも美結を愛してる。俺達が、死んでしまったときは当主様をたよりなない。悪いようにはしないはずだ。わかったね?)
「...っ!わかった!でも!すぐに死んじゃダメだよ!せめて...、うちが覚悟できる待て待ってて...!」
そしてその数年後、美結の人生が動き始めるーー