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藤花由梨香side
「何度言ったらわかるんだ!美結は渡さん!」
「それはこっちの台詞だ!このままだと美結ちゃんは宝の持ち腐れだぞ!
「本家の人間は勝手過ぎる!俺達の子だ!そっちが俺を追い出した癖に!!」
これは悟と遊んでいた最中の出来事
美結の両親(藤花湊、藤花由梨香)と五条家当主(悟の父)で言い争っていた...
「そっちにいたままではせっかくの呪力操術が勿体無い!」
「ふざけんな!藤花由梨香をあんたらに渡すもんか!」
「呪力操術がどれだけ貴重なモノかわかっててそんなこと言っているのか!?」
「数百年に1人に受け継がれる五条家が重宝している術式 。その子の親、俺達をおまえらが追い出したのを覚えてないのか!?」
そう。藤花湊は五条家出身であるものの、大した術式を持ち合わせなかった「落ちこぼれ」
そして、家を追い出され、非術師である私、藤花由梨香とくっついたのだった
そしてその間に生まれた呪力操術を持つ私達の子、美結
「その時はまさかお前らの子に呪力操術の子が生まれるとは思っていなかった...!」
「だからと言って渡すわけないだろう!」
藤花美結。彼女の術式である呪力操術は才能大好き御三家にとって欲しくて欲しくて仕方ない術式
案の定こうやって、父の実家である五条家がこうして呼び出している
「美結ちゃんは悟とも初対面であんなに仲良くしている。うちに来て何のデメリットがある?」
「そういうことを言ってるんじゃない!ほんっと腐ってんな!五条家 は!
ぶちギレ寸前の夫
それを鼻で笑う五条家当主
それを見た私は思った
あぁ、腐ってもこの人達は兄弟なんだな
と
もちろん美結のことに関しては言うまでもなく渡す気はない
だがこれはなんだ
まるで兄弟喧嘩
私、ほとんど口出せてない...
そう思えてくると兄弟愛を感じてくる
だって2人とも、美結のことを思って言っているではないか
当主の言い方は流石御三家と言うべきか癪に触る言い方だ
だが私は思った
この人はあの悟君の父
あのガキの癖にくそ生意気で口の悪い悟君の父
いつもひねくれていて素直じゃない悟君の父
...親子の遺伝子って凄いよね
私、わかってしまったかもしてない
この人、もしかして美結のこと、めちゃくちゃ心配してくれてるんじゃないの?
だって、本当に美結の術式だけが欲しかったらかっさらうなり、何なり、こうやって私達を説得するような真似しないんじゃないか?
それこそ、五条家に限らず他の御三家が美結に手を出すのは時間の問題...
成る程、まわりくどいな
確かにそう考えると珍しくちゃんと考えている当主様の言っていることは正しいかもしれない
要するにさっきから五条家なら美結も安全に暮らせるって言ってんでしょ?この人は
今後、親の私達にも何が起こるかわからない
万が一、私達に何かあった場合、美結が頼れる大人は多いほうがいい
当主様、案外まとも?
それともやっぱり姪って可愛いのかな?
私は悟君のこと可愛いなんて思ったことないけど
初対面でおばさん誰?って聞かれて可愛いと思えるはずがない
美結とは一瞬で仲良くなってたけど
と、まぁ、こうやって私がいろいろ考えている間にも2人の喧嘩は続いていき...
「お前は美結ちゃんの価値をわかっていない!」(だからこそ今後危ないと言いたい)
「美結は消耗品じゃない!ふざけるな!」(実の兄の言っている本当の意味に気づけず話がつうじてない)
いや、実の兄弟でなにやってんの?
話通じてないじゃん
「ねぇ2人とも、いつまでそうやって喧嘩してるの?これじゃあ埒があかない」
「「だってコイツが」」
ハモりやがった
仲良しかよ
「私から提案があるの」
「「提案?」」
またハモったw
仲良しじゃん
そして私が考える最善策を提案する
「美結は五条家に渡さない。だけど、毎週末、五条家に通わせる」
「うーむ」
渋る当主様
夫も眉間に皺を寄せている
「じゃあ縛りを結んではどうですか?お互い、美結を危険な目に逢わせない、と」
「...いいだろう」
そう言ったのは当主様
流石、話が早い
問題は我が夫だが...
「危険な目の基準が違ってたら意味ないだろう」
確かに
「わかった。美結ちゃんとお前と3人で縛りを結ぼう。基準は美結ちゃんに決めて貰う。これでどうだ?」
「...わかった」
ホッと胸を撫で下ろす
一件落着!!
ーおまけー
「兄貴、今気づいたけど美結の甘いな。姪って可愛いもんなのか?」
「気づくのが遅いわ。可愛いに決まってるだろう。お前だって悟が可愛いだろう?)
「初対面でおじさん誰?って云われたんだが」
「生意気で可愛いだろぅ」
「意味わかんねぇ」
「何度言ったらわかるんだ!美結は渡さん!」
「それはこっちの台詞だ!このままだと美結ちゃんは宝の持ち腐れだぞ!
「本家の人間は勝手過ぎる!俺達の子だ!そっちが俺を追い出した癖に!!」
これは悟と遊んでいた最中の出来事
美結の両親(藤花湊、藤花由梨香)と五条家当主(悟の父)で言い争っていた...
「そっちにいたままではせっかくの呪力操術が勿体無い!」
「ふざけんな!藤花由梨香をあんたらに渡すもんか!」
「呪力操術がどれだけ貴重なモノかわかっててそんなこと言っているのか!?」
「数百年に1人に受け継がれる五条家が重宝している
そう。藤花湊は五条家出身であるものの、大した術式を持ち合わせなかった「落ちこぼれ」
そして、家を追い出され、非術師である私、藤花由梨香とくっついたのだった
そしてその間に生まれた呪力操術を持つ私達の子、美結
「その時はまさかお前らの子に呪力操術の子が生まれるとは思っていなかった...!」
「だからと言って渡すわけないだろう!」
藤花美結。彼女の術式である呪力操術は才能大好き御三家にとって欲しくて欲しくて仕方ない
案の定こうやって、父の実家である五条家がこうして呼び出している
「美結ちゃんは悟とも初対面であんなに仲良くしている。うちに来て何のデメリットがある?」
「そういうことを言ってるんじゃない!ほんっと腐ってんな!
ぶちギレ寸前の夫
それを鼻で笑う五条家当主
それを見た私は思った
あぁ、腐ってもこの人達は兄弟なんだな
と
もちろん美結のことに関しては言うまでもなく渡す気はない
だがこれはなんだ
まるで兄弟喧嘩
私、ほとんど口出せてない...
そう思えてくると兄弟愛を感じてくる
だって2人とも、美結のことを思って言っているではないか
当主の言い方は流石御三家と言うべきか癪に触る言い方だ
だが私は思った
この人はあの悟君の父
あのガキの癖にくそ生意気で口の悪い悟君の父
いつもひねくれていて素直じゃない悟君の父
...親子の遺伝子って凄いよね
私、わかってしまったかもしてない
この人、もしかして美結のこと、めちゃくちゃ心配してくれてるんじゃないの?
だって、本当に美結の術式だけが欲しかったらかっさらうなり、何なり、こうやって私達を説得するような真似しないんじゃないか?
それこそ、五条家に限らず他の御三家が美結に手を出すのは時間の問題...
成る程、まわりくどいな
確かにそう考えると珍しくちゃんと考えている当主様の言っていることは正しいかもしれない
要するにさっきから五条家なら美結も安全に暮らせるって言ってんでしょ?この人は
今後、親の私達にも何が起こるかわからない
万が一、私達に何かあった場合、美結が頼れる大人は多いほうがいい
当主様、案外まとも?
それともやっぱり姪って可愛いのかな?
私は悟君のこと可愛いなんて思ったことないけど
初対面でおばさん誰?って聞かれて可愛いと思えるはずがない
美結とは一瞬で仲良くなってたけど
と、まぁ、こうやって私がいろいろ考えている間にも2人の喧嘩は続いていき...
「お前は美結ちゃんの価値をわかっていない!」(だからこそ今後危ないと言いたい)
「美結は消耗品じゃない!ふざけるな!」(実の兄の言っている本当の意味に気づけず話がつうじてない)
いや、実の兄弟でなにやってんの?
話通じてないじゃん
「ねぇ2人とも、いつまでそうやって喧嘩してるの?これじゃあ埒があかない」
「「だってコイツが」」
ハモりやがった
仲良しかよ
「私から提案があるの」
「「提案?」」
またハモったw
仲良しじゃん
そして私が考える最善策を提案する
「美結は五条家に渡さない。だけど、毎週末、五条家に通わせる」
「うーむ」
渋る当主様
夫も眉間に皺を寄せている
「じゃあ縛りを結んではどうですか?お互い、美結を危険な目に逢わせない、と」
「...いいだろう」
そう言ったのは当主様
流石、話が早い
問題は我が夫だが...
「危険な目の基準が違ってたら意味ないだろう」
確かに
「わかった。美結ちゃんとお前と3人で縛りを結ぼう。基準は美結ちゃんに決めて貰う。これでどうだ?」
「...わかった」
ホッと胸を撫で下ろす
一件落着!!
ーおまけー
「兄貴、今気づいたけど美結の甘いな。姪って可愛いもんなのか?」
「気づくのが遅いわ。可愛いに決まってるだろう。お前だって悟が可愛いだろう?)
「初対面でおじさん誰?って云われたんだが」
「生意気で可愛いだろぅ」
「意味わかんねぇ」