高専卒業後のお話
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ジメジメとした空気
前髪の内側が張り付く気持ち悪さ
ジーーーっというセミの鳴き声
疲弊した身体を叩き起こして、今日最後の気力で自宅の扉を開く
するとそこには…
「おっかえり〜遅かったねぇ」
「ご飯用意してあるよ。早くて洗っておいで」
「……は?」
目の前に現れる2つの巨体にウザったらしい声
はぁ?
「なんであんた達ここにいんの!?」
「細かいとは気にすんなよ」
「細かくねーよ大事なことだよ!」
ニヒヒと笑う白髪頭に怒りを覚える
ふざけんなよ?ただでさえ最近忙しくなってきてるのに…
「まぁまぁ落ち着いて」
「あんたにも言ってんだよ!夏油!」
まったく、胡散臭い笑顔貼り付けておいて何が”落ち着いて”だ
相変わらずな同級生共に頭痛がする
「なんで?鍵は?どうやって入ったの?」
「僕達、最強だから✩」
「説明になってねぇよ」
「まぁそうカリカリしないで」
ただでさえ疲れてるっていうのに…!
こいらと喋ると疲労が2倍になる
もうどうやって入ったかはいいから、さっさと出ていってくれよ…
「美那、お前何食べる?王道マルゲリータに大人も子どもも大好きテリヤキチキン、アスパラベーコンもあるぜ?」
「なんで勝手にピザ頼んでんの」
胃も痛くなってきた…
ピザどころじゃないよ
お願いだから帰ってくれ
そしてお願いだから私を寝かせて
「今日の夜は長いからね」
ニヤッと笑った夏油に寒気がする
え、もしかして…
「待ってよ、泊まる気じゃないよね?」
「そのまさかだね」
「硝子も来れたら来るって言ってたぜ」
「それ絶対こないやつ」
勝手に話進めんじゃねーよ!
硝子は良いとして、決して広いとはいえない空間に巨体2人を何故泊めなければならないのか理解ができぬ
下手したらわけわからん課題のレポートよりも難しいわ
「ていうか、この間硝子と出かけたんだって?寂しいなぁ、私達を誘ってくれないなんて…」
「誘う義理ねぇだろ」
夏油、んなわざとらしく拗ねるんじゃないよ子どもじゃないんだから
「てか今度旅行行こうぜ。TDIとか」
「それは行きたい」
五条、珍らしく良いこと言うじゃん
まー、五条達とってのは面倒くさくなる予感はするけど
「せっかくだし美那の運転で行きたいな」
「え、私アッシー?」
一応この春に普通自動車免許取ったけども…
あんまり運転してないし、車も持ってるわけじゃないから自信ないんだけど
「命の保証はできないよ?」
「五条家次期当主の死亡理由が呪霊による攻撃じゃなくて同級生の事故に巻き込まれたってウケる」
「もしもの時は皆で笑って死のう」
全然ウケないんだよ
夏油も乗っかるな
て、別にそんなことはどうでもいいんだよ
「悪いけど、私も疲れてんの。最近、大学の課題に追われててあんま寝てないんだよ」
「奇遇だな、美那。私たちも最近繁忙期で寝れていないんだ」
「俺も傑も3徹中〜!」
…コイツらを追い出せると思った私がバカだった
呪術師にとって今は繁忙期
ましてはコイツらは特級
そりゃ繁忙期の特級術師に試験前の大学生の忙しさは負けるわな
「それに傑、またノイローゼ起こしそうな顔してたし?久々に美那を見かけたと思ったら死んだ顔してんだもん。こりゃ傑連れて凸るしかないっしょ」
「なんかムカつく」
1年前の繁忙期
夏油の様子がどんどん可笑しくなっていくのを私は間近で感じていた
そして迎えた例の任務
最初は、私単独の任務だった
問題の呪霊はなんなく祓えたものの、村人は檻に閉じ込めた少女2人が原因だと言いはった
アレは私でも怒り狂う
誰のお陰で地に足ついてると思ってんだ
でも、この任務が夏油じゃなくてよかった
そう、思ってたのに…
村人とモメていることが高専へ伝達され、夏油が加えて派遣された
あの村を見たときの夏油の表情は今でも忘れられない
私は、村人のことなんて忘れて、無我夢中に夏油を抑えた
術式を使ってまでなんとか抑えた
そして私は夏油の暴走により、冷静なれた
村人達に素直に謝罪し、少女たちに拘束という名の保護を行った
そして、私は五条と硝子に電話で夏油の限界を伝えた
高専に帰った後のことはよく覚えてない
五条が待ち構えてて、夏油は涙を流し始めて
最強でも、泣くんだ
って他人事のように感じて
硝子の元に向かった
あの時の夏油を、私達はノイローゼを起こしていたと言っている
もちろんもののたとえなだけで、本当にノイローゼだったわけじゃないし、下手したらノイローゼ以上だった
でも、そうやって他のものに例えなければならないと、こうやって軽く話題に持ち出せない
「そういうことは早く言えよ」
「だって美那も疲れてそうだったし?」
「今さら気遣うなよ」
「美那ちゃんカッコいい♡」
きゅるりん♡としている悟はほっといて冷蔵庫からチューハイを二本取り出す
「夏油、呑む?」
「いいね、是非お供させてくれ」
プシュッと揃えて音を立てると五条が盛大にため息を漏らす
「お前ら、一応まだ未成年な?」
「んなの今さらだろ」
「悟もどうだい?」
「ぜってぇー呑まねぇ!」
帰ってきたら、タイムアタックのようにベットに向かうはずだったんだけどな
ま、いいか今日ぐらい
長い長い夜は、まだ続くー
前髪の内側が張り付く気持ち悪さ
ジーーーっというセミの鳴き声
疲弊した身体を叩き起こして、今日最後の気力で自宅の扉を開く
するとそこには…
「おっかえり〜遅かったねぇ」
「ご飯用意してあるよ。早くて洗っておいで」
「……は?」
目の前に現れる2つの巨体にウザったらしい声
はぁ?
「なんであんた達ここにいんの!?」
「細かいとは気にすんなよ」
「細かくねーよ大事なことだよ!」
ニヒヒと笑う白髪頭に怒りを覚える
ふざけんなよ?ただでさえ最近忙しくなってきてるのに…
「まぁまぁ落ち着いて」
「あんたにも言ってんだよ!夏油!」
まったく、胡散臭い笑顔貼り付けておいて何が”落ち着いて”だ
相変わらずな同級生共に頭痛がする
「なんで?鍵は?どうやって入ったの?」
「僕達、最強だから✩」
「説明になってねぇよ」
「まぁそうカリカリしないで」
ただでさえ疲れてるっていうのに…!
こいらと喋ると疲労が2倍になる
もうどうやって入ったかはいいから、さっさと出ていってくれよ…
「美那、お前何食べる?王道マルゲリータに大人も子どもも大好きテリヤキチキン、アスパラベーコンもあるぜ?」
「なんで勝手にピザ頼んでんの」
胃も痛くなってきた…
ピザどころじゃないよ
お願いだから帰ってくれ
そしてお願いだから私を寝かせて
「今日の夜は長いからね」
ニヤッと笑った夏油に寒気がする
え、もしかして…
「待ってよ、泊まる気じゃないよね?」
「そのまさかだね」
「硝子も来れたら来るって言ってたぜ」
「それ絶対こないやつ」
勝手に話進めんじゃねーよ!
硝子は良いとして、決して広いとはいえない空間に巨体2人を何故泊めなければならないのか理解ができぬ
下手したらわけわからん課題のレポートよりも難しいわ
「ていうか、この間硝子と出かけたんだって?寂しいなぁ、私達を誘ってくれないなんて…」
「誘う義理ねぇだろ」
夏油、んなわざとらしく拗ねるんじゃないよ子どもじゃないんだから
「てか今度旅行行こうぜ。TDIとか」
「それは行きたい」
五条、珍らしく良いこと言うじゃん
まー、五条達とってのは面倒くさくなる予感はするけど
「せっかくだし美那の運転で行きたいな」
「え、私アッシー?」
一応この春に普通自動車免許取ったけども…
あんまり運転してないし、車も持ってるわけじゃないから自信ないんだけど
「命の保証はできないよ?」
「五条家次期当主の死亡理由が呪霊による攻撃じゃなくて同級生の事故に巻き込まれたってウケる」
「もしもの時は皆で笑って死のう」
全然ウケないんだよ
夏油も乗っかるな
て、別にそんなことはどうでもいいんだよ
「悪いけど、私も疲れてんの。最近、大学の課題に追われててあんま寝てないんだよ」
「奇遇だな、美那。私たちも最近繁忙期で寝れていないんだ」
「俺も傑も3徹中〜!」
…コイツらを追い出せると思った私がバカだった
呪術師にとって今は繁忙期
ましてはコイツらは特級
そりゃ繁忙期の特級術師に試験前の大学生の忙しさは負けるわな
「それに傑、またノイローゼ起こしそうな顔してたし?久々に美那を見かけたと思ったら死んだ顔してんだもん。こりゃ傑連れて凸るしかないっしょ」
「なんかムカつく」
1年前の繁忙期
夏油の様子がどんどん可笑しくなっていくのを私は間近で感じていた
そして迎えた例の任務
最初は、私単独の任務だった
問題の呪霊はなんなく祓えたものの、村人は檻に閉じ込めた少女2人が原因だと言いはった
アレは私でも怒り狂う
誰のお陰で地に足ついてると思ってんだ
でも、この任務が夏油じゃなくてよかった
そう、思ってたのに…
村人とモメていることが高専へ伝達され、夏油が加えて派遣された
あの村を見たときの夏油の表情は今でも忘れられない
私は、村人のことなんて忘れて、無我夢中に夏油を抑えた
術式を使ってまでなんとか抑えた
そして私は夏油の暴走により、冷静なれた
村人達に素直に謝罪し、少女たちに拘束という名の保護を行った
そして、私は五条と硝子に電話で夏油の限界を伝えた
高専に帰った後のことはよく覚えてない
五条が待ち構えてて、夏油は涙を流し始めて
最強でも、泣くんだ
って他人事のように感じて
硝子の元に向かった
あの時の夏油を、私達はノイローゼを起こしていたと言っている
もちろんもののたとえなだけで、本当にノイローゼだったわけじゃないし、下手したらノイローゼ以上だった
でも、そうやって他のものに例えなければならないと、こうやって軽く話題に持ち出せない
「そういうことは早く言えよ」
「だって美那も疲れてそうだったし?」
「今さら気遣うなよ」
「美那ちゃんカッコいい♡」
きゅるりん♡としている悟はほっといて冷蔵庫からチューハイを二本取り出す
「夏油、呑む?」
「いいね、是非お供させてくれ」
プシュッと揃えて音を立てると五条が盛大にため息を漏らす
「お前ら、一応まだ未成年な?」
「んなの今さらだろ」
「悟もどうだい?」
「ぜってぇー呑まねぇ!」
帰ってきたら、タイムアタックのようにベットに向かうはずだったんだけどな
ま、いいか今日ぐらい
長い長い夜は、まだ続くー
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