短編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「え?今、何て…」
途端に下がる口角
光が失われる目
彼の表情が、困惑したものへと移り変わっていく
あぁ、こっちまで苦しくなってくる
ごめんね、深澤くん
君を、こんな表情にさせてしまって
いつも与えてくれてばっかりの人に、私は何をやっているんだろう
「俺、なんかした…?やっぱり、◎◎にとって邪魔だった?そうだとしたら…」
「違うよ!」
違う
深澤くんは何も悪くない
悪いのは、私なの
グッと握り拳に力が入る
意を決して、深澤くんの顔を見つめる
「深澤くんは、何も悪くないよ。私に、集中力がないから。私が、親に言い返せなかったから…」
「だから、俺と距離取りたいって…?」
コクリと首を縦に振る
深澤くんは、いつも私のことを気にかけてくれて
たまたま1年生の時に、隣席になって、仲良くなって、3年生となった今では、一緒に受験に向けて勉強している仲
けれど…
「もう、本番まで1ヶ月切っちゃった。そろそろ真剣に勉強したいの」
嘘ではない
本当に焦ってはいる
でも、深澤くんが一緒にいてくれてることで、心の支えになりつつも、私は彼のことで頭がいっぱいになって仕方がない
「そっか、そうだよなぁ…」
窓から差し込む赤い夕陽が深澤くんの横顔を照らす
日の影を重なった彼の顔が、どこか切なそうに見えるのは私の都合のいい目のせいだろうか
「合否出たら、1番に報告する」
「ん、俺も。お互い頑張ろうね」
もう一度、深澤くんと過ごせるために
もう一度、深澤くんを好きでいていいって思えるように
この決断は間違ってない
そう思い込んで、夕陽と共に、深澤くんへの想いを、沈め込ませたー
📞prrrr
「もしもし?」
『ひっさしぶりじゃん!◎◎!』
あれから1ヶ月半
久々に深澤くん声は、相変わらず楽しそうだ
「あのね、合否発表出て…」
『うん』
電話越しで、深澤くんがゴクリと唾を飲んだのが聞こえた気がした
自分の唇がかすかに震えるのがわかる
あのね、深澤くん
私ね…
「合格、だった!」
『本当…!?おめでとう!◎◎ー!』
私よりハイテンションになる深澤くん
深澤くんのおかげなんだよ
話したい、会いたいって思った時もあっけど、そのたびに、深澤くんのことを思い出して、頑張ってきたんだよ
全部、深澤くんのおかげ…
『ね、今から会いに行っていい?』
「え?」
『会いたいんだ、今すぐに』
さっきまでとは打って変わって、真剣なトーンが返ってくる
会いたいって…
ボッと自分の顔が赤くなるのがわかる
「私も、会いたい」
『ん、すぐ行く
あ、電話はこのまま繋げたまんまね』
「わかった!」
嬉しすぎる…
この1ヶ月半、頑張ってきてよかった…
「おうおう、家族の俺を差し置いて真っ先に彼氏に報告ですか?」
「へ…?
お兄ちゃん!」
『お兄さん!?』
余韻に浸ってるも束の間、お兄ちゃんが乱入
も〜、せっかくいいところだったのに…
「その様子じゃ、受かったんだな。おめでとう、◎◎」
「うん、お兄ちゃん、勉強見てくれたりしてありがとうね」
深澤くんと同じくらい貢献してくれたお兄ちゃんに感謝しなくちゃ
頭のいい兄を持つって、幸せなことだよなぁ…
『お兄さん、いたんだね…』
「うん?言ってなかたっけ?」
『聞いてないねぇ〜』
そういえば深澤くんには話したことなかったなぁ
別に隠してたわけではないんだけど…
「え、てか本当に彼氏なの?」
「いや、これは!違くて…!」
あくまでも、私の片思い
だけど…
もしかしたらって思ってしまうのはただの自惚れ?
だって、この1ヶ月半、本当に待っててくれてて、会いたいって言ってくれて…
『お兄さん、もう着くんで、直接話させてください』
「え?」
「おーおー、青春してんな〜」
お兄ちゃんがうざったらしくニヤニヤとしてくる
これほどまでに兄をうざいと思ったことはない
🛎️ピーンポーン
「お、早いね〜」
「ちょ、ちょっと待ってよお兄ちゃん!」
意気揚々と玄関へと向かう兄を追いかける
そして、兄が扉を開けた先にいたのは、私の待ち望んでいた人
「◎◎…!改めて、ほんっとうにおめでとう」
「ありがとう、深澤くん!」
目の前に、いる
深澤くんが、いる
たった1ヶ月半
されど1ヶ月半
自分勝手な理由で、離れたというにに、彼は今、満面の笑みを浮かべている
「お兄さん、俺…」
「あー、別にいーよ。シスコンじゃねーし。小腹減ったし、コンビニにアイスでも買ってこようかな〜」
そう言いながらヒラッと手を振り出ていく
その姿を2人で見つめて、途端に笑いが起きる
「あれ絶対シスコンだ!大切にされてんね〜」
「そんなことないよ!まぁ、面倒見は良いと思うけど…」
「良いお兄さんじゃん!」
あぁ、この感じ...
懐かしいなぁ
胸がじわりと温かくなる
合格の嬉しさなのか、それとも...
「◎◎、言いたいことがあるんだ。聞いてくれる?」
「うん」
真っ直ぐと見つめられる雌雄眼
その奥には、いつもの優しさの塊が籠っている
「俺がいるから頑張れるんだ。勉強も部活もなんだってそう。◎◎は俺にとってかけがえのない存在なんだ。だから...」
深澤くんが一息吸うのがわかる
その瞬間、彼の表情が今まで見たきた中でも一番の優しい顔になっていた
「俺、◎◎が好きです。付き合ってくれませんか?」
何度も夢みたその言葉
一瞬視界が滲むのがわかる
ねぇ、深澤くん
そんなの、1足す1より簡単な答えだよ
私は深澤くんの優しさに負けないくらいの笑顔を返しながら言った
「よろしくお願いします!」
途端に下がる口角
光が失われる目
彼の表情が、困惑したものへと移り変わっていく
あぁ、こっちまで苦しくなってくる
ごめんね、深澤くん
君を、こんな表情にさせてしまって
いつも与えてくれてばっかりの人に、私は何をやっているんだろう
「俺、なんかした…?やっぱり、◎◎にとって邪魔だった?そうだとしたら…」
「違うよ!」
違う
深澤くんは何も悪くない
悪いのは、私なの
グッと握り拳に力が入る
意を決して、深澤くんの顔を見つめる
「深澤くんは、何も悪くないよ。私に、集中力がないから。私が、親に言い返せなかったから…」
「だから、俺と距離取りたいって…?」
コクリと首を縦に振る
深澤くんは、いつも私のことを気にかけてくれて
たまたま1年生の時に、隣席になって、仲良くなって、3年生となった今では、一緒に受験に向けて勉強している仲
けれど…
「もう、本番まで1ヶ月切っちゃった。そろそろ真剣に勉強したいの」
嘘ではない
本当に焦ってはいる
でも、深澤くんが一緒にいてくれてることで、心の支えになりつつも、私は彼のことで頭がいっぱいになって仕方がない
「そっか、そうだよなぁ…」
窓から差し込む赤い夕陽が深澤くんの横顔を照らす
日の影を重なった彼の顔が、どこか切なそうに見えるのは私の都合のいい目のせいだろうか
「合否出たら、1番に報告する」
「ん、俺も。お互い頑張ろうね」
もう一度、深澤くんと過ごせるために
もう一度、深澤くんを好きでいていいって思えるように
この決断は間違ってない
そう思い込んで、夕陽と共に、深澤くんへの想いを、沈め込ませたー
📞prrrr
「もしもし?」
『ひっさしぶりじゃん!◎◎!』
あれから1ヶ月半
久々に深澤くん声は、相変わらず楽しそうだ
「あのね、合否発表出て…」
『うん』
電話越しで、深澤くんがゴクリと唾を飲んだのが聞こえた気がした
自分の唇がかすかに震えるのがわかる
あのね、深澤くん
私ね…
「合格、だった!」
『本当…!?おめでとう!◎◎ー!』
私よりハイテンションになる深澤くん
深澤くんのおかげなんだよ
話したい、会いたいって思った時もあっけど、そのたびに、深澤くんのことを思い出して、頑張ってきたんだよ
全部、深澤くんのおかげ…
『ね、今から会いに行っていい?』
「え?」
『会いたいんだ、今すぐに』
さっきまでとは打って変わって、真剣なトーンが返ってくる
会いたいって…
ボッと自分の顔が赤くなるのがわかる
「私も、会いたい」
『ん、すぐ行く
あ、電話はこのまま繋げたまんまね』
「わかった!」
嬉しすぎる…
この1ヶ月半、頑張ってきてよかった…
「おうおう、家族の俺を差し置いて真っ先に彼氏に報告ですか?」
「へ…?
お兄ちゃん!」
『お兄さん!?』
余韻に浸ってるも束の間、お兄ちゃんが乱入
も〜、せっかくいいところだったのに…
「その様子じゃ、受かったんだな。おめでとう、◎◎」
「うん、お兄ちゃん、勉強見てくれたりしてありがとうね」
深澤くんと同じくらい貢献してくれたお兄ちゃんに感謝しなくちゃ
頭のいい兄を持つって、幸せなことだよなぁ…
『お兄さん、いたんだね…』
「うん?言ってなかたっけ?」
『聞いてないねぇ〜』
そういえば深澤くんには話したことなかったなぁ
別に隠してたわけではないんだけど…
「え、てか本当に彼氏なの?」
「いや、これは!違くて…!」
あくまでも、私の片思い
だけど…
もしかしたらって思ってしまうのはただの自惚れ?
だって、この1ヶ月半、本当に待っててくれてて、会いたいって言ってくれて…
『お兄さん、もう着くんで、直接話させてください』
「え?」
「おーおー、青春してんな〜」
お兄ちゃんがうざったらしくニヤニヤとしてくる
これほどまでに兄をうざいと思ったことはない
🛎️ピーンポーン
「お、早いね〜」
「ちょ、ちょっと待ってよお兄ちゃん!」
意気揚々と玄関へと向かう兄を追いかける
そして、兄が扉を開けた先にいたのは、私の待ち望んでいた人
「◎◎…!改めて、ほんっとうにおめでとう」
「ありがとう、深澤くん!」
目の前に、いる
深澤くんが、いる
たった1ヶ月半
されど1ヶ月半
自分勝手な理由で、離れたというにに、彼は今、満面の笑みを浮かべている
「お兄さん、俺…」
「あー、別にいーよ。シスコンじゃねーし。小腹減ったし、コンビニにアイスでも買ってこようかな〜」
そう言いながらヒラッと手を振り出ていく
その姿を2人で見つめて、途端に笑いが起きる
「あれ絶対シスコンだ!大切にされてんね〜」
「そんなことないよ!まぁ、面倒見は良いと思うけど…」
「良いお兄さんじゃん!」
あぁ、この感じ...
懐かしいなぁ
胸がじわりと温かくなる
合格の嬉しさなのか、それとも...
「◎◎、言いたいことがあるんだ。聞いてくれる?」
「うん」
真っ直ぐと見つめられる雌雄眼
その奥には、いつもの優しさの塊が籠っている
「俺がいるから頑張れるんだ。勉強も部活もなんだってそう。◎◎は俺にとってかけがえのない存在なんだ。だから...」
深澤くんが一息吸うのがわかる
その瞬間、彼の表情が今まで見たきた中でも一番の優しい顔になっていた
「俺、◎◎が好きです。付き合ってくれませんか?」
何度も夢みたその言葉
一瞬視界が滲むのがわかる
ねぇ、深澤くん
そんなの、1足す1より簡単な答えだよ
私は深澤くんの優しさに負けないくらいの笑顔を返しながら言った
「よろしくお願いします!」
1/1ページ