黒の契約Re
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一族の退屈な作戦会議とやらを抜け出して、婿こと雲雀恭弥は懐中時計を眺めていた。
政略結婚として持ち込まれた筈の縁談だと誰もが思っていたが、実は、そうではない。
綿密に、まるで蜘蛛の糸を辿るように雲雀の元に縁談が舞い込むように仕組んだ。
それを識っているのは、巧みな操り手だけ。
雲「…また、僕の邪魔をしようというの
愚かな悪魔が 」
パチン..と懐中時計の蓋を閉めて、窓の外の空を見上げる。
雲「今度こそ、逃がさないよ」
雲雀は、懐から栞を取り出す。
羊皮紙に薄紅色の花弁を押した、可憐な栞。
それに静かに口付けて、彼はその場を後にした。
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一族の退屈な作戦会議とやらを抜け出して、婿こと雲雀恭弥は懐中時計を眺めていた。
政略結婚として持ち込まれた筈の縁談だと誰もが思っていたが、実は、そうではない。
綿密に、まるで蜘蛛の糸を辿るように雲雀の元に縁談が舞い込むように仕組んだ。
それを識っているのは、巧みな操り手だけ。
雲「…また、僕の邪魔をしようというの
愚かな悪魔が 」
パチン..と懐中時計の蓋を閉めて、窓の外の空を見上げる。
雲「今度こそ、逃がさないよ」
雲雀は、懐から栞を取り出す。
羊皮紙に薄紅色の花弁を押した、可憐な栞。
それに静かに口付けて、彼はその場を後にした。
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