跳ね馬と雲雀恭弥
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D「お、おい、恭弥」
雲「安心しなよ、ブチのめしたりはしないから」
***が構えるなり、いきなりトンファーを振り上げて来た。
それをバトンの回転で上手く流す。
横からの打撃は、棒の部分を滑らせながら後退して躱す。
雲「(反射神経が特に良い)」
連続する打ち込みを、流し去なし躱して魅せる***に、雲雀の戦闘欲が刺激される。
打撃は、より重く素早くなっていく。
_「…くっ」
トン..***の姿が、ふわりと浮いたかと思えば、雲雀の肩を借りて、彼の後方へと移動する。
振り向き様にトンファーを振り上げようとして、その動きが止まった。
ギチ..
ワイヤーが雲雀の両腕を縛り付けている。
雲「…やるね」
益々、雲雀の関心を引いてしまった様だ。
着地して、振り返る***。
_「モガくと切れるから動かないでね」
そっと雲雀の腕に***の手が触れると、ギシッ..とワイヤーが軋んだ。
D「動くな、恭弥!」
傷を負うことも構わずに動こうとする雲雀に、慌てて***がワイヤーの拘束を解く。
隙ありとばかりに、雲雀が***の唇を奪った。
D「 ⁉️ 」
動揺したのはディーノの方で、腕を組んで眺めていたが、駆け寄っては2人を離す。
D「な、なにやってんだ、恭弥ッ」
雲「なにって宣戦布告だよ。貴方だって、相応しいから***を隣に選んだんでしょ」
D「そりゃ、そうだ。心から愛してるさ」
雲「愛は分からないけど気に入ったんだから仕方ないよ」
自論を展開する雲雀に、たじろぐディーノ。
_「(嫌な予感はしたんだよなぁ、はぁ…)」
今や蚊帳の外の状態になっている***は、一方通行で繰り広げられる会話をしている2人を見やる。
2人は似ているのだ、どことなく。
見た目や価値観は全然、違うのに…
抱く感情や基礎となる《欲》が似通っている。
だからこそ惹かれあって繋がる縁があった。
雲雀本人は認めなくとも、彼の成長に最適なのはディーノであると、リボーンは見透かしているのだ。
D「まったく恭弥のやつ、一時的な気の迷いだと良いが。側に居られなくて、すまない」
昼間は並盛中の学生として通う以上、ディーノが側に居られないことくらい分かっている。
それよりも、校内で如何にして雲雀を避け続けるかの方が問題だ。
_「学校には通わなきゃならないの?」
D「あー、リボーンの命令なんだよな」
_「リボーンさんの?それじゃ仕方ないね…」
D「放課後は必ず会いに来る。恭弥も一緒だろうが、オレの側に居てくれるよな」
_「…勿論だよ」
そんな遣り取りの翌日から、休み時間の度に鬼ごっこが開始された。
逃げ場は主に、女子用のトイレや更衣室となったが、上手く手回しされて閉鎖や遠回りを余儀なくされることも屡々あった。
ある日の放課後、
風紀委員たちからの目撃報告が途絶えて、雲雀自身も校内を探して回るが***の姿が無い。
不機嫌になりながら、既にディーノと合流してしまったのかとガッカリして屋上に向かうと、そこに跳ね馬の姿は無かった。
代わりに立っていたのは、スーツ姿の女性だった。
不法侵入かと考えながらトンファーを構えて近づくと、振り返る女性が驚いた顔をする。
?「恭くん!?」
身に覚えのない呼び方に、訝しげな表情をする雲雀。
雲「誰?」
_「あ、そっか!この姿では初めましてだっけ」
そう言いながら、彼女はスーツの下から一対のバトンを取り出した。
やや形状が違っているものの、彫ってあるマークには見覚えがある。
雲「***のバトン…?」
_「そう、これは未来のものだけどね」
雲「未来?」
D「***!?」
そこへ遅れてやってきたディーノが声を上げた。
_「あら、ディーノ。ふふ、久しぶり」
→
D「お、おい、恭弥」
雲「安心しなよ、ブチのめしたりはしないから」
***が構えるなり、いきなりトンファーを振り上げて来た。
それをバトンの回転で上手く流す。
横からの打撃は、棒の部分を滑らせながら後退して躱す。
雲「(反射神経が特に良い)」
連続する打ち込みを、流し去なし躱して魅せる***に、雲雀の戦闘欲が刺激される。
打撃は、より重く素早くなっていく。
_「…くっ」
トン..***の姿が、ふわりと浮いたかと思えば、雲雀の肩を借りて、彼の後方へと移動する。
振り向き様にトンファーを振り上げようとして、その動きが止まった。
ギチ..
ワイヤーが雲雀の両腕を縛り付けている。
雲「…やるね」
益々、雲雀の関心を引いてしまった様だ。
着地して、振り返る***。
_「モガくと切れるから動かないでね」
そっと雲雀の腕に***の手が触れると、ギシッ..とワイヤーが軋んだ。
D「動くな、恭弥!」
傷を負うことも構わずに動こうとする雲雀に、慌てて***がワイヤーの拘束を解く。
隙ありとばかりに、雲雀が***の唇を奪った。
D「 ⁉️ 」
動揺したのはディーノの方で、腕を組んで眺めていたが、駆け寄っては2人を離す。
D「な、なにやってんだ、恭弥ッ」
雲「なにって宣戦布告だよ。貴方だって、相応しいから***を隣に選んだんでしょ」
D「そりゃ、そうだ。心から愛してるさ」
雲「愛は分からないけど気に入ったんだから仕方ないよ」
自論を展開する雲雀に、たじろぐディーノ。
_「(嫌な予感はしたんだよなぁ、はぁ…)」
今や蚊帳の外の状態になっている***は、一方通行で繰り広げられる会話をしている2人を見やる。
2人は似ているのだ、どことなく。
見た目や価値観は全然、違うのに…
抱く感情や基礎となる《欲》が似通っている。
だからこそ惹かれあって繋がる縁があった。
雲雀本人は認めなくとも、彼の成長に最適なのはディーノであると、リボーンは見透かしているのだ。
D「まったく恭弥のやつ、一時的な気の迷いだと良いが。側に居られなくて、すまない」
昼間は並盛中の学生として通う以上、ディーノが側に居られないことくらい分かっている。
それよりも、校内で如何にして雲雀を避け続けるかの方が問題だ。
_「学校には通わなきゃならないの?」
D「あー、リボーンの命令なんだよな」
_「リボーンさんの?それじゃ仕方ないね…」
D「放課後は必ず会いに来る。恭弥も一緒だろうが、オレの側に居てくれるよな」
_「…勿論だよ」
そんな遣り取りの翌日から、休み時間の度に鬼ごっこが開始された。
逃げ場は主に、女子用のトイレや更衣室となったが、上手く手回しされて閉鎖や遠回りを余儀なくされることも屡々あった。
ある日の放課後、
風紀委員たちからの目撃報告が途絶えて、雲雀自身も校内を探して回るが***の姿が無い。
不機嫌になりながら、既にディーノと合流してしまったのかとガッカリして屋上に向かうと、そこに跳ね馬の姿は無かった。
代わりに立っていたのは、スーツ姿の女性だった。
不法侵入かと考えながらトンファーを構えて近づくと、振り返る女性が驚いた顔をする。
?「恭くん!?」
身に覚えのない呼び方に、訝しげな表情をする雲雀。
雲「誰?」
_「あ、そっか!この姿では初めましてだっけ」
そう言いながら、彼女はスーツの下から一対のバトンを取り出した。
やや形状が違っているものの、彫ってあるマークには見覚えがある。
雲「***のバトン…?」
_「そう、これは未来のものだけどね」
雲「未来?」
D「***!?」
そこへ遅れてやってきたディーノが声を上げた。
_「あら、ディーノ。ふふ、久しぶり」
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