Sleeping Beauty
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それからは週2、3回のペースで行為を重ねた。
掴もうかとしては砂の様に希望は流れ去り、一体いつまで、こんなことを続けなければならないのだろう、という疑念に囚われそうになる。
そして数ヶ月後にディーノが訪ねてきた。
***の検査がしたいとの話だった。
これには2つ返事でOKを出して、専用の医療機関で***は検査を受けた。
結果を待つ間、廊下に2人。
ディーノはウロウロすると転んでしまうのでジッと座っているが、忙しなく足を動かしている。
ロ「ボス、結果が出たぜ」
2人がバッと顔を上げる。
D「どうだった!?」
ロ「間違いない、***の嬢ちゃんは妊娠してる」
D「やったな!恭弥」
雲「本当に?なら何で***は目覚めないの」
ロ「胎内の子供の成長によるんじゃないかって話だ」
雲「確実な話じゃ無いんだね」
D「だけど大きな進歩だぜ、後は***が目を覚ますだけだ」
雲雀はディーノの能天気さに溜め息を吐いて、***をアジトへと連れて帰った。
ベッドに横たえて、その腹部に触れる。
雲「(僕と***の子供がココに)」
.
検査から1ヶ月が経った頃、雲雀が***の部屋に入ると状態を起こしている彼女の姿があった。
_「あ、恭弥、私…」
雲「***!」
飛びつくように抱きしめて肩に顔を埋める。
_「きょ、恭弥??」
その様子に***は驚きと戸惑いで、いっばいだ。
雲「…良かった、本当に」
***が目覚めたと連絡すると、ディーノたちも駆けつけてくれた。
D「Meraviglioso‼️」
_「ディーノさんにも迷惑かけて、ごめんなさい」
D「気にするな、***。今日はめでたい日だ」
ある程度のことは雲雀から話を聞いた***。
ディーノの資料も併せて、***は暗い顔をする。
_「母から《眠り》については聞いていたんです。きっと私も『なるだろう』からと。でも解決方法が分からなかったから、恭弥にも伝えられなくて」
雲「僕は話しておいて欲しかったよ」
_「うん、そうだよね。ディーノさんには少し相談してて、ここまで調べてくれるとは思わなかったけど」
雲「確かに細かなとこまで調べてある。どうやって調べたの?」
D「実はな、***の本家に行ってきた」
_「え"、本家に行ったんですか?」
心底、嫌そうな***に笑うディーノ。
D「あの外の人間に対する反応は分からなくもないが、余所者扱いが目に見えて凄かったな」
_「旧家なので閉鎖的なんです」
D「でもな、協力者が名乗りあげてくれたんだ。それが***の祖母だ」
_「え、おばあちゃんが…?」
***の記憶の中の祖母は、いつも厳しい表情をしていて母と口論ばかりしていた。
だから私は、祖母と会話したことがない。
D「一族に続く呪いの話をしてくれてな、書庫も自由にして良いと言ってくれたんだ」
_「そうだったんですか」
D「今度、ひ孫を見せにいくと良い。待っているよ、と伝えてくれと言ってたしな」
そう話してディーノ達は帰って行った。
雲「***、」
_「恭弥」
雲雀はギュッと***を抱きしめた。
温もりを確かめるように目を閉じて。
_「恭弥、色々ごめんね。大変な思いさせたよね。でも頑張ってくれたから私、ここに居るんだね」
***も抱きしめ返す。
_「女の子が産まれないか、不安だけど」
雲「きっと大丈夫、信じよう」
_「うん」
二人は満足するまで抱きしめ合った。
.
その後、無事に男の子が生まれました。
女児しか生まれない呪いを、いとも簡単に覆した雲雀の豪運に、***は改めて驚いたのでした。
ED...2024.08.12
それからは週2、3回のペースで行為を重ねた。
掴もうかとしては砂の様に希望は流れ去り、一体いつまで、こんなことを続けなければならないのだろう、という疑念に囚われそうになる。
そして数ヶ月後にディーノが訪ねてきた。
***の検査がしたいとの話だった。
これには2つ返事でOKを出して、専用の医療機関で***は検査を受けた。
結果を待つ間、廊下に2人。
ディーノはウロウロすると転んでしまうのでジッと座っているが、忙しなく足を動かしている。
ロ「ボス、結果が出たぜ」
2人がバッと顔を上げる。
D「どうだった!?」
ロ「間違いない、***の嬢ちゃんは妊娠してる」
D「やったな!恭弥」
雲「本当に?なら何で***は目覚めないの」
ロ「胎内の子供の成長によるんじゃないかって話だ」
雲「確実な話じゃ無いんだね」
D「だけど大きな進歩だぜ、後は***が目を覚ますだけだ」
雲雀はディーノの能天気さに溜め息を吐いて、***をアジトへと連れて帰った。
ベッドに横たえて、その腹部に触れる。
雲「(僕と***の子供がココに)」
.
検査から1ヶ月が経った頃、雲雀が***の部屋に入ると状態を起こしている彼女の姿があった。
_「あ、恭弥、私…」
雲「***!」
飛びつくように抱きしめて肩に顔を埋める。
_「きょ、恭弥??」
その様子に***は驚きと戸惑いで、いっばいだ。
雲「…良かった、本当に」
***が目覚めたと連絡すると、ディーノたちも駆けつけてくれた。
D「Meraviglioso‼️」
_「ディーノさんにも迷惑かけて、ごめんなさい」
D「気にするな、***。今日はめでたい日だ」
ある程度のことは雲雀から話を聞いた***。
ディーノの資料も併せて、***は暗い顔をする。
_「母から《眠り》については聞いていたんです。きっと私も『なるだろう』からと。でも解決方法が分からなかったから、恭弥にも伝えられなくて」
雲「僕は話しておいて欲しかったよ」
_「うん、そうだよね。ディーノさんには少し相談してて、ここまで調べてくれるとは思わなかったけど」
雲「確かに細かなとこまで調べてある。どうやって調べたの?」
D「実はな、***の本家に行ってきた」
_「え"、本家に行ったんですか?」
心底、嫌そうな***に笑うディーノ。
D「あの外の人間に対する反応は分からなくもないが、余所者扱いが目に見えて凄かったな」
_「旧家なので閉鎖的なんです」
D「でもな、協力者が名乗りあげてくれたんだ。それが***の祖母だ」
_「え、おばあちゃんが…?」
***の記憶の中の祖母は、いつも厳しい表情をしていて母と口論ばかりしていた。
だから私は、祖母と会話したことがない。
D「一族に続く呪いの話をしてくれてな、書庫も自由にして良いと言ってくれたんだ」
_「そうだったんですか」
D「今度、ひ孫を見せにいくと良い。待っているよ、と伝えてくれと言ってたしな」
そう話してディーノ達は帰って行った。
雲「***、」
_「恭弥」
雲雀はギュッと***を抱きしめた。
温もりを確かめるように目を閉じて。
_「恭弥、色々ごめんね。大変な思いさせたよね。でも頑張ってくれたから私、ここに居るんだね」
***も抱きしめ返す。
_「女の子が産まれないか、不安だけど」
雲「きっと大丈夫、信じよう」
_「うん」
二人は満足するまで抱きしめ合った。
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その後、無事に男の子が生まれました。
女児しか生まれない呪いを、いとも簡単に覆した雲雀の豪運に、***は改めて驚いたのでした。
ED...2024.08.12