現る!偽物の風紀委員
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_
『君、こんな所で何してるの?』
声をかけてきた少年の姿を見て、***は驚いた。
彼は学ランの上着を肩に掛けている、
その腕には《風紀委員会》の腕章を付けて。
だが、その少年は***が良く知る人物ではない事は確かだった。
.
_「風紀委員会のコスプレ?」
最近、校内を騒がせている噂の一つで、仕入れたばかりの話題をクラスメイトの友人は得意げに話す。
友「そう!学ラン着てて、よく似てるからって間違える人も居るくらいなんだって」
_「ふぅん」
友「何その興味なさそうな反応は」
_「だって私たちには関係のない話じゃん」
友「アンタには関係あると思うけどね、よく応接室に行ってるじゃない」
_「そうだけど…会わなきゃ良いだけで」
そんな風に先日のランチで話していて、早々に遭遇してしまった。
突然、話しかけられて反応が出来ずにいると、
『待ち合わせでもしてるの?』
_「あ、そうなんです」
と答えてしまった。
『それって男…?』
本物みたいに低くなる声。
_「違いますよ、女友達です!」
つい大袈裟な反応を返してしまう。
_「(だって、恭弥のコスプレだなんて聞いてない!)」
声や顔つきは別人なものの、物腰や所作は似せていて雲雀と会話している様に錯覚してしまうからだ。
『ふぅん、そうなんだ』
それでも、ここまで寄せてくるとは相当、本人を観察していないと到底できないのではないかと考えた時、寒気の様な嫌な感じを覚えた。
もしかして自分に声をかけてきたのも、雲雀関連であり、偶然では無いのではないか。
そう思えてしまうのが恐ろしい。
_「あ、そろそろ友人が来るみたいなので、これで失礼します」
穏便に済ませて立ち去ろうとするも、彼は***の手を掴んだ。
『ちょっと待って、僕の方は君に用事があるんだ』
_「用事って一体な…」
バチィッ❗️
鋭い音がして脇腹に痛みが走る。
『あの男に寄り近づくには君は不可欠なんだ』
男の薄ら笑いを最後にして、***は意識を失った。
→
『君、こんな所で何してるの?』
声をかけてきた少年の姿を見て、***は驚いた。
彼は学ランの上着を肩に掛けている、
その腕には《風紀委員会》の腕章を付けて。
だが、その少年は***が良く知る人物ではない事は確かだった。
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_「風紀委員会のコスプレ?」
最近、校内を騒がせている噂の一つで、仕入れたばかりの話題をクラスメイトの友人は得意げに話す。
友「そう!学ラン着てて、よく似てるからって間違える人も居るくらいなんだって」
_「ふぅん」
友「何その興味なさそうな反応は」
_「だって私たちには関係のない話じゃん」
友「アンタには関係あると思うけどね、よく応接室に行ってるじゃない」
_「そうだけど…会わなきゃ良いだけで」
そんな風に先日のランチで話していて、早々に遭遇してしまった。
突然、話しかけられて反応が出来ずにいると、
『待ち合わせでもしてるの?』
_「あ、そうなんです」
と答えてしまった。
『それって男…?』
本物みたいに低くなる声。
_「違いますよ、女友達です!」
つい大袈裟な反応を返してしまう。
_「(だって、恭弥のコスプレだなんて聞いてない!)」
声や顔つきは別人なものの、物腰や所作は似せていて雲雀と会話している様に錯覚してしまうからだ。
『ふぅん、そうなんだ』
それでも、ここまで寄せてくるとは相当、本人を観察していないと到底できないのではないかと考えた時、寒気の様な嫌な感じを覚えた。
もしかして自分に声をかけてきたのも、雲雀関連であり、偶然では無いのではないか。
そう思えてしまうのが恐ろしい。
_「あ、そろそろ友人が来るみたいなので、これで失礼します」
穏便に済ませて立ち去ろうとするも、彼は***の手を掴んだ。
『ちょっと待って、僕の方は君に用事があるんだ』
_「用事って一体な…」
バチィッ❗️
鋭い音がして脇腹に痛みが走る。
『あの男に寄り近づくには君は不可欠なんだ』
男の薄ら笑いを最後にして、***は意識を失った。
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