怪異-異世界-
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激しく唸る高音と目前に迫る眩い光、
私が最後に見たのは、そんな光景だった。
.
..
?「ーーーーーーー…」
誰かに話しかけられた気がして、目を覚ました。
_「…、」
暫く天井を見つめていると、目に入るモノたちに気づく。
薄水色の仕切りカーテン、点滴用スタンド、
そして、パラ..と本を捲る音。
其方に目をやると、パイプ椅子に座って本を読んでいる雲雀の姿。
_「ひば…っ、つぅ」
飛び起きそうになったが、体の痛みにベッドに戻った。雲雀は本を閉じる。
雲「やっと起きたの、キミ。2週間も眠っていたよ」
_「え、そんなに!? なんで…痛た」
雲「覚えてないの?」
_「…はい」
雲雀は窓の外を眺めながら、
雲「まぁ、キミのせいじゃなくて余所見運転していた車が悪いんだけど」
雲雀の言葉には、動じず。
_「そうなんですか、よく生きてましたねー」
すると雲雀が溜め息を吐く。
雲「なんで、そうキミは他人事なの」
_「生きてますからね」
ニッコリと笑う***を見ては、雲雀が立ち上がる。
雲「それじゃ、また明日くるから」
_「えぇ!帰っちゃうんですか!?」
雲「まったく子供じゃないんだからさ」
_「中学生は子供ですよー」
また雲雀は溜め息を吐く。
雲「キミ、普段からユーレイがどうとか言ってるじゃない。病院なんて、そんなの沢山いるんだから喜ぶ所じゃないの?」
_「いや、そうなんですけど…いつもと違って嫌な感じがするというか」
雲「悪いけど僕も暇じゃないんだよ。風紀委員会の仕事を残してきてる」
そう言っては後ろ手に振りながら、病室から出ていく雲雀の背中を、***は不安げに見つめていた。
→
激しく唸る高音と目前に迫る眩い光、
私が最後に見たのは、そんな光景だった。
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誰かに話しかけられた気がして、目を覚ました。
_「…、」
暫く天井を見つめていると、目に入るモノたちに気づく。
薄水色の仕切りカーテン、点滴用スタンド、
そして、パラ..と本を捲る音。
其方に目をやると、パイプ椅子に座って本を読んでいる雲雀の姿。
_「ひば…っ、つぅ」
飛び起きそうになったが、体の痛みにベッドに戻った。雲雀は本を閉じる。
雲「やっと起きたの、キミ。2週間も眠っていたよ」
_「え、そんなに!? なんで…痛た」
雲「覚えてないの?」
_「…はい」
雲雀は窓の外を眺めながら、
雲「まぁ、キミのせいじゃなくて余所見運転していた車が悪いんだけど」
雲雀の言葉には、動じず。
_「そうなんですか、よく生きてましたねー」
すると雲雀が溜め息を吐く。
雲「なんで、そうキミは他人事なの」
_「生きてますからね」
ニッコリと笑う***を見ては、雲雀が立ち上がる。
雲「それじゃ、また明日くるから」
_「えぇ!帰っちゃうんですか!?」
雲「まったく子供じゃないんだからさ」
_「中学生は子供ですよー」
また雲雀は溜め息を吐く。
雲「キミ、普段からユーレイがどうとか言ってるじゃない。病院なんて、そんなの沢山いるんだから喜ぶ所じゃないの?」
_「いや、そうなんですけど…いつもと違って嫌な感じがするというか」
雲「悪いけど僕も暇じゃないんだよ。風紀委員会の仕事を残してきてる」
そう言っては後ろ手に振りながら、病室から出ていく雲雀の背中を、***は不安げに見つめていた。
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