シュチュエーション編
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骸「クフフフ…気づいていなかったんですね」
耳元で悪魔が囁く。
そして愛おしそうに、腹を撫でてくる。
骸「ここに居るのはボクの子供ですよ、彼との子ではない」
その囁きに、足が、全身が震えてくる。
骸「近いうちに迎えに来ます、ボクの花嫁。
クフフハハハハハハ…!!」
揺らぎ遠のく笑え声。
接触が無くなると向かいに立つ彼を見ようとして、それでも怖くて、その場に膝をつく。
雲「大丈夫!?」
_「きょ、恭弥…」
声が震え、涙が出てくる。
冷たく振り払われるんじゃないかと思っていたから。
雲「覚えはないんだろ?」
問われて頷けば頭を撫でられて、少し安心する。
雲「どうせ幻術か何かで誤魔化してるんだろう」
雲雀は***を抱き上げて場所を移動する。
ソファに降ろされると雲雀が抱き寄せてくれて、落ち着くまでそばに居てくれた。
雲「で、どうしたい?」
_「…怖い」
雲「うん、でもなんとかしないとアイツの子供を産むことになるよ」
_「…いや、嫌だ」
雲「それなら僕に任せて」
雲雀の誘導でアジト内で、検査と手術をすることになった。
手術後は風紀財団のアジトで過ごすことになった。
雲雀の部屋の近くの座敷に医師が診に来てくれ、雲雀は毎日そばに居てくれた。
ボンゴレや風紀の仕事もあるだろうに。
腹の傷は癒えたが、何かを失ったような茫然とした喪失感。潰えてしまった罪悪感とで、暫く寝込んでいた。
雲「…大丈夫?」
寝てしまったのか、目を開けると雲雀が心配そうに覗き込んでいる。
_「う…ん、」
止まらない涙、泣きたいわけじゃないのに溢れてくる。
これは、生まれてこれなかった子の涙。
雲雀の指が、それを掬い取る。
その光景が何だか救いのように見えた。
_「…お腹すいたな」
暫く食欲が無くて、まともなものを食べていなかった気がする。
雲「食べたいものある?」
_「えっとね、」
もっと元気にならなきゃ、
いつまでも落ち込んでいられない。
好きな人を笑顔にするためにも、私、頑張るね。
2024.06.01...
骸「クフフフ…気づいていなかったんですね」
耳元で悪魔が囁く。
そして愛おしそうに、腹を撫でてくる。
骸「ここに居るのはボクの子供ですよ、彼との子ではない」
その囁きに、足が、全身が震えてくる。
骸「近いうちに迎えに来ます、ボクの花嫁。
クフフハハハハハハ…!!」
揺らぎ遠のく笑え声。
接触が無くなると向かいに立つ彼を見ようとして、それでも怖くて、その場に膝をつく。
雲「大丈夫!?」
_「きょ、恭弥…」
声が震え、涙が出てくる。
冷たく振り払われるんじゃないかと思っていたから。
雲「覚えはないんだろ?」
問われて頷けば頭を撫でられて、少し安心する。
雲「どうせ幻術か何かで誤魔化してるんだろう」
雲雀は***を抱き上げて場所を移動する。
ソファに降ろされると雲雀が抱き寄せてくれて、落ち着くまでそばに居てくれた。
雲「で、どうしたい?」
_「…怖い」
雲「うん、でもなんとかしないとアイツの子供を産むことになるよ」
_「…いや、嫌だ」
雲「それなら僕に任せて」
雲雀の誘導でアジト内で、検査と手術をすることになった。
手術後は風紀財団のアジトで過ごすことになった。
雲雀の部屋の近くの座敷に医師が診に来てくれ、雲雀は毎日そばに居てくれた。
ボンゴレや風紀の仕事もあるだろうに。
腹の傷は癒えたが、何かを失ったような茫然とした喪失感。潰えてしまった罪悪感とで、暫く寝込んでいた。
雲「…大丈夫?」
寝てしまったのか、目を開けると雲雀が心配そうに覗き込んでいる。
_「う…ん、」
止まらない涙、泣きたいわけじゃないのに溢れてくる。
これは、生まれてこれなかった子の涙。
雲雀の指が、それを掬い取る。
その光景が何だか救いのように見えた。
_「…お腹すいたな」
暫く食欲が無くて、まともなものを食べていなかった気がする。
雲「食べたいものある?」
_「えっとね、」
もっと元気にならなきゃ、
いつまでも落ち込んでいられない。
好きな人を笑顔にするためにも、私、頑張るね。
2024.06.01...
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