第1話
お名前は?
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あの日、2人で一緒に眺めた満天の星空。
流星群に必死に願っていると、君は笑って優しく頭を撫でてくれた。
「約束するよ」
『…うんっ!約束だよ!』
キュッ、と交わした薬指がこそばゆくて、でもすごく嬉しかったはずなのに…
大事な約束だったはずなのに…
どうして思い出せないんだろう…?
ーーー✴︎✴︎✴︎
ピピピピピピッ
『う…ん…』
けたたましい目覚ましの音で目を覚ます。
あれ…?
なんかまた懐かしい夢をみたような…。
……なんだっけ?
ふと部屋に飾ってあるカレンダーが目についた。そこには日付けが花丸で囲われ"入学式"と書かれている。
その瞬間、脳が一気に覚醒した。
『今日入学式じゃん!!』
私は慌てて飛び起きると、急いで身支度を済ませて準備しておいた雄英の制服に身を包む。
鏡に映るその姿に、少しだけ胸が高鳴った。
今日から念願の雄英生。
きっと、お母さんもお父さんも喜んでくれてるよね…?
『行ってきます…!』
飾ってある家族写真を人撫でして、玄関の扉を開けた。