青春まっしぐら
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喉が乾いたから一階の自販機まで足を伸ばした。
「寿、ジュースは奢らないぞ」
「別にそんなんじゃねえよ」
「あ、英語のノート貸さないからな。勉強も教えない」
図星のようでばあさんの勘かよと三井が小声で漏らした。目的地の自販機に辿り着く所に流川の姿があった。こちらに気がついてじっとしていた。
「流川、授業ちゃんと受けてるか?」
「うす。1on1」
「曲がらない精神…」
ついこの間も1on1してくれと頼まれて、部活引退を理由に断っていた。
笹山は目が点になって考え込んだあと、自販機のボタンを2回押す。1本は自分、もう1本は流川に渡した。
「落ち着いたらセンベツでやってもいいか」
「……」
納得していない顔を見て、弟が居たらこんな感じなのかと少しばかり可愛く思えてしまう。
1on1をやっても負けるのは分かっていた。それでも、流川から勝負を持ち込んでくるのは、自分にないものを吸収して強くなりたいのだろう。
「うちの湘北も強いやついるから相手してもらえ。もしかしたら、桜木に負けるかもよ?」
流川の肩をぽんと叩きながら、桜木の名前を出して煽ってみると目付きが変わり「それは無え」ときっぱり否定をした。それを聞いてホッとした笹山は暖かく笑った。
「寿、ジュースは奢らないぞ」
「別にそんなんじゃねえよ」
「あ、英語のノート貸さないからな。勉強も教えない」
図星のようでばあさんの勘かよと三井が小声で漏らした。目的地の自販機に辿り着く所に流川の姿があった。こちらに気がついてじっとしていた。
「流川、授業ちゃんと受けてるか?」
「うす。1on1」
「曲がらない精神…」
ついこの間も1on1してくれと頼まれて、部活引退を理由に断っていた。
笹山は目が点になって考え込んだあと、自販機のボタンを2回押す。1本は自分、もう1本は流川に渡した。
「落ち着いたらセンベツでやってもいいか」
「……」
納得していない顔を見て、弟が居たらこんな感じなのかと少しばかり可愛く思えてしまう。
1on1をやっても負けるのは分かっていた。それでも、流川から勝負を持ち込んでくるのは、自分にないものを吸収して強くなりたいのだろう。
「うちの湘北も強いやついるから相手してもらえ。もしかしたら、桜木に負けるかもよ?」
流川の肩をぽんと叩きながら、桜木の名前を出して煽ってみると目付きが変わり「それは無え」ときっぱり否定をした。それを聞いてホッとした笹山は暖かく笑った。
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