青春まっしぐら
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「笹山君。試合に出たいですか?」
「……いいえ。もう誰かの代わりなんてごめんです。」
「それでも、出てもらいます」
────
笹山恵美の3年最初で最後の試合は、予選海南大附属高校とだった。赤木の怪我で退場のあと、約2分という短い交代の中で清田、武藤の2人抜けをしで2点を勝ち取る。そのとき湘北にとっては大きな点数だった。惜しくも2点差で敗退だったが3勝1敗、県内2位でインターハイ出場となった。
豊玉高校と山王工業高校と接戦の末、勝利。それからボロ負けに終わった。
三井と笹山は昼休み廊下で窓から外を眺めていた。
「引退して受験に専念するはずだったのに、いろんな人から1on1の誘いがくるんだよ」
「あ?誰からだよ?」
「ん?流川でしょ、海南のノブと神でしょ」
こんなもんかと指折り数えながら金髪が風でなびく。この2人は高校から3年間同じクラスで同じバスケ部だった。三井がバスケから離れてたときは、スローペースを得意とする笹山が代わりに出ていた。
お互いのプレーにいちゃもんを付けるくらい、ライバル視しており腐れ縁だ。
「なんだよそれ!俺とも勝負しろい!」
「やだ。お前すぐバテるじゃん。それに引退したから全部断ってる」
昼休みが終わるチャイムが鳴った。めんどくせえと三井が嘆く。まだまだ残暑がきつい今日この頃。
「……いいえ。もう誰かの代わりなんてごめんです。」
「それでも、出てもらいます」
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笹山恵美の3年最初で最後の試合は、予選海南大附属高校とだった。赤木の怪我で退場のあと、約2分という短い交代の中で清田、武藤の2人抜けをしで2点を勝ち取る。そのとき湘北にとっては大きな点数だった。惜しくも2点差で敗退だったが3勝1敗、県内2位でインターハイ出場となった。
豊玉高校と山王工業高校と接戦の末、勝利。それからボロ負けに終わった。
三井と笹山は昼休み廊下で窓から外を眺めていた。
「引退して受験に専念するはずだったのに、いろんな人から1on1の誘いがくるんだよ」
「あ?誰からだよ?」
「ん?流川でしょ、海南のノブと神でしょ」
こんなもんかと指折り数えながら金髪が風でなびく。この2人は高校から3年間同じクラスで同じバスケ部だった。三井がバスケから離れてたときは、スローペースを得意とする笹山が代わりに出ていた。
お互いのプレーにいちゃもんを付けるくらい、ライバル視しており腐れ縁だ。
「なんだよそれ!俺とも勝負しろい!」
「やだ。お前すぐバテるじゃん。それに引退したから全部断ってる」
昼休みが終わるチャイムが鳴った。めんどくせえと三井が嘆く。まだまだ残暑がきつい今日この頃。