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「曙さんって歳いくつ?」
日が沈み街頭が照らしはじめた頃。店仕舞いをして帰宅するところ、曙の自転車に仙道がもたれ掛かっていた。そして、冒頭の質問に戻る。
「19だけど…?」
俺と眼を合わせず、怯えてるように答えた。見覚えあると思ったらやっぱりなと納得した。
「1年のとき、曙さんのこと卒業式で見たんですよ」
「え!?あ、そっか。仙道さん2年だから見られてたか」
参ったなと言わんばかりに、隠したそうに俯いて首をかいた。俯いている曙さんの顔を覗き込み、ふたりの眼がパチリと合う。が、すぐ眼は離れてしまう。
「あの顔が近い……」
「照れてます?」
「て、照れますよ!?そりゃあね!」
「あはは」
「な、バカにしない」
曙さんは俺のこと一瞬しか見てくれなかったけど、一歩距離が縮んだかな。
その日は、湘北と凌南の練習試合で勝利した日だった。
日が沈み街頭が照らしはじめた頃。店仕舞いをして帰宅するところ、曙の自転車に仙道がもたれ掛かっていた。そして、冒頭の質問に戻る。
「19だけど…?」
俺と眼を合わせず、怯えてるように答えた。見覚えあると思ったらやっぱりなと納得した。
「1年のとき、曙さんのこと卒業式で見たんですよ」
「え!?あ、そっか。仙道さん2年だから見られてたか」
参ったなと言わんばかりに、隠したそうに俯いて首をかいた。俯いている曙さんの顔を覗き込み、ふたりの眼がパチリと合う。が、すぐ眼は離れてしまう。
「あの顔が近い……」
「照れてます?」
「て、照れますよ!?そりゃあね!」
「あはは」
「な、バカにしない」
曙さんは俺のこと一瞬しか見てくれなかったけど、一歩距離が縮んだかな。
その日は、湘北と凌南の練習試合で勝利した日だった。