長身10㎝差
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
男子高校生さん、くん。もとい仙道彰さんは、陵南高校2年のバスケット部。趣味は釣りで途中、古書店の前を通るから店のことは知ってたらしい。
たまの土曜日にお店まで顔を出してくれたりする。
そうして、仙道さんと私は顔見知りの仲になった。
そして今、私は公共に設置されているバスケットゴールの前にボールを持って立っていた。そうなった経緯は、仙道さんの誘いからだった。
「曙さん。水曜日休みすよね?部活が午前までなんでバスケしましょうよ」
年下、ましてや高校生の頼みは断れない性分だった。眉間にシワを寄せバツが悪そうに仙道さんに伝える。
「私、バスケどころか運動苦手なんだけど…」
「まあ、ゴールは動かないし。曙さんサウスポーなんですね」
「ええ。……だめ?」
「駄目じゃないですよ」
仙道さんのさわやかスマイルに負けて渋々投げた。ボールはガコンッとゴールの縁に当たる。
跳ね返ったボールを仙道が難なくキャッチし、軽くドリブルをしながら曙にアドバイスを言う。
「あはは、惜しい。次は脇をしめて左手で軽く押すイメージで投げてみて。右手はそのまま」
押す、投げる、右手はそのまま、と注文が多いな。曙は言われた通りに投げる。
すると、パシュっと音をしながらボールがゴールに入った。曙は、声を出さずただホッとした。入るものなんだと驚いた。
「曙さん、ナイシュ」
「うんっ…」
久しぶりに人に誉められて愛想がない返事をしてしまった。
仙道さんの方にゆっくりボールが転がっていく。足に当たった所を片手で持ち上げた。
ボールを片手で持つって確かすごいんだよな。本で読んだことある。私は横目で捕まれてるボールを見つめた。
たまの土曜日にお店まで顔を出してくれたりする。
そうして、仙道さんと私は顔見知りの仲になった。
そして今、私は公共に設置されているバスケットゴールの前にボールを持って立っていた。そうなった経緯は、仙道さんの誘いからだった。
「曙さん。水曜日休みすよね?部活が午前までなんでバスケしましょうよ」
年下、ましてや高校生の頼みは断れない性分だった。眉間にシワを寄せバツが悪そうに仙道さんに伝える。
「私、バスケどころか運動苦手なんだけど…」
「まあ、ゴールは動かないし。曙さんサウスポーなんですね」
「ええ。……だめ?」
「駄目じゃないですよ」
仙道さんのさわやかスマイルに負けて渋々投げた。ボールはガコンッとゴールの縁に当たる。
跳ね返ったボールを仙道が難なくキャッチし、軽くドリブルをしながら曙にアドバイスを言う。
「あはは、惜しい。次は脇をしめて左手で軽く押すイメージで投げてみて。右手はそのまま」
押す、投げる、右手はそのまま、と注文が多いな。曙は言われた通りに投げる。
すると、パシュっと音をしながらボールがゴールに入った。曙は、声を出さずただホッとした。入るものなんだと驚いた。
「曙さん、ナイシュ」
「うんっ…」
久しぶりに人に誉められて愛想がない返事をしてしまった。
仙道さんの方にゆっくりボールが転がっていく。足に当たった所を片手で持ち上げた。
ボールを片手で持つって確かすごいんだよな。本で読んだことある。私は横目で捕まれてるボールを見つめた。