2ワ 再会
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「玲音さん?」
「ん?嗚呼、気にすんな。そうだ、アイスでも食いに行こうぜ?」
顔を顰めてたのに気付いたのかじっと俺を見て名を呼ぶ帝人君にそう言えば、心良く承諾してくれた為、公園へと向かう。
「帝人君、学校は楽しいかい?」
「えっと、まぁ…。」
不意に質問をすれば苦笑いを浮かべながら曖昧に返された。
来良学園より来神の時のがある意味凄かったからな。
そう考えると遠い目をしてしまう。
だって、あれはある意味黒歴史だ。
「そういえば、玲音さんはいくつなんですか?」
帝人君も不意に何を思ったのかそんな事を聞いてくる。
それに少し驚きつつも口角を上げ、質問を質問で返す。
「いくつに見える?」
「え、えっと…18とか19に見えるんですけど…。」
遠慮気味に言う帝人君の答えに俺って童顔かなと思い苦笑いを浮かべる。
「一応20は超えてるからな?」
「えぇ!?そ、そうなんですか!?」
驚く帝人君と少し凹む俺。
若く見られるのは良いことだよなとプラスに考える。
そうこうしているうちに公園へと着きアイスを2つ買えばベンチへと座る。
まぁ、買う時に奢るって言ったのに払うって言われたのは上手く交わしたけどな。
それが腑に落ちていない様子ではあったがお礼を言ってくるあたり諦めたのだろう。
「こう平和だと良いんだけどな。」
「ですね…。」
いつの間にかあの煩い音も消えていた。
臨也の奴が逃げ切ったか、静雄が見失ったか。
どっちでもいいが。
「でも、平和過ぎるより何か面白い事があった方が個人的にはいいんだけどな。」
「え?なんでですか?」
小さく呟くも帝人君には聞こえていたらしく聞き返してくる。
「平和過ぎるんじゃ、面白味に欠けるじゃん。」
キッパリとそう返せば、同意してくれた。
やっぱ、分かってくれる奴は分かってくれるんだな!
帝人君とアイスを食べつつ色んな事を話(主に学校の事を聞いて帝人君が話してくれるのを聞いてただけだけど)した。
いや、俺が他人と居るなんて静雄以外だと結構レアだったりする。
自分で言うのもあれだけど。
そんな事をしていると突然後ろから声を掛けられた。
その声の主は俺の最も会いたかった人物の物だった。
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