2ワ 再会
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はぁ…と溜め息を吐きつつ帝人君の方を向く。
「大丈夫だった?」
「あ、はい。有難う御座いました。それより、なんでこんな所に玲音さんが?」
きちんとお礼を言いつつ不思議そうに尋ねてくる帝人君。
まぁ、普通、こんな道通らないもんな。
勝手に納得しつつ答えを探す。
生憎適当にしか答えないのだが。
「ん?嗚呼、偶々歩いてて声がしたから、なんなんだろうっていう好奇心かな。」
「そ、そうなんですか…。」
にこりと作った笑みではありながら有無を言わせないような笑みで言うと苦笑いで返された。
帝人君と会ったのはほんの数日前のこと。
仕事で行きたくもない駅に行った時に人の波の中から外れた帝人君とぶつかってしまったっていうのが初めて会った時。
それから人が苦手なわり帝人君がダラーズの創設者でありチャットの田中太郎である事を思い出した為,リアではどんな感じなのかを知ろうとして話をする事が出来たわけですよ。
それで取り敢えずはまだ一方的に帝人君の事を知っているって状態なんだけどな。
俺の事なんて名前ぐらいしか知らないんじゃないかな。
そうであって欲しいけど。
出会いの話は此処までとして、良い暇つぶしは出来そうだ。
「帝人君、取り敢えず、此処から離れようか?さっきの連中が戻ってこないとも限らないし。」
「そうですね。」
了承して貰えれば、人気の少ない路地から表の道へと出る。
案の定、人の多さに顔を顰めることとなるのだが。
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