2ワ 再会
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その音と声に苦笑いを浮かべつつ片方の人物には会いたくない為、近くに行くも出るタイミングを窺う。
もう既に分かっただろう。
声の主は常にバーテン服を着ている平和島静雄。
名前と行動が不一致な奴。
優しく人思いなんだけどな力が凄いんだよ。
格好良いけどな。
で、もう一人。
黒いファーコートが印象的なかの有名な情報屋、折原臨也。
顔は良いが性格が歪んでて最悪だ。
ついでに人ラブでうぜぇ。
俺の大っ嫌いな奴。
ザッとこんな感じかな。
ん?誰に説明してるのかって?
さぁね(にやり←)
それはいいとして俺が会いたいのは静雄だけなんだよ。
なんで新宿に居る筈の奴が今日に限って池袋に居る訳?
何かの嫌がらせ?
まぁ、仕事若しくは趣味の為だろうけどね。
取り敢えず、追いかけっこは当分終わらなそうだからどうしようかと考える。
相変わらず、人気のほぼない道を歩く。
すると角から今度は少し怒鳴る様な声が聞こえてきた。
それに今日は厄日か?と思う。
「めんどくさ。何な訳?」
小さくボヤきながら死角となる所から様子を窺う。
そこに居たのはガラの悪そうな男と男子学生。
うん、ドンマイな光景だ。
所謂カツアゲってやつかな。
呑気にそんなことを考えつつ学生の顔を見て,見覚えがあるのに気付いた。
これはうん、一応助けるべきか?
暇潰しに丁度いいか。
そう考えればニヤリと笑みを浮かべ、其奴等の前へと出た。
「帝人君?」
平然とキョトンとしたような顔でその学生の名を呼んでみる。
するとまぁ、予想通りの反応をしてくれたしたよ。
帝人君は驚いた様な顔でガラの悪い奴等は睨むようにして。
笑いが込み上げてくるがそれを抑える。
「あ゛?誰だテメェ。」
「!玲音さん?」
「久し振りだね~、久々の再会がこれって…クク、ウケるんだけど。」
睨みながらに聞いてくる奴等を無視して俺だと気付いた帝人君に笑みを浮かべながら態とらしく言う。
そしたら、案の定、奴等がキレるという定番な展開へと転がるわけですよ。
「テメェ、無視してんじゃねぇよ!」
「おっと。暴力反対。学生相手にカツアゲしてる大人なんて子供過ぎて答えるだけ無駄だと思うんだよね。」
「くッ…!」
殴り掛かって来た奴を平然と交わしそう言いながら其奴の背中へとひと蹴り。
そうすれば、奴は倒れ込む。
そして、もう一人が“テメェ!”と言いながらまたもや殴り掛かって来る。
「ほんと、馬鹿みたいだよな。」
冷めた目で奴を見つつ小さく呟き避ければ、鳩尾を殴る。
そして、其奴等を冷めた目で睨みつければ怯んで逃げて行った。
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