2ワ 再会
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もう既に日は高く上がった昼下がり。
カーテンの隙間から日射しが射し込む。
暗い部屋には眩しいくらいだ。
静かな部屋の中にバイブ音が響く。
「ん…誰だよ…。」
俺、月宮玲音は寝不足なのにと思いながらもぞもぞと布団から手を伸ばし携帯を手にする。
寝起きな為、画面の光さえ眩しく思え目を細めつつ確認する。
それを見るなり溜め息を吐きまた寝ようかと考えるもふと目に入ったストラップから久々に大好きな幼馴染みに会いたくなった。
実を言うと高校を卒業と同時にこの街、池袋から出て行方を眩ませていたのだ。
そして、やっとこの街に戻ってきた。
行方を眩ませていた理由はまぁ、追い追いって事で思い立ったからには実行しようと寝不足ながらに布団から出ると準備を始める。
数分すれば準備は終わり財布と携帯だけを持ち外へと出る。
「昼間に出るのは久し振りだな…。」
日射しを眩しく思いながらそう呟く。
そして、目指すは幼馴染みが居そうな場所。
取り敢えず、フードを被り人目を避けてその場所へと向かう。
離れていたとはいえ、情報は持っている為、分からないことは殆どない。
それに池袋では有名みたいだからな。
裏路地を歩いていると突然大きな音が聞こえ始めてた。
音と共に“いざやぁああ!!”という声もな。
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