黒蝶：有名な人物なんて五万と居るでしょうに。

甘楽：おや？黒蝶さん、興味ないんですか？

黒蝶：ない。

田中太郎：キッパリ言いますね、黒蝶さん。

セットン：前々から有名な人物なら心当たりあるんですけど、此処最近なんですよね？

甘楽：キッパリ過ぎです！そうなんですよう！此処最近、至る所で話題になってて気になってるんですよ！

セットン：それはあまり関わらない方がいいのでは？

黒蝶：そうそう。ロクな事ないですよ。

田中太郎：甘楽さんの噂好きは今に始まった事じゃないですし、まぁ、聞いてあげるくらいなら良くないですか？

セットン：まぁ、確かに気になりはしますね。

甘楽：ですよね！しかも、その人物の名は黒蝶さんと一文字違いなんですよう！

黒蝶：は？俺と？

田中太郎：黒蝶さんとですか？

甘楽：ふふふ、その名は“闇黒蝶”だそうです！気になりません？寧ろ黒蝶さんがその人だったりして！

黒蝶：ふざけるのも大概にして下さい。俺なわけないでしょ？偶々一文字違いってだけで勝手にそういう風に言うの止めて貰えます？

田中太郎：こ、黒蝶さん、落ち着いて！甘楽さんもそんな事言って黒蝶さんの気に触ることを言わないで下さいよ。

セットン：そうですよ。只でさえ喧嘩直前になる事が多いんですから。

甘楽：すみませんッ！まぁ、皆さん知らないようですし、今日はこれで失礼しますッ！では！

ー甘楽さんが退室しましたー

黒蝶：言い逃げかよ。

田中太郎：まあまあ、でも、気になりますね、その闇黒蝶って人。

セットン：あまり関わらない方がいいと思いますよ?大体甘楽さんが気になってるだけでそこまで有名でもなさそうですし。

田中太郎：セットンさん、調べたんですか？

黒蝶：でしょうね。検索掛けても出てきませんし。

田中太郎：あ、黒蝶さんまで…

黒蝶：関わらないが平和に暮らせると思いますよ？あの人、厄介事持ち込みますから。

田中太郎：厄介事って…確かに色々知ってるようですけど…

セットン：まぁ、黒蝶さんが言うように関わらない方が良いでしょう。それでは私も今日はこれで。

田中太郎：あ、はい！

ーセットンさんが退室されましたー

黒蝶：じゃあ、俺も落ちようかな。

田中太郎：あ、じゃあ、自分も…あの黒蝶さん。

黒蝶：なんですか？

田中太郎：その…いえ、なんでもないです。

黒蝶：そうですか。では、また。

ー黒蝶さんが退室されましたー

田中太郎：…きっと違いますよね。
では、おやすみなさい。

ー田中太郎さんが退室されましたー


ー現在、チャットルームには誰もいませんー

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