5ワ 前途多難
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怠そうに腰を上げつつも獲物を逃さぬ様な目。
なんだか彼奴を思わせて嫌気が差してくる。
「少しは楽しめそうだな。後、USBは返して貰おう。」
「楽しむかっつの。そして、絶対渡さない。」
笑みを浮かべながら言いつつ攻撃を仕掛けてくる辺りまあまあ出来る方だと思う。
だが、俺の敵じゃない。
高校の時の奴等のお陰で色々覚えちまったからな。
攻撃を仕掛けては避けて(偶に当たって痛かったけど)の繰り返しの中で隙を見つければ一瞬にして終わる。
「ほらな。結局あまり奴等と変わらない。」
倒れた奴等を見つつそう呟けば全員をまとめて捕らえ終えれば側近さんに“終わりましたよ”と伝える。
少しすれば彼が来てUSBを渡す。
「これですよね?」
「えぇ、そうです。ありがとうございます。怪我大丈夫ですか?手当てしましょうか?」
そう言われれば大丈夫だと答えふぅと息を吐く。
それと同時に再び頭痛がしてくると共に目眩までしてきた。
けれど、それを表に出す事はしたくない為平気な振りをする。
「じゃあ、後はお願いします。」
「はい、此処からはお任せ下さい。あ、それと彼等の情報が欲しいので出来るだけ早めにお願い出来ますか?」
思い出した様に側近さんが言って来れば了承し“それじゃあ,また”と言えば側近さんは颯爽と後処理を始める。
それが分かれば後は関係ない為、その場を後にした。
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