5ワ 前途多難
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
奴等に気付かれぬよう倉庫に侵入し様子を伺う。
「やっと来たか。」
「えぇ、少々遅くなりすみません。此れが例の物です。」
「ほう。まぁ手に入ったならそれでいい。」
リーダー的な奴と今回の標的のやり取り。
結構ベタな展開な気もするが標的が手に持つUSBが分かると予め拾っていた小石をUSB目掛け飛ばす。
そして、見事にUSBを弾けば奴等が騒ぎ出す。
「誰だ!?」
「こんな事して逃げられると思うなよ?」
そんな事をほざきながら此方に近付いてくるのが分かれば笑みを浮かべつつ堂々と姿を現わす。
「ふは、誰が逃げるかってーの。しがない何でも屋ですよ、スパイさんとそのお仲間さん。」
挑発気味に言えば食らいついてくる。
「馬鹿にしてんのか?!」
見るからにチャラ男な奴が苛立ちながら言ってくる。
いや、お前どう見ても馬鹿そうなんだけど。
内心毒づきながらも奴等の様子を伺う。
「…奴等の差し金か。」
リーダー的な奴が顔を顰め舌打ちしつつ言う。
その後すぐに“捕らえろ”と言う言葉が聞こえれば既に戦闘態勢に入っていた雑魚どもが仕掛けてくる。
「あー、馬鹿らしい。」
小さくぼやきながらもさっさと片付けようと攻撃を避けつつ攻撃を仕掛ける。
そんな事をしつつ目的のUSBのある場所に近付くも一歩遅くスパイ野郎に拾われる。
距離的に考えればまぁ仕方ないっちゃ仕方ないが取り返さなきゃね?
雑魚どもをあしらいながらスパイ野郎に攻撃を仕掛ける。
「返して貰うぜ。」
「そう簡単に渡すと思うなよ?」
ニヤリと笑みを浮かべる相手に油断するなと思った一瞬頭にズキリとした痛みが走り且つ相手の出したナイフに気付いてなかった為反応が遅れナイフが頬を掠める。
「チッ…掠めただけか。」
若干悔しそうな顔をするスパイ野郎に苛立ちを覚えつつも頬から流れる血に早く片付けないとやばいと思えば確実に雑魚どもから倒していく。
「なかなかやるな。」
「ハン、んなことお前に言われたかねぇよ。」
雑魚どもを退けスパイ野郎と一騎打ちになり挑発しながらも確実に頭痛が増している。
早く終わらせないと。
気持ちが焦る。
それでもまだ確実に仕留める方法は考えられる。
相手に集中すれば結局数分で相手を倒す事が出来,尚且つUSBも取り返す。
そして、残るはリーダー格。
「随分余裕そうだな?」
「フン、そこの雑魚どもとは違うからな?」
今まで手を出す事はなくただ眺めてただけだからな。
しかも、特に動じる事もなく。
どんな強敵なのやら。
.