5ワ 前途多難
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目的の場所に着けば既に側近さんがいた。
フードを深く被り直しつつ近付き小声で話しかける。
「側近さん、動きはありましたか?」
「いえ、今の所は…奥から2番目の倉庫に入った事は確認出来てます。」
声を掛ければちらりと此方を確認してから答える側近さん。
声と呼び方、姿で一応確認したのだろう。
相変わらず、警戒心が強い事で。
「どうします?出て来るのを待つか突入するか。」
「人数把握が出来て居ないので心配ですが早急に奪還しないと困るので…お願いしてもよろしいですか?」
倉庫の様子を伺いながら聞いてみれば、少し考える様な素振りを見せつつも決まっていたかの様にジッと此方を見て依頼する側近さん。
うん、だと思ったよ。
俺がそこそこ出来る事を把握済みらしいんだよね。
まぁ、付き合い長いからだろうけど。
てか、一度手合わせした事あった気がしなくもないんだよね。
側近さんもなかなか出来る方ではあるが今日の場合は知り合いより知らない奴のが奪還に適しているのだろう。
弱味だのなんだのほざきそうだからな。
「じゃあ、行ってきます。万が一、外に出て来た奴が居たら頼みますよ?」
「分かりました。此方からの依頼ですのでそのくらいは受けます。」
交渉成立。
標的にバレないように倉庫に近付き窓から中を伺う。
人数はざっと5人かな。
少人数だからといって油断は出来ない。
さてと、始めますか。
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