5ワ 前途多難
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どのくらいの時間が過ぎただろうか。
いつの間にか薄暗くなっていた。
「まだだ。集中しないと…。」
仕事に没頭していたと言うのに昨日の事が頭から離れない。
苛立ちを覚えながらも振り切ろうとする。
集中…集中しないと。
切り替えようとパソコン画面を見る。
仕事依頼はいくつもある。
それに個人的に知っておきたい情報も山のようにある。
俺は闇黒蝶だ。
そう言い聞かせ再び仕事に集中する。
何もかも忘れるように…。
しかし、目の疲れと頭痛を感じればパソコンから目を離す。
「ちょっとやり過ぎたか…。」
小さく呟きつつ薄暗い部屋を見渡し光る携帯を手に取り確認する。
「…外の仕事依頼。しかも、今日中かよ。」
来ていた急な依頼に顔を顰める。
そして、日付けと内容を確認すれば溜め息をつく。
勘弁してくれ。
そう思いながらも断る事など端からする気もない為,パソコンを早急に閉じれば準備をする。
疲れが溜まっていようが関係ない。
寧ろ、今は仕事を沢山こなすことだけを考えろ。
私情を混ぜないよう言い聞かせながら集中を切らさないように無理矢理持っていく。
疲れや痛みを無視して。
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