4ワ 波瀾万丈
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理解出来ていないのを他所に無理矢理舌を捻じ込んでくる。
其処でキスされている事に気付くと抵抗するも簡単に抑え込まれてしまう。
「んッ、おり、は、りゃ…くんっ!」
息が上手く出来ない。
クラクラしてきて力が入らない。
その瞬間、ガクリと膝から崩れ落ちそうになるも折原君に支えられる。
「おっと、大丈夫かい?玲音。もしかして,初めてだった?」
「ハァ、ハァ…何の、つもり、だ…っ!」
不敵な笑みを浮かべながら尋ねてくる奴を睨みながら問う。
ほぼ何も考えられやしないが。
「何のつもりって、さっきも言ったじゃないか。俺は玲音が好きだって。だから、君を手に入れる為ならなんだってするよ。」
奴は何を言ってるんだ。
回らない頭で必死に考える。
しかし、奴の考えてる事が全く分からない。
呼吸を整えつつ言い返す。
「…ほんと、つまらない冗談は止めろ。好きだなんて、有り得ない、絶対。面白半分で俺をからかってるだけだろ…だから、嫌いなんだ、お前の事なんか。」
奴を信じる気は更々ない。
そう思いながら、奴の目を見て言い放つ。
そしたら、意外な反応に此方が戸惑ってしまった。
…奴が…一瞬、悲しそうな切なげな表情をしたんだ。
だが、それも一瞬の出来事。
すぐにいつもの笑みを浮かべた。
「やっぱり、そう簡単には信じてくれそうもないね。それに嫌いなんて酷いな。俺はこんなに好きなのに。」
そう言って俺の腕を引き抱き締める。
戸惑っている所にそうされれば抵抗するのに遅れるも抵抗する。
「っ!離せ!」
「嫌だと言いたいところだけど、今日はこの辺で勘弁してあげるよ。まだまだ時間はあるからね。」
意味深な事を言いながらではあるがあっさりと離れる折原君に対し顔を顰める。
…マジで訳が分からない。
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