story 12 予期せぬ出逢い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
*綱吉 said*
午前中までは山の様な書類も友羅が手伝ってくれたお蔭で少しは楽だったんだけど午後になって家事しに行ったきり戻ってこない友羅に痺れを切らし様子を見に行くも何処にも居なかった。
「彼奴逃げやがったな?」
午前の書類の山を見た瞬間から逃げたそうにはしてたけど。
上手く逃げた友羅に苛々しつつ書類整理を続けていた。
没頭してやっと残り一部くらいになれば一息吐こうと立ち上がり小さなキッチンに行けば珈琲を作る。
ふと外を見ればいつの間にか雨が降っていた。
「雨…さっきの天気の良さが嘘みたいだな。」
小さく呟きつつ懐から携帯を取り出し時間を確認する。
時計は17時を示していた。
時間経つの早いなと思いながら出来上がった珈琲を口にする。
友羅が帰ってきた様子もないし、彼奴は何処に行ったんだ、全く。
苛々する反面心配をする。
彼奴が帰ってこないことはないだろうけどな。
仮にも守護者だし。
「でも、本気で逃げるなら捕まえればいいだけだ。」
自分に言い聞かせるように言いつつ落ち着かせるように珈琲を飲む。
いつの間にか友羅がいる事が当たり前になってる事に気付かずに…。
はぁ…と溜め息を吐きつつ書類の山積みになった机に戻り椅子に座れば残りの書類を片付け始める。
暫く集中していたが不意に嫌な予感がし窓の方を見る。
しかし、雨が先程より強くなっているだけで何の変わりもない。
「なんだ…?」
ピンと来ないことに顔を歪める。
守護者は長期以外は居るはずだし、何か起こるとしても雲雀さんと骸の喧嘩くらい。
でも、それは結構ある事だし、それを除くなら彼奴しかいないが…。
彼奴が帰って来ないって事もないだろうし。
何処から来るのかそれだけは言える。
モヤモヤとしながらも書類を片付ける。
暫くすれば全ての書類整理が終わり玄関へと直行する。
本当に何か嫌な予感がするからだ。
.