story 2 正体不明
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若干引きつりながらも何故俺が此処に居るのかを聞いてみた。
「それより、なんで俺は此処に?」
いや、誰だって居た場所と違う場所に居たら疑問に思うでしょ。
「嗚呼…俺が連れてきた。」
やっぱり、ですか…。
てか、その笑みはなんだろうか。
嫌な予感しかしないんだけど。
「いやー、野宿っていうのも可哀想だし?」
「そ、そうか。Grazie!では、俺は―…。」
意味深に言う沢田さん。
しかも、これまた何か企んでいるようなニッコリ笑顔。
此処に長居するわけにもいかないし、厄介事に巻き込まれたくないため出て行こうとした。
が、腕を引っ張られ阻止された。
「あ、あの…沢田、さん?」
うわ、なんで腕引っ張るんだよ。
地味に痛いし。
にこやかに笑っている彼を見れば、全くもって悪いとは思っていないようだ。
「友羅…相変わらず、減らず口だね。拾ってやったんだ、勿論タダで帰れるなんて思ってないよな。」
「いや、勝手に心読んでるんだろ?心がお広いならタダで帰らせてくれると有り難いんだけどなぁ。」
何故語尾にクエッションマークがないのでしょう。
しかも、拾ってやったって何?
俺は断じて拾われた覚えはありません!
なんて思っていると俺の腕を掴む力が強くなる。
痛いです!ヤバいって!
下手したら折れる!!
「ほんと良い度胸してるよね。よし、パシrじゃねぇ、俺の部下としてたっぷりこき使ってやるよ。」
わぉ、パシりって言おうとしたよ、この人、絶対。
めっちゃいい笑顔でこちらを見ているからこえーよ。
これって拒否権あんのかな。
いや、なさそうだけど聞いてみよう!
「…因みに拒否権は?」
「ある訳ないだろ。安心しろ、たっぷり可愛がってやるから。」
ニヤリと笑う。
安心できねぇよ!!
てか、出来る奴なんてどこにも絶対いないって!
「てか、大のボンゴレ様がいきなり見知らぬ奴を部下にしていいのかよ!」
いや、普通さ、もっと警戒心持つものだろ?
敵意持ってたらどうすんだよ。
俺は別に持ってないけどさ。
「いいんだよ。友羅、敵意持ってないんだろ?もしもの時は、さ…調教すればいいんだし。」
キッパリ言う彼に呆れた。
そう言う問題ではないと思うのは俺だけ?
俺だけなんだよな、きっと。
「んじゃ、そういうことでよろしくな、友羅。」
うん。
上手く丸め込まれた。
ついでに言うなら、勝手に入れられたよ!
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