story 2 正体不明
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「…神崎友羅。」
「友羅ね…。」
何故か意味深げに呟く。
なんなんだ。
こっちはせっかくしょうがなく答えてあげたのに。
「で、友羅は何者な訳?一般人ではないんでしょ?」
早速呼び捨てかよ!
ってツッコミを入れたかったがやめておいた。
一般人じゃないって当たり前だ。
一般人がそんな詳しいわけがない。
でも、そのくらい誰でも知ってるはず。
だから―…。
「ボンゴレファミリーは有名だから偶々知ってただけだ。」
俺は賭けてみた。
賭けの結果は…。
「ふぅん…って、そんな嘘通じるわけないだろ。」
少し睨まれる。
やっぱり無理か。
超直感かな。
ある意味面倒だよね。
俺はこれ以上誤魔化しても無理だと思い素直に答えた。
「はぁ…すいませんでした…。俺は一応フリーのヒットマンです。」
「根は素直なんだな。」
答えるとそんな言葉が返って来た。
そうだよ。
俺は素直だ。
クスッと笑う沢田さんに正直イラッときた。
いやー、この人、人を苛々させるのが上手そうだな。
なんて考えてみる。
「誰が人を苛々させるのが上手いんだ?」
ニッコリ笑う沢田さん。
わーぉ、その最強スマイルで人落としそうだよ。
てか、さっきの違和感消えたー。
こっちが本性だね。
「へぇ、こっちに気付くなんてな…てか、お前、今すぐ燃やされんのと凍らされんの、どっちがいい?」
「どっちも遠慮するよ。てか、勝手に人の心読みやがって、プライバシーというものを知らないのか。」
「使えるもんは使わねぇと、な。」
なんて悠長に言うあたり大物だ。
沢田さん、顔は笑ってるが目は全く笑ってないからね。
俺は多分顔若干ひきつってるよ。
「まぁ…それは置いといて。一応っていうのが気になるけど、ヒットマンってことはそれなりには出来るわけ?」
置いとくのかよってツッコミ入れてやろうかと思ったが彼の笑みによって阻止されたよ。
そして、今も早く答えろよと言わんばかりに見つめられる。
速攻そらしたがな。
「さぁ?まぁ、大体の任務はこなせないこともないけど。」
「ふぅん…。」
いや、そんな良い顔されても。
彼の今の顔を例えるなら、新しく面白そうな玩具を見つけた子どものような顔だ。
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